いきなり本題に入りますと、佐藤、今年もすでに虫にさされました。
痒いです。
とにかく痒いです。
かき過ぎて腫れております。
かかなくても体質的に腫れております。
我慢しようにもどうにも痒くて耐えるのがしんどいです。
忘れようにもあまりに痒くて思い出してしまい困っております。
昨年も虫さされについて綴りましたので、今年はどうかなぁとも思ったのですが、それでもなお、そのような思いを押しのけてまで痒いため、少しでも皆様にこの痒さをお伝えして気持ちを楽にしたいとの考えからこうして今書いているところです。
ちなみに、書きながらもかいております。
そして、かきながらも書いております。
痒いですからね。
これまでのブログでもご報告しました通り、佐藤は虫にさされるとひどくなりやすいです。
今年も、昨年同様に薬を飲みつつ、自宅では時折アイシングをするなどして過ごしております。
ただ、今回の虫さされはとても不思議な点があるのです。
まず第一に、なぜか右脚にかなり集中しているという点があります。
左腕や左足首もさされておりますが、特に右太ももに集中し、僅かな範囲に合計で6か所もの虫さされとなりました。
これはどうにも理由がわかりません。
右脚だけを露出していたわけでもありませんので、全く想像がつかないのです。
佐藤の右脚には何かが宿っているのでしょうか。
フリーキックが得意中の得意、ということであれば「黄金の右足」などと称されるのでしょうが、佐藤の場合は「虫さされの右脚」ですから、どうにも痒さしかイメージできず困ったものです。
なぜ右脚ばかりなんだい?と、虫と会話できるものならぜひ聞いてみたいものですが、そのようなことは当然ながらできません。
ちなみに、虫と話せる時代が仮にやってきたとしても、佐藤は虫が苦手ですのでかなり距離を取って質問することでしょう。
次に、不思議な点の第二としまして、時間差でさされているということがあります。
これは不思議というよりも、かなり困った点でしょうか。
右脚の虫さされがせっかく良くなりかけたタイミングでまた同じような場所がさされ、その後は日々徐々に増えていったのです。
これはなかなかに厳しいものがあります。
痒さが治まりつつある中で新規の虫さされが登場してショックを受けた翌日にまた新たにさされるということで、佐藤の中では、「これ、エンドレスに冬まで虫さされが続くのではないか…」とすら思ったほどです。
不思議な点、最後の第三として、どこでさされたのかという謎があります。
佐藤、この一連の虫さされについて、いったいどこでどうさされたのか、全くわからないのです。
確かに、虫さされというものは、明らかにさされたという状況は少ないわけでして、気がつけばというケースが多いかと思います。
しかしながら、自身の行動を振り返ってみれば、もしかするとあの時かもという何かが1つや2つは出てくるものなのです。
ただ、今回の佐藤についえ言えば、まるでありません。
まだ今シーズンは草むしりは一度も実施しておらず自宅周りの草達は見事にボーボーですし、外で花火をしたとか、夜にウォーキングをしたとか、星空を見上げながら一曲歌ったとか、そのようなことは何もないのです。
にもかかわらず、日々増えていく虫さされ。
これはあまりに不思議でありました。
そして、このままではどんどんと痒い場所が増えてしまう可能性もあるわけでして、佐藤は先日覚悟を決めたのです。
さされた可能性が高い場所として考えられるのは、通勤時に使用している自家用車の中と、自宅くらいしかありません。
そこで、最初に佐藤が確認をしたのは車内です。
運転席や助手席だけではなく、後部座席や足元やトランクルームに虫が潜んでいないか、しっかりと確認をしました。
その時です。
何かがサッ!と動いた気配を感じ、「ハッ!きたかっ…!!」と、本来虫嫌いであるはずなのにあまりの痒さで戦闘能力が飛躍的に上昇していた佐藤は、いつもならば3枚は重ねるティッシュが2枚しかなかったものの、捕獲する気持ち全快で動き出しました。
が、しかし、それは皆様お馴染みのポプラの綿毛であったのです。
結局、車の中には蚊などの虫はどこにも見当たりませんでした。
次に、佐藤が徹底的にチェックしようと思ったのは自宅の中です。
おそらく、わいのわいのと騒がしい中では虫も警戒するでしょうし、室内の照明などが消えて静かになった時にこそ虫はチャンスと思って行動するのではと考えました。
まぁ、何の根拠もない佐藤の個人的な想像ですが…。
とにかく、佐藤は静かになり暗くなった深夜の自宅内で、ライト点灯させたiPhoneを手に持ち、一人で捜索を開始いたしました。
佐藤の長年の虫嫌い経験からすれば、ふとした時に全く違う方向を見たり、見上げたり、床や角を注視すると虫が潜んでいるということは多々あります。
また、家具などの物陰に隠れているということもあるのです。
佐藤は