先日、佐藤は大学時代の親友との再会を果たしました。
と、言っても10年以上のブランクがあってなどではなく、約1年半振りに会ったのです。
本来であれば昨年の11月に会う予定でしたが、佐藤が腰を痛めたこともあって延期になり、その後の12月に再調整を試みたものの難しくて再延期となり、今年の3月中旬に予定を組んでいた日はブログ内でもお伝えした佐藤の喉や鼻を中心とするコンディションの問題がありまして、再々延期となっておりました。
そんなこともあり、お互いに直前の直前までは大丈夫か、今度こそ再会できるのか、何も問題はないかと心配になりながらその日を迎えたのです。
結果としましては、お互い何もなく、無事に、健康的に、そして予定通りに集合場所に到着することができました。
今回、食べたり飲んだりする場所として佐藤がチョイスしたのは、札幌市内のあるJR駅の目の前で営業しているお店です。
まぁ、率直にお伝えするとすれば、市内に多数ある駅の中でも、けっこうマニアックな、静かな場所でして、なぜそこで!?と驚かれる方も多いかもしれない地域を集合場所にいたしました。
ただ、この場所、佐藤としましては大変思い出深いところでして、大学時代からその後の社会人まで約10年間ほどを暮らしたマンションの最寄り駅なのです。
社会人になった以降だったと思いますが、ある時、その駅の前としては珍しい居酒屋さんがぽつんと誕生しまして、気になるなぁ、行ってみようかなぁ、と悩んだままやがて引越しをしてしまい、そのままになっておりました。
ところが、少し前にたまたまテレビを見ていた際にそちらのお店が紹介されておりまして、これはぜひとも行ってみなければと思い、予約をしたのです。
実際に訪れてみての感想としましては、実に、これがもう、とてもとても、美味しくて居心地の良い素晴らしいお店でした。
水産会社直営のお店ということで鮮魚が特に美味しく、またリーズナブルな価格でお好み寿司を一貫から注文できたのがとても良かったです。
カマ焼き、あさりの酒蒸しなどもかなり美味でありましたが、魚介だけではなく、天ぷらや焼鳥も非常にレベルの高いものでした。
ただ単に揚げている、焼いているのではなく、衣はサクッと、表面は香ばしく、なのにとてもほわっとした柔らかい仕上がりになっていまして、一口食べると閉じ込められていた旨味が広がるなど、食感、味そのもの、香り、全てにおいて秀逸な料理になっていたのです。
佐藤、近隣に住んでいた時に勇気を出して入ってみればよかったな、とかなり後悔いたしました。
現状の佐藤の居住地からですと、はい、これがなかなかに手間のかかる手段でなければ訪れることができないのです。
ただ、とにかく、長年気になっていたお店はとても素晴らしく、親友ともぜひまた来たいねとのことで意見が一致しております。
久し振りに会った親友との会話ですが、予想通りに、これまでと変わらず大変盛り上がりました。
内容としましては、楽しい話題、嬉しい話、懐かしい思い出、参考になること、年齢を感じる出来事、へぇ~と思わず口に出るもの、そしてなかなかに大変で悩みの部分、などなど、実に色々だったのですが、たくさんの会話をする中で佐藤的に最も強く感じたのは、
やっぱり友達はいいなぁ!!
