まだまだ路面状況としては油断のできない日々が続いておりますが、車を運転される皆様におかれましてはどのようにお過ごしでしょうか。
春が近づいているとは言っても、雪が降れば道路はもさもさ状態となり、それらが踏み固められれば圧雪アイスバーンになり、道幅も狭くなり、除雪や排雪が入って走りやすくなったかと思えば路面が凍り、日中に気温が上がれば夜はブラックアイスバーンとなり、場所によってはデコボコやすり鉢状であったりと、とにかく注意が必要な毎日かと思います。
佐藤としましても、前後の車間距離を取るのはもちろん、左右の距離感も大切にしておりますし、基本的なことではありますが、急ブレーキや急ハンドルなどがないように配慮しながら安全運転を続けている日々です。
先日、テレビを見ていましたら、冬道運転というのは「予測」がとても大切であると紹介されておりました。
こちらはおそらく冬も夏もどちらにも当てはまるのではと佐藤は思いますが、「滑るのでは」、「車が出てくるかもしれない」、「人が飛び出てくる可能性がある」、「止まれないかもしれない」、などなど、様々な想像力を働かせて予測をし、その対策を早めに行うのが安全な運転には重要とのことです。
よって、運転中は常に先々の展開を予測してそれに対応したり準備をするということになります。
たとえば次のような感じです。
「昨夜の雪で路肩の雪山が大きくなっているな」
「こうなると、雪山で姿が見えていないだけで交差点には歩行者がいて、横断歩道を渡ってくるかもしれない」
「渡ってくるだけならばこの速度でもいいけれど、飛び出してくる可能性だってあるわけだからもっと減速しよう」
「でも、飛び出してきた後に滑って転ぶこともあるかもしれないから、念のために一時停止した方がいいな」
「ただ、よく考えたら横断歩道の手前にある路地からだって人が出てくることが考えられる」
「と、なれば、横断歩道より前の路地のさらに前で減速して、いやいや、転倒リスクを考えたらそこで一度止まるのが安全だ」
「一度止まるとなれば後続車両に気をつけつつ自身の車もスリップにも気をつけなければ」
「ただここは道も狭くなった住宅街。自分が停止すると交通の妨げになる可能性だってある」
「そうなると、横断歩道より前の路地のそのさらに前の住宅街からもっと前にある大きな通りの段階で止まって安全確認が必要だな…」
「しかしなぁ、それだと横断歩道も路地も遠過ぎるから、ここはルートを変更した方がいいかな」
「よし、じゃあ、大きく迂回して違う方向から先に進もう」
「さて、ぐるっと回ってみたけども、この先の交差点には昨日の雪でできた雪山があって見通しがよくないな」
「そうなると歩行者がいるけども雪山で見えないだけで、横断歩道を渡ってくるかもしれないな」
はい、というわけで振り出しに戻りました。
このパターンだと、延々とぐるぐるぐるぐるして先に進めませんね…。
他に考えられる予測パターンとしては以下のものもあります。
「ちょっと出かけようと思うけども、夜になって急に冷え込んできたから路面も凍っているだろうし危ないな」
「家の前は大丈夫だけど、目的地に行くには橋を通るから、そこなんかは特に滑るかもしれない」
「もしもそこで滑ったら、その後は下り坂になっているからかなり危ないだろうな」
「下ったところが普通の路面ならまだしも、もしかすると橋の上で滑った人達がブレーキを踏んだりしてよりスリップしやすくなっている可能性だってある」
「橋の上で滑ってから下ったところでスリップしたら、そのまま回転してしまう危険性もあるな」
「回転してしまったら、歩道に乗り上げて電柱にぶつかってしまうかもしれない」
「電柱にぶつかると、その衝撃で折れてしまうかもしれない」
「電柱が折れてしまうと、それによって停電が発生するかも」
「停電が発生したら付近が暗くなって見通しが悪くなる」
「そうなると先ほどの橋の上で滑って下ったところでスリップした後に回転して電柱にぶつかる車が次々に増えてしまうかもしれない」
「そうすると電柱も次々に倒れていき、ますます停電が大変なことになり、広範囲に及んでしまい、佐藤の自宅の冷蔵庫にも影響が出るかもしれない」
「冷蔵庫にも影響は出るということは当然冷凍庫にも大きなダメージがあるわけで、冷凍食品などはすぐに溶けてしまうだろう」
「と、いうことは、楽しみにとっておいたアイスも全て食べられなくなってしまう」
「ならば、出かけて橋の上で滑って直後の坂でスリップして回転して電柱にぶつかって停電になってアイスが食べられなくなる前に、今必要なのはアイスを食べることかな。よし、家にいよう」
と、いうことで、お出かけできずに家に留まることになってしまいました。
まぁ、このような予測ですと、いつまで経っても家から出られないことになってしまいますね…。
もう一つ、想定される予測としては次のようなものもあります。
「うっわぁ…、すっごいホワイトアウト。何にも先が見えないな…」
「気をつけないと、もしかするとすぐ目の前に車がいるかもしれない」
「その車の前には、吹き溜まりにタイヤがはまってしまい、抜け出せずに立ち往生している車がいるのかもしれない」
「さらにその車の前には、埋まっている車を助けようとしている人達がいるのかもしれない」
「その人達の前方では全く前が見えないものの、なぜかぼんやりとした風景だけは視界に入ってくるのかもしれない」
「ぼんやりとした風景の中には、見慣れない扉があるかもしれない」
「その扉は猛吹雪の時にだけ登場する、違う世界への入口なのかもしれない」
「違う世界に行くと、今のこの世界とは何もかもが左右逆かもしれない」
「しかも自分と全く同じ人物がその世界に暮らしているのかもしれない」
「左右逆の世界で暮らす佐藤を客観的に見ると、その体型にショックを受けるのかもしれない」
「その世界に行くと吹雪が収まり、扉が消え、元の世界に戻れなくなるかもしれない」
「その世界から元の世界に戻る方法を探すために、旅に出ることになるかもしれない」
「旅の途中で仲間と出会い、幾多の謎を解き、人を助け、村人を救い、船や気球を手に入れてさらに新しい土地へと向かい、姫を助けて財宝を手にし、勇者として町の英雄になるかもしれない」
「こっちの世界での暮らしもいいかもな、そんなことを思いながら町の人々との宴を楽しんでいると、仲間の一人が慌てて報告に来るかもしれない」
「外が急な猛吹雪になって、扉が現れたと言うのかもしれない」
「扉の前に立ち、後ろにいる仲間と町の人々からの視線を感じ、逡巡するのかもしれない」
「左右逆の世界に暮らす佐藤から、行けよ、お前の暮らす世界が待ってる、と促されて、こくりと頷いて扉を開けることになるのかもしれない」
「扉の向こうに出ると元の世界に戻っており、車内から見える景色は相変わらずのホワイトアウトで身動きが取れなくなっているのかもしれない」
「何だったんだろう…。ホワイトアウト、左右が逆の世界…、今のは、夢か…?でも、ずいぶんと長い時間、そして長い冒険だったけど…。と、独り言を呟くのかもしれない」
「すると、あれっ!?ここって??そんな声を出しながら目覚めて体を起こすと自宅のソファの上かもしれない」
「そう言えば、ものすごい吹雪の後に雪かきをして、とても疲れて眠ってしまったんだった。あれは全部夢だったのか、と気が付いてほっとするのかもしれない」
「しかしながら外を見ると再び吹雪になっており、除雪をしたところが全て雪だらけになっていてがっかりするのかもしれない」
「でもまぁ、これもブログにできるしな、とポジティブに捉えていつもの佐藤の週末が過ぎていくのかもしれない」
そんなわけで、え~、何かこう、予測後はどこかで見聞きしたことのあるような展開祭であれこれ綴ってみましたが、いかがでしたでしょうか。
一つ言えることは、今回のブログ、とにかく括弧が多くなりましたね…。
何やら話も逸れてしまいましたが、大切なのは安全運転のためには予測が大事ということです。
佐藤もその通りだと思いますし、運転だけではなく、これは日常やお仕事においても大切ではと考えております。
予測と言いますか、想像力ですね。
相手が誰であれ、どなたかとやりとりをする時、コミュニケーションをとる時、書類や資料を作る時、会議に出席する時、全てにおいてこれがこうなったらどうだろう、もしこちらがこうなら、あっちがあれなら、ある可能性、などなどと想像力を働かせることで色々なものが円滑に進み様々な部分において質も向上すると思うのです。
もちろん、このブログを書くにあたっても、想像力は非常に大切と考えております。
佐藤の想像力、その能力は高いのか低いのか、普通なのかちょっと変わっているのか、質や量や方向性はどうなのか、それは自分ではわかりません。
ただ、個人的にはこの想像力はかなり大切なものの一つと認識しておりますので、これからもできる限りで磨きをかけながら、湧き出てくるものを逃さずにありのままに表現しながら、ブログもプライベートも業務も運転も、全てに活用したいと考えております。
ブログをご覧の皆様は、予測運転や想像力について何か思うことはありますでしょうか。
安全に運転するためのコツや気を付けている点などがありましたら、ぜひお会いした際には教えていただきたいですし、想像力によりこんなことを考えましたよなどがもしもあれば、そちらもぜひ聞かせていただけますと幸いです。
明日は佐藤が心から応援する北海道コンサドーレ札幌のJ1リーグ開幕戦がありますので、魅力的な攻撃サッカーで圧勝することを想像しつつ、もしも自分がその試合のゲスト解説を務めることになったら、なども妄想して楽しく過ごしたいと思います。
それでは。