皆様は日常の中で、「キャリアハイ」という言葉を使う場面はありますでしょうか。
キャリアハイは特にスポーツ選手などにおいて、最高記録や最も良い成績を指して使うケースが多いため、何らかの競技について語る際などには出てくることがあるのかもしれません。
ただ、なかなか自分自身について使う場面はないかと思います。
でも、佐藤、このキャリアハイという言葉はちょっとかっこいいなぁと思うのです。
できれば、自分のことで使ってみたいなぁ、とも考えました。
しかしながら、キャリアハイを使用するようなスポーツは、現在は何もしておりません。
以前のブログで佐藤のスポーツ歴についてお伝えしましたが、そのあたりを駆使するのであれば、
「私の100メートル走のキャリアハイは12秒台ですね。でも、中学1年生の時に記録した、古い記録ですよ。ワッハッハッ」
などと、どこかジェントルマンな雰囲気を漂わせつつ言うこともできるのですが、本当に古い話でありますし、しかも多くの方々からは「佐藤が陸上をしている姿は想像できない…」と今の体型を見て思われてしまうに決まっているのです。
また、若かりし頃はサッカーもしておりましたので、
「ループシュートによるゴールのキャリアハイは、1シーズンに2回です。決して技巧派なわけではない私にとっては心から誇れる数字ですよ」
などと、本気の数字と記憶を引っ張り出して言うこともできるのですが、こちらもかなり古い話な上に、当時のチームメイトがもしもこちらを読んでしまったら、「ループじゃなくていいから、あんなにたくさんあったチャンスで決めてよ…」と思われてしまう可能性が高いのです。
よって、今の佐藤がキャリアハイを使えるとしても、限定的なものになってしまいます。
たとえば、
「こう見えて、佐藤の体重はまだキャリアハイに届いていませんよ」とか、
「体脂肪についてはもちろんキャリアハイですけどね!」とか、
「今年はカールレイモンのサラミを何本も食べたから、間違いなくキャリアハイかな。ふるさと納税をして良かったよ」とか、
「草木の生育がすごいなぁ。早くも草むしりの回数はキャリアハイだよ、やれやれ」とか、
「そうですね、今年は最低でもキャリアハイの15ゴール、できれば20ゴールはとって、チームの初タイトル獲得に貢献したいですね」という妄想も込みの使い方とか、
「あの場所でプレーできたことは僕にとって最高の思い出だよ。だって、最高のサポーターと最高のチームメイトがいたからね。キャリアハイを記録できたのはチームのおかげもあるかって?それはもちろんさ。それに、僕は札幌という街を心から愛しているんだ」という何となく外国籍選手っぽい発言風とか、
まぁ、パッと思いつくのはこれくらいなのです。
ただ、これらはかっこよさ的には理想とかけ離れていたり、そもそも現実味のないものもあるわけでして、やはり自身で本格的に何かに取り組んでいないと本当の意味でキャリアハイを使うことにはならないのかな、と感じます。
実益も兼ねるような趣味を持ちたいなとか、リフレッシュにもつながる新しい何かにチャレンジしたいという気持ちはあるものの、正直なところあまり余裕がないのが実際です。
こうしてブログ内でいくらか綴ることができましたので、佐藤の中にある「キャリアハイを使いたい気持ち」はやや満たされましたが、できればもっと自然に、現実的に、さらに気分良く使える日が来てほしいなと思います。
皆様とお話しをする際には、ふいに、あるいはやや強引にキャリアハイを会話の中に入れてしまうかもしれませんが、どうかご容赦ください。
なお、佐藤のテンションを上げてあげたいという心優しい方におかれましては、インタビュー風に「○○におけるキャリアハイはどうでしょうか?」や「今回の○○でキャリアハイになりました、今の率直なお気持ちを聞かせてください」などと質問していただけますと大変嬉しくなりますので、よろしくお願いいたします。
また、どう考えてもキャリアハイについて聞くことは難しいと判断された場合には、「キャリアハイと佐藤」という歌の作詞もできますし、「キャリアハイで一句詠む」、「キャリアハイを題材にした物語を執筆」なども可能ですので、ぜひお気軽にご連絡ください。
それでは。