と、いうことです。
それが親友となればなおさらでして、若かりし頃の、「うおぉぉ~!!」とか「おりゃー!!」とかの恐れを知らない行動も、「まぁ、勢いとセンスで何とかなるっしょ!」という適当さも、ここでは記せないお恥ずかしいエピソードも、年齢を重ねる中でのお互いの苦労や努力や成長も、全てを知るからこそ、会った時には抜群の安定感や真の楽しさがあるのだと思います。
気兼ねなく、ありのままの自分で何でも話せるということは、とても大事です。
現在はお互いの状況的にも頻繁に会うというのは大変であり、親友が声をかけてくれることにより1年に1回程度で実現しているのですが、佐藤にとってもこの機会、時間はとても大切だとあらためて感じました。
当たり前ですが、佐藤には佐藤の、親友には親友の、日々の生活があり、それらは会って会話をする時間の何百倍もの長さになります。
その中で、お互いに大きなことから些細なことまで色々とあり、約1年という期間を経て会う日がやってくるわけですが、何かこう、話しをしている時間というのは短いながらも過不足がないような、ギュッと大切なことが濃縮されているような、エッセンスが詰まった会話になっている気がするのです。
それもまた、お互いのことを良く理解した、気の合う関係性だからこそかもしれません。
今回のお店でも、次は焼鳥を頼もうかとなった際、親友が「例によっておれと言えば…」と言いかけた瞬間に、佐藤は「あぁ、うん、つくねでしょ!」とすぐにわかりましたしね(笑)。
その親友は昔からつくねが好きであり、「○○(親友の名字です)つくね評価委員会」だったか何かを名乗り、訪れたお店につくねがあれば必ず食べて評価をしていた気がします。
もしかすると「○○つくね鑑定委員会」だった可能性もありますが、佐藤、委員会の所属メンバーや構成や実態は把握しておりませんでした…。
また次回に親友と再会するのは少し先になりそうですが、昨年は延期により会う機会が0でしたので、できることならば今年はもう1度、どこかのタイミングで食べたり飲んだり語ったりの日を作れればと考えているところです。
その親友は常にこのブログをチェックしてくれておりまして、自宅でのリラックスタイムという大切な時間にいつも読んでいるとのこと。
とてもありがたいことですし、嬉しいですし、それを聞いてますますがんばろう、もっともっと佐藤らしさ全開でありのままにそのままに、書きたいことを書きたいように、恥ずかしがることも恐れることも考え過ぎることもなく、自分を信じて佐藤を信じて進んでいこう、と思いました。
まぁ、それでも書ける内容は決して立派なわけではなく、また皆様のお役に立てるものばかりではないと思いますが…。
それでも、ブログを読んでくださる皆様からいただく感想、ついつい読んでしまう、ほっこりするので良い、などは親友も同じように感じてくれているようでしたので、やはりブレることなく、自身の感性を大切にしながら綴っていきたいと考えております。
さて、4月に入りましたので、新しい生活がスタートしたりこれまでとは違った環境になって、新たな出会いがあったという方々も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
ぜひ、そのような縁は大切にしていただき、たくさんの出会いの中から親友と呼べる存在を一人でも多く作ることを佐藤はおすすめいたします。
親友がいれば、それは何年経っても楽しさや笑いを生み出してくれるでしょうし、自分を支えてくれることにもつながるはずです。
ちなみに、佐藤、ご紹介したお店の後は、お互いの帰宅時の展開を考えて主要JR駅近郊に移動してからもう一軒と最初から企画しており、その手段としてタクシーを想定しておりました。
なぜなら最初のお店の目の前にはお伝えした佐藤思い出のJR駅があり、その東口にも西口にもタクシー乗り場があるからです。
ところが、親友との待ち合わせをした夕方の時点でタクシーは1台も見かけず、まさかと思いつつ食べ飲み後に外に出てみたところ、やはりどちらの出口にもどこにも全くいませんでした。
「タクシー乗り場って書いてあるのにこれじゃあ降り場専用だよね…」
そんなことを親友と言いながら、目的地を目指して歩きながらタクシーを探したのですが全然見当たらず、そのまま1km以上を徒歩で進みまして、その後にようやく1台、走っているところを停めることに成功しております。
ここまで来たらそのまま歩きでも、というようなことも一瞬は思いましたが、佐藤も親友も反対車線を含む全ての道路に目を向け、必死でタクシーを探してしまいました。
このあたり、少しでも楽をしたいという気持ちが、やはりおじさんだなと思います…。
大学生の頃であれば、そのまま歩くか、走るか、思い切ってヒッチハイクをしてみるか、別の友人に電話をして「すぐ来てほしい。そしてそのまま飲みに行こう。あと、帰りは家まで送ってほしいからノンアルコールでよろしくね」などと笑顔で言っていたことでしょう。
それにしても、佐藤思い出の駅の前には1台もタクシーがいないとは、やはりドライバー不足問題が関係しているのか、それともその近郊がかつてほどは賑わっていないのか、当時とは違う風景に色々と思うところはありました。
無事にタクシーには乗れたものの、次のお店は佐藤がリサーチした時とは状況が異なっており、まさかの到着してから12分後にはラストオーダーという事態には慌てましたが、閉店までには時間がありましたのでさらに親友とは様々な会話ができ、実に楽しかったです。
今後も、佐藤は佐藤らしく、親友は親友らしく、自分の道を歩みながら、短い時間ながらも定期的に合流をしては再び前に進むエネルギーを蓄えつつ、笑いと癒しと懐かしさでいっぱいの会話を楽しんでいきたいと思います。
では皆様、新年度、新しい日々を全力で楽しみながらがんばりましょう!!
それでは。