あれは昨年の、12月のいつ頃でしたでしょうか。
「雪が少なくていいなぁ」
そんな言葉が、人々から聞かれていた時代がありました。
しかしながらその後の年末にかけての雪と、新年になってからの雪は皆様ご存じの通りです。
ここ札幌でも、24時間降雪量において史上最も多い記録を作るなど、結果的には「いつも以上の雪」となっております。
ここ最近は落ち着いているものの、少し前までは、当院からの帰宅後に自宅の雪かきを懸命に行い、週末にもせっせと雪かきを行い、日々汗だくの佐藤となる毎日でした。
ここで一点お伝えしておきますと、私佐藤はかなりの汗かきとなっております。
お食事中の皆様には大変申し訳ない話題となってしまいましたが、ブログのタイトルにもあります通り、ありのままをお伝えしたいと考えておりますので、そのままに綴りました。
佐藤は、家族、友人知人の中では圧倒的な汗かきであり、おそらくは町内会でも3本の指に入る汗かきではないかと自分自身では思っております。
さすがに、札幌市内のトップ10入りは厳しいにしても、コンディションによっては区内でもかなりの上位に食い込めるのではないかと感じているほどなのです。
まぁ、何の自慢にもなりませんが…。
雪かきをすることは当然想定しておりましたが、今はまだ1月ということを考えますと、今年は例年以上に除雪に時間が取られる冬を覚悟しなければならないのかもしれません。
雪かきをすれば、その量にもよりますが、やはり筋肉に疲労が蓄積します。
そして、早く終わらせようとしてペースを上げれば上げるほど、心肺機能にもなかなかの負荷がかかるのです。
さらには佐藤特有の現象として、どんなに寒い中で雪かきをスタートさせようとも、開始して5分後には暑くなり、10分後には上着がいらないほどに汗をかいてしまいます。
多くの方々がそうであるように、佐藤も、可能ならば雪かきはしたくありません。
しかし、不思議なことに、汗をかいて疲弊しハァハァしてきて早く終わらせたいはずの雪かきに対し、なぜかテンションが上がって疲労を感じなくなる瞬間があるのです。
ついさっきまでは、「もう妥協してこのあたりで終わらせよう」と考えていたはずなのに、どんどん雪をかいてしまう。
汗だくになっていることから、「細かい部分は今日のところはもういいかな…」と思っていたはずなのに、隅々まで雪かきをしてしまう。
息が上がるほどのスピードで雪をかいていたことから、「敷地内は多少滑るけど冬だからしょうがない、ペースを落とそう」と計画していたはずなのに、結局アスファルトが出るまでがしがしとハイペースで雪と氷を削ってしまう。
などなど、なぜか楽しさすら感じかねない勢いで、雪かきをしてしまう時間帯が訪れるのです。
つまり、
これ、
ランナーズハイならぬ「ユキカキーズハイ」状態であると佐藤は考えました。
ユキカキーズハイになりますと、雪かき自体が心地よい運動のようにも思えてきて、重い雪すらも気にならなくなります。
ユキカキーズハイの時は、流れる汗など気にならず、もっともっと雪を積み上げようという気分になります。
ユキカキーズハイ状態は、雪かきそのものが終了しても続く傾向にあり、なぜか庭に雪像を作ってしまいます。
そして、冷静になった瞬間にかなり疲れるのです…。
さらには、自身が作った雪像が何なのかよくわからないということに気が付きます。
ネコのような、今年の干支でもあるトラのような、ジブリ映画に出てきたあの有名キャラクターのような、でも、結局は佐藤オリジナルの謎の雪像です。
この雪像は、その後の降雪によってシルエットが若干変わり、より謎感が深まります。
気温が上昇して雪像が溶けかかった際などには、謎感どころかちょっとしたコワさが出てきてしまうのです…。
もし、薄暗い中で佐藤の自宅の敷地内に足を踏み入れた方がいらっしゃったとしたら、この雪像を見るとかなり驚くことでしょう。
ある意味、ユキカキーズハイというのはおそろしいものです。
佐藤、雪を捨てる場所を確保するため、庭の雪山を踏み固めてスロープを作っております。
通常の雪かきであれば、スノーダンプを使ってスロープを駆け上がり、ただ単に雪を捨てるだけになりますが、ユキカキーズハイの時にはそれだけでは収まりません。
なぜか、一か所だけ小高い丘のような場所を作ってしまい、時折その上に登ってしまいます。
そして、カーポートの屋根にも届きそうな高さの雪の丘の上で、汗をかき、息が上がり、ユキカキーズハイ状態の佐藤は、なぜか手に持っているスコップを空に掲げるのです。
まるで、ついに今伝説の剣を抜いた、といった雰囲気を醸し出しながらです。
ただ、実際には、太ったおじさんが手稲区のマスコットキャラクターである「ていぬくん」のタオルを頭にまいて、雪かき用のスコップを持ち上げているだけなのですが…。
ユキカキーズハイは本当におそろしいものです。
スコップを空に掲げながらふと我に返れば、ご近所さんの目線が気になります…。
しかしながら、ユキカキーズハイ状態があるからこそ、今年のような冬と雪かきであっても乗り切れるといった側面もあるのです。
そうでなければ、疲れた時点で、「ていぬくん」のタオルが雪と汗でびっしょびしょで重たくなって水が滴り落ちるほどになった瞬間に、雪かきはやめてしまうかもしれません。
ユキカキーズハイと上手に付き合うこと、これが大切だと佐藤は思うのです。
そんなわけで、本日は佐藤がかなりの汗かきであることと、ユキカキーズハイ(佐藤が勝手に名付けただけですが)についてお伝えしました。
ブログをご覧の皆様の中で、自分もユキカキーズハイによくなるという方、佐藤に負けるはずもない汗かきキング(またはクイーン)だという方、謎の雪像をよく作るという方、伝説の剣を抜いた経験があるという方、などがいらっしゃいましたら、ぜひ佐藤までご一報ください。
まだまだ冬は続きますが、雪かき中のケガには十分に注意し、しっかりとした感染対策を継続して乗り切りましょう。
それでは。