試される佐藤。

2024年6月11日火曜日

t f B! P L
こんにちは。佐藤です。

本日は、佐藤がプライベートにてある施設の中に入った時のお話しとなります。

所用がありその施設を訪れた佐藤なのですが、到着してすぐにトイレに行きたくなりました。

まだ時間的には多少の余裕がありましたのでトイレに向かうと、横開きの扉の比較的高めの位置には様々な事情から回すタイプの鍵が付いておりまして、そちらを開けてから中に入る仕様になっていたのです。

男女兼用で一人だけが使用できるそちらのトイレ、佐藤は上部にある鍵を回して開け、中に移動して扉を閉めました。

そうしましたら、扉に以下の注意事項が書いてあるのを見つけたのです。

「下の鍵を閉めてからご利用ください。上の鍵は外からも開けることができます」

なるほど、確かにそうだよなぁ、まさに今佐藤は上の鍵を開けて中に入ったし、と思いました。

うっかり上の鍵だけを閉めて安心して用を足してしまう方もいるのかもしれないし、そんなことがないようにとの配慮と注意喚起なんだろうなぁ、などと考えながら、佐藤は内側からのみロックできる下の鍵を施錠しようとしたのです。

が、しかし、なかなか鍵がかかりません。

上の鍵については、回すと何の問題もなく施錠状態となりました。

ただ、それだと外から簡単に開けられてしまうため、まるで意味がないのです。

肝心の下の鍵が閉まらなければ、色々な方々が施設内にいらっしゃる状況の中で、落ち着いて用を足すことはできません。

佐藤は、下の鍵をがちゃがちゃと回したり、慎重に回したり、扉を持ち上げたり下にずらしたり、取っ手をゆさゆさしてみたり、そ~っと動かしたり、えいっ!と勢いよく施錠を試みたり、色々なことをしてみました。

ところが、ちっとも、さっぱり、全くもって、下の鍵はかかりません。

用事の時間も迫ってきますし、何より佐藤の中でも限界が近づいてきます。

徐々に、佐藤の中では焦りが出てきました。

どうしよう、なぜ施錠できないのだろうか、何かの角度なのかコツなのか、扉に原因があるのかそれとも鍵自体なのか、気持ちの問題か、小宇宙(コスモ)が燃えていないからなのか、佐藤のお腹がぷるんぷるんと揺れているからなのか、あれこれ考えてみるものの、これといった答えが出てこないのです。

正直なところ、その日の佐藤はお腹を壊していたわけでも何でもありませんでしたので、僅かな時間であれば外から開錠できてしまう上の鍵だけを閉めて用を足すことも可能なのではないか、とも思いました。

しかし、万が一ということもあります。

施設内にいらっしゃる多数の方々とは、今後も顔を会わせる機会があるのです。

もしものもしも、を考えた時には、やはりここでこそ日々の業務でも発揮している(と自分では思っている)リスク管理の意識を持つべきだと佐藤は思いました。

そんなわけで、佐藤、最終的には扉を開けて廊下にいた同行者にこう言ったのです。

「あの~、鍵が全くかからないから、この扉の前に立って見張っててもらっていい?」

こうして、佐藤はSPによる警護によって無事に用を足すことができたのでした。

その日は幸いにして同行者がいたから良かったものの、もしも一人で訪れていたとしたら、大変困っていたことと思います。

スケジュール的にはあまり余裕がなかったもので、その後には施設の方に鍵の件をお伝えするなどしなかったのですが、今後もまたそちらを訪れる機会がありますので、トイレを使用する場面もあるのかもしれません。

その時までには、ぜひ鍵が正常に且つスムーズに施錠できるようになってもらいたいものです。

さて、その日の佐藤、実はもう一点困ったことがありました。

それは、トイレから出て、その施設を訪れた目的である用事が始まる直前だったのですが、佐藤の手がどうにもヒリヒリピリピリするのです。

その上、マスクの位置を直そうとした際に気が付いたのですが、僅かではあるものの、どうにも手から刺激臭がしてきます。

おかしいな、と思いまして、佐藤はマスクを外して手の匂いを確認してみました。

すると、すぐにわかったのです。

この匂い、手のヒリヒリ感、これって、次亜塩素酸ナトリウムだよな…。

手からは塩素系漂白剤の匂いが漂っておりました。

なぜかと言いますと、それは先ほどお伝えしたトイレ内での行動に原因があるのです。

トイレから出る前に、アルコールスプレーで手の除菌を行ったつもりでいたのですが、実はそちらがまさに次亜塩素酸ナトリウムでありました。

スプレーの容器には、確かに、手書きにて次亜塩素酸ナトリウムに関することが書いてあったのを覚えております。

ただ、それは、その容器の中に何が入っているのかという記載ではなく、希釈して作った次亜塩素酸ナトリウムは便座の消毒に良いですよ、というようなコラム的な内容であったと佐藤は記憶しているのです。

佐藤の思い違いや勘違いや確認不足やダイエットに関する意識の低下、などなど様々な問題課題が自身の中にあることは十分に認識しておりますが、それにしても、総合的な状況から考えますと、素直な気持ちとしましては、

「そりゃ、間違えるでしょ…。これ、アルコールスプレーだと思うよね…」

というのが本音でありまして、鍵の件に加えてさらにはこの次亜塩素酸ナトリウムですから、佐藤の中では瞬時に、

「こ、これはトラップ…!も、もしかして、試されているのか…!?」

などという言葉がついつい浮かんできてしまいました。

そんな佐藤ではありましたが、ヒリヒリピリピリで且つプールっぽい匂いを放っている手は、施設内にある手洗い場に移動してハンドソープを使ってしっかりと洗い流し、無事にその日の用事は済んでおります。

ただ、お伝えしたような出来事が続けてあったものですから、その直後はかなり注意をしながら過ごしておりましたし、他にも何かトラップがあるのではないかと考えてしまいました。

施設に入る際には靴を履き替えたため、帰る際に取り違いが発覚し知らない方の靴があったりしないだろうか、とか。

取り違えられてしまったのではなく、佐藤が取り違えており、自宅に帰ってから知らない方の靴を履いてきたことに気がついたりしないだろうか、とか。

普通に歩いていて落とし穴があったらどうしよう、とか。

空中にレンガ調のブロックが浮かんでいたのでジャンプして叩いてみたら星が出てきてそれを取ってみると佐藤の体全体が光っていてなんだか無敵の気分になったため、虫だって関係ないしと次々にやっつけながらダッシュしていたところ輝きがなくなっていることに気がつかず、そのままカメにぶつかってしまい残りはあと1機になってしまったら困るな、とか。

うっかり池にサラミを落としてしまったらザザァーと水中から女神様が現れて、「あなたが落としたのはこの函館カール・レイモンのサラミですか?それともどこのスーパーにでも売っている普通のサラミですか?」と聞かれて、カール・レイモンはぜひとも食べたい、でも、ここはやっぱり正直に「普通のサラミです!」と答えたら、「塩分はなるべく控えなさいっ!」と怒られた上に何一つもらえなかったらどうしよう、とか。

「暑かったでしょう。これをどうぞ」と出していただいた冷たい緑茶が実は青汁だったら飲み込めないかも、とか。

ブログ読者の皆様からのご要望にお応えしてサイン会を開催することになりました、あとディナーショーも行います、などと言われてその気になり会場に行ったものの壮大なドッキリだったらどうしよう、とか。

まぁ、このような感じでまず起こらないようなことも含めてあれこれ想像してしまったのですが、結果からお伝えしますと、トイレの鍵、そして次亜塩素酸ナトリウムの件以外は何事もなく平穏に過ぎた一日となりました。

それはそれで実にほっといたしましたが、できることならば佐藤を試したりドキリとするような出来事ではなく、良い方向の何かが起きてもらいたかったものです。

たとえば、佐藤の好きな有名人と出会うとか、先日のブログでお伝えした車購入の件でディーラーさんから連絡がきてさらなる値引きが可能になったとか、BMIにおける正常値範囲が大幅に拡大されたとか、そのようなことなら嬉しかったのになと思います。

お伝えしましたように大きなことにはならなかった今回ではありますが、やはり何かが起きた時にはどのようなメンタルでどう対応するのか、一定水準以上のクオリティを保って行動できるかのかどうかがとても重要だと感じているところです。

なお、こちらのブログを執筆中の佐藤、頭の中には今シーズンあまりに不調な北海道コンサドーレ札幌のことが浮かんできてしまい、「J2…。まさか、そんな、ねぇ…」と気持ちが揺らぎかねない事態となっております。

しかしながら、「これも佐藤は試されている…!こんな時こそクラブとサポーターが一体となって目の前の課題に全力で立ち向かっていかなければ!!」などと全くの微力ながらもそのように考えるようにし、まずは集中して本日のブログを書き上げたという状態です。

『試されるということは、それだけの伸びしろがあるということだ』

どこかの偉人による名言のような雰囲気が漂いつつも、実は佐藤が思っているだけの言葉を綴ってみました。

やはりポジティブに過ごすのが何より大切かと思います。

ただ、何の予告もなく冗談で「あの~、肩でカメムシが休んでいますよ」というような試し方は、佐藤が大変驚く上に自身最大の奥儀である「息フーフー」をものすごい勢いで繰り出して皆様にもご迷惑がかかる可能性があるため、どうかご遠慮ください。

それでは。

QooQ