またの名を、班長の佐藤と申します。
と、いうわけで佐藤、今年度は町内会における班長を務めさせていただくことになりました。
そうは言いましても、決して、
「ハイ!ハイハイ!私!私佐藤にぜひとも班長をやらせてください!」
などと立候補したわけではありませんし、
「ここは我が町内会をより良いものにするために、佐藤がひと肌脱がねばなりますまい」
と、あふれ出す責任感からの就任でもありませんし、
「まずは班長からスタートし、その次は複数の班をブロック単位で束ね、それから町内会の役員となり、副会長、会長を経てやがては連合町内会の会長に…!!」
などというように町内会の中でのステップアップを目指しているわけでもなく、
まぁ、簡単にありのままの気持ちをお伝えしましたら、「順番だから仕方ないよね…」というのが正直なところなのです。
ただ佐藤、班長を務めるのは初めてのこととなりますので、不安はあります。
本来の順番でいけば昨年が担当であったようなのですが、「引越してきてすぐだと大変でしょうから」という町内の皆様の優しさがあり、就任を一年先延ばしにしていただいたのです。
先日の土曜日、各班長などに対して、町内会における役割やお仕事についての説明会が開催されたため、佐藤は参加してまいりました。
予想していた以上にかっちりと式次第があったことに驚き、想像以上に大ベテランの方ばかりなことにもびっくりし、同年代の班長さんはほぼいない状況の中ではありましたが、無事に説明会を終え、お仕事についてはしっかりと理解してきております。
途中の質疑応答では、若干微妙な質問と、やや曖昧な回答があったことから、佐藤、ついつい、
「今後のことを考えましたら、それはこうして、こちらはこのようにして、こっちの課題は皆さんで検討することとし、本日は本題を進めてみてはいかがでしょうか」
と、発言しそうになったのですが、新参者であり且つこのおっさん佐藤においても大ベテランの参加者の皆様からすれば若手ということになりますので、
「おい、若造、あんたみたいになぁ、よそもんに何がわかる!わしらにゃあわしらの、この町にはこの町のルールがある!口を慎まんか!」
などと怒られてしまうと切ないですし、反対に、
「それはすごくいい意見だな。よし、YOU!もう今日から町内会の重役担っちゃいなよ!」
と、万が一の高評価をいただいてもそれはそれで荷が重いわけでして、佐藤、静観しつつ状況を見守っておりました。
誤解なきように念のためにお伝えしておきますと、上記は佐藤の妄想も含まれておりますので、参加していた町内の皆様は決して怒り出しそうな方はおりませんでしたし、佐藤をよそ者と考えるのではなく、お気遣いいただき、受け入れていただいておりますので心配はご無用です。
さて、そんなこんなで班長としての1年がスタートしたわけですが、どうなりますでしょうか。
まずは、最初にして最大の任務である「町内会費の集金業務」があるわけですが、担当地区の中には初めてお会いする方もおりますので、多少の緊張感があるのは確かです。
ただ、今後も長きにわたりお付き合いのある皆様ですので、佐藤がこれまでに培ったコミュニケーション能力を最大限に発揮し、時折僅かな笑いをとることにもチャレンジしつつ信頼関係を築いて、無事に集金を完了させたいと考えております。
佐藤の自宅がある町内会は地区の中でも比較的大きな部類に入りますので、今回参加した説明会も感染対策の関係から二部制になっていることから、まだまだお会いしたことのない役員の方、班長さんがいらっしゃいます。
できれば、同じような年代の班長仲間、引越してきてまだそれほど年数が経過していない新人班長さん、数々の班長を指導育成してきたプリセプター班長さん、などともお知り合いになれればと思いますが、行事なども限定的な今、なかなかそのような機会は難しいのかもしれません。
まずはできるところからと思い、説明会終わりには会場であった会館の事務局の方にご挨拶させていただいたところ、ごくご近所にお住まいであるということがわかりましたので、今後はお力添えをいただきたいと考えているところです。
ちなみに、佐藤が担当しているのは「3班」なのですが、説明会に参加するにあたり、忘れないように心の中で「3班、3班」と呟いておりましたら、それがやがて「3班、さんぱん、サンパン、シャンパン」と頭の中で変換されてしまいました。
初班長に対してのプレッシャーからくるものなのか、たまたまなのかはわかりませんが、佐藤の大好きなものが自然と浮かんできましたので、せっかくであれば「シャンパン班長の佐藤」という呼称を広めていくというのも一つなのかもしれません。
「大丈夫かなこの人…」と、心配されてしまうかもしれませんが…。
ブログをご覧の皆様におかれましては、班長や町内会役員に関するご経験、アドバイスなどありましたら、ぜひとも佐藤までご一報ください。
それでは。