フロントガラスのただならぬ凍結。

2023年2月24日金曜日

t f B! P L
こんにちは。佐藤です。

まだまだ寒い日が続いており、雪は降る、風も強い、道は滑るの毎日ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

冬の時期に活躍するものはたくさん存在しておりますが、その中の一つとして「エンジンスターター」があります。

朝、寒い日の出勤前などは事前にエンジンスターターを使ってエンジンをかけておくことで車内がいくらかは温まっておりますし、何よりも、フロントガラスの雪や氷が溶けることで迅速に出発できるのは大変助かるのです。

さて、先日のこと、かなりの冷え込みがあったためか、出勤前にエンジンスターターを使ったにもかかわらず、フロントガラスの氷が溶け切っていないという日がありました。

おそらくは、前日の帰宅時に降っていた雪が車内の余熱によって溶けたものの、その後すぐに気温がどんどんと下がり、凍ってしまったのだと思います。

平らできれいに凍っていたのであれば、エンジンスターターでいつも通りに氷は溶けたのでしょうが、その日はぼこぼこざくざくな感じであった上に朝の冷え込みがすごかったことから完全には溶けなかったのです。

しかしながら、そんな時に限ってあまり時間がないという状況でして、佐藤は困りました。

車の雪を落とすブラシの一部を使用して、氷をガリガリと削るのが一番確実なのはわかっておりましたが、そのような時間がなかったのです。

佐藤は、フロントガラスに温風を最大限にあてながら、ワイパーを何度も動かしてみました。

すると、事前にエンジンをかけてあった効果もあり、フロントガラスの氷はワイパーによって少しずつきれいになっていったのです。

ただ、それでもやはり完璧な状態ではありませんでした。

でも、時間はありません。

数秒間悩んで、佐藤は決めました。

よし、行こう、と。

幸い、フロントガラスの上部と下部、さらには運転席から見て右端、そして助手席側は氷が溶けて視界が確保されておりましたので、運転をするには支障がなかったのです。

いえ、正確には、体勢を気にしなければ運転はできましたというのが実際でした。

そんなわけで、佐藤、もんのすごい前傾姿勢になってフロントガラスの下の部分から前方を確認したり、時に伸びあがって上の部分の氷がないところから周囲を見渡したり、首を伸ばせるだけ伸ばして左右の視界良好区域から安全を確認したりして運転していたのです。

佐藤の中では、エンジンが温まることですぐに全部の氷が溶けるだろうとの思いでおりました。

ごく僅かな時間だけであれば、限定的で且つ微妙な状況のフロントガラスで運転をしても、なんでもないだろうと考えていたのです。

しかし、ちょうど真ん中のところに残ったぼこぼこざくざくで視界を遮っている氷は、全くもって溶ける様子がありません。

それどころか、車を走らせることで冷えに冷えきった風がフロントガラスにどんどんあたり、ワイパーを使ってできた水の膜などはすぐに薄っすらと凍り始めているほどなのです。

それでも、正直なところ、運転そのものにはそこまで大きな支障はありませんでした。

氷によって視界を遮られている場所は、フロントガラスの運転席側の中心部、佐藤がフラットな状態で座っている時の顔の辺りだけなのです。

ただ、やはり問題は姿勢でして、かなり無理な体勢で運転をするというのは予想以上に窮屈であり、大変なものでした。

そのため、体を休める必要があったのですが、時間がない状況で出勤中の佐藤としましては、休憩できるのは信号待ちの間、そして雪によって狭くなった道において前方から来た車に道を譲っている間だけだったのです。

佐藤は、信号待ちや道を譲っている時だけは、普段と変わらない体勢で座り、その状態では全く前が見えなくとも、次なる運転に向けて腰やら首やらをリラックスさせておりました。

すると、何でしょう、これは気のせいかもしれませんが、対向車線で止まっている方や、佐藤が譲ったことで横を通り抜けて行った車の方々の視線がやや気になったのです。

確かに、佐藤の車のフロントガラスは、全くもって望ましい状態ではありませんでした。

部分的とはいえ、ざくざくの氷がついたままですから、周囲の方々からするとあの車大丈夫かなと感じたとしても不思議ではありません。

それでも、佐藤的には姿勢の問題を除けばしっかり安全を確保して運転できておりましたし、あとは時間が全てを解決して、オールクリアなフロントガラスが登場するだろうと信じていたのです。

その直後、再び信号待ちとなり、佐藤は体勢を本来あるべき位置に戻してリラックスしていたのですが、その時にハッとしました。

目の前、佐藤の顔のところに絶妙にマッチしたポジションの氷、他の場所は溶けているのに、そこだけがぼんやりとした視界になっている…。

つまり、

これ、

簡単に言いましたら、

佐藤の顔、モザイク状態なのです…。

もちろん、実際に対向車のドライバーの方々が本当に佐藤のその状況を気にしていたのかどうかまではわかりません。

しかし佐藤が僅かに感じた見られている感、これが正しいのだとすれば、信号待ちや狭い道ですれ違った対向車の方々は、顔にモザイクをかけた状態で運転席に座っているおじさんを目撃していたということになるのです。

これはちらちらと見たくなるよなぁ、と思いました。

たまたまこのような状況になっただけではあるものの、氷の形や大きさ、凍っている場所と範囲、透明度具合などを考えれば、「この人、あえてモザイクを作って顔を隠しながら運転しているのか!?」と思われても仕方がないのです。

もし佐藤が逆の立場であったとしたら、驚きと共におもしろくもありますが、運転は大丈夫なのか、正体は誰なのかとかなり気になってしまいます。

きっと、すれ違う瞬間には、車の横の窓から運転席をのぞき込んでしまうことでしょう。

まぁ、佐藤の場合はそのようなことはせずとも、放っておけば超前傾姿勢になってフロントガラスの下の部分からひょっこりと正体を現すのですが…。

とにかく、佐藤の場合は時間がない中でこのような状態になったわけですが、ブログをご覧の皆様におかれましては安全面の確保はもちろん、モザイクによって周囲のドライバーの方々の集中力を低下させてしまわぬよう、フロントガラスの氷には十分ご注意ください。

佐藤がモザイク状態で走行していた時間は短いものでしたし、やがて氷はしっかりと溶けてきましたので、そこからはいつもと変わらず全てがクリアな視界の中で運転を続けました。

ただ、顔付近の氷が溶けてきてからは、鼻、口、目、と徐々に佐藤の正体が明らかになってきておりましたので、その過程ですれ違ったドライバーの方々からすれば、顔の一部分だけが見えている状況は気持ち悪かったかもしれませんが…。

しかも、ご紹介した出来事の行程は、全て住宅街での低速運転中でしたので、より目撃しやすかったと思われますし…。

特に目の部分だけが凍りのモザイクで覆われているのは、佐藤的には全くもって好ましい状態ではありませんしね…。

冷え込みが激しい日の朝などは、これまで以上にエンジンスターターを長めに使用したり、時間にもっと余裕を持つなどして対策をしていきたいと考えております。

今回のように、冬や雪、そして凍結などが佐藤にブログの話題を提供してくれているところではありますが、気持ちとしてはただ一つであり、「早く春になってほしい!」、それだけです。

皆様、安全運転を心がけ、転倒や落雪に注意しつつまだもう少し続く冬を乗り切りましょう。

それでは。

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