まだまだ本格的な冬が続いているという感じの最近でありますが、皆様はお車がスタックしたなどはありませんでしょうか。
と、書いてみましたが、実は佐藤、この一文だけでややこれまでにはない感覚を覚えております。
それは何かと言いますと、この「スタック」という言葉です。
使う場面としましては、雪深い道路や凍結してできた道の溝などに車両が埋まったり挟まったりして身動きが取れなくなった時が圧倒的に多いかと思います。
ニュースなどでも頻繁にスタックという言葉が使われておりますし、佐藤の周囲でも同様でありまして、当院スタッフにおいても「昨日の夜スタックしちゃって困ったよ」とか、「出勤途中で3台もスタックしている車を見た」などと話しているのをよく耳にするのです。
ただですね、このスタックという言葉、こんなにも当たり前かのように使われるようになったのは最近である、と感じているのは佐藤だけでしょうか。
もちろん、これまでにもこのワード自体はあったわけで、色々なところで目にしたり聞くことはありました。
しかし、誰しもが日常会話の中でスタックと使っているのは最近のような気がして、少し前まではごく普通にそのままに「車が埋まった!」と言っていたように思えるのです。
このあたり、なぜこんなにもスタックが一般的になったのか、その理由はわかりません。
まぁ、もしかすると、皆様の中では昔から使っていて、佐藤がただそのように感じているだけなのかもしれませんが…。
このようなことを書いていますと、佐藤的には、スタックも良いけれども、何かこう、もっと違う表現はないものかなと思えてきました。
たとえば、「にゅろ~ん」などはどうでしょう。
「いやぁ、まいったよ、昨日は家の前で車がにゅろ~んしちゃってさ」
などと使いまして、大変な事態であるスタックを少しソフトな表現にできないものかと思っての提案となります。
なぜ、にゅろ~んなのかと言いますと、まぁ、感覚ですね…。
あとは、「ザブーン」なども良いかと思います。
「うっわぁ、この道ザックザクで雪が深そうだから、へたしたらザブーンだな」
と、使ってみると、なんだか浴槽に元気に入るような雰囲気すら漂って、困った感が多少減るような気がしなくもないような、あくまでも佐藤的にはですが、そんな気持ちになれそうです。
他には、「動心静揺」を思いつきました。
「どうしんせいよう」と読みます。
様々な出来事や動きに惑わされることなく、心を静かに保って気持ちを揺らすことなく構えましょう、という意味ですね。
意味ですね、と言いますか、佐藤が今作った造語となります。
「今朝は通勤途中で動心静揺している車を1台、お昼休みには職場の駐車場で同僚が動心静揺だったので1台、帰り道ではあちこちで動心静揺だったので3台、ご近所さんも動心静揺だったのでそこでも1台、今日1日で6台も動心静揺の車を救出したよ」
のような感じで使いますと、なんとも落ち着いていてカッコイイなぁと思えなくもない、それでいて焦りがちなスタックに冷静に向き合える、ような気がしますよね。
さらには、「エリザベス・ビューティー」だとどうでしょうか。
どうしても、車が雪に埋まって動けなくなるというのは決して見映えのよいものではなく、そこには焦りとか力仕事とか汗とか労力とか助けてくださる方への申し訳なさとか、そんな感情が伴ってしまいます。
そこで、この言葉の登場となるのです。
「こんばんは。ニュースをお伝えします。昨夜からの大雪により、札幌市内では各所でエリザベス・ビューティーとなる車が相次ぎました。今もなお、除雪が追いついていない状況です。現場から中継がつながっています。佐藤さん、お願いします」
「こんばんは、手稲区内の住宅地に来ております佐藤です。つい先ほど、あちらの交差点で1台の車がエリザベス・ビューティーになっておりました。また、その僅か10分ほど前には私達の目の前を走っていた車両がエリザベス・ビューティーとなり、私やスタッフ達、そして住民の皆さんと共に救出をしたという状況です」
「なるほど。かなりの降雪の後にこの気温ですから、よりエリザベス・ビューティーが起きやすい道路状況になっていそうですね」
「はい、私達がこの場所に来るまでにも、何台もの車がエリザベス・ビューティーで動けなくなっているところを目撃しました。車がやっと1台通れるかどうかという道路が多くなっておりますので、お互いに譲り合った際に溝にはまってしまいエリザベス・ビューティーが起こるという事態もかなりありそうです」
「そうですか。佐藤さんもぜひ気をつけて取材を続けてください。現在札幌市内では各地でエリザベス・ビューティーとなる車が多発しております。ぜひ、皆様もお出かけの際には気をつけていただき、エリザベス・ビューティーに備えた牽引ロープなどのご準備をおすすめいたします」
と、いう感じですね。
なんとなく、響きは良いものの、言葉自体が長いので使いにくいでしょうか…。
あれこれ考えればまだまだ候補は出てきそうですが、文章自体も長くなりそうですので、このあたりにしたいと思います。
こう見てきますと、まぁ、スタックはよくできている言葉と言えるのかもしれません。
よくできていると言いますか、意味合いそのままに、でもありますしね。
シンプルに埋まる、埋まった、よりもすでにスタックの方がちょっとだけソフトなのかなとも思えてきました。
ここ最近でスタックを使用する方が増えていると感じている佐藤であり、また自身も使っていくことにはなりそうですが、本日ご紹介したいくつかの案についてもぜひ浸透してくれたらなと考えております。
自らが積極的に使うとすればどれか、と言いましたら、やっぱり「エリザベス・ビューティー」でしょうかね。
こちらもまた特に大きな意味のない、なんとなくの感覚と閃きでつけておりますが、佐藤の場合は自分がスタックしても他の方のスタックを助けても、どのみち極寒とは思えないほどに汗をかきますので、少しでも美しさを感じるイメージが良いのではないかと考えております。
ちなみに、今回の冬は他の方のエリザベス・ビューティーを助けたことはあっても、幸いにして佐藤自身がエリザベス・ビューティーとなる事態にはなっておりません。
まだまだ油断をすることなく、一度もエリザベス・ビューティーにならぬまま春を迎えられるように、慎重且つ時に大胆に道を選択し運転したいと思います。
今後、皆様がどこかでスタックしたり、そのようなお車を助ける際に、どこからともなく、
「いやぁ、ここにきてにゅろ~んか、まいったな…」とか、
「ザブーンしちゃいました?助けますよ!」とか、
「動心静揺してしまいまして、申し訳ないのですが、押していただけませんか?」とか、
「今日はあっちこっちでエリザベス・ビューティーが多いですから、お互い様ですよ」とか、
そんな言葉が万が一聞こえてくるようなことがありましたら、その方はこのブログの読者である可能性が極めて高くなりますので、ぜひ、お気に入りの記事の一つでも情報交換する落ち着きを出しつつ、力を合わせて脱出していただけましたら佐藤としましても大変幸いです。
それでは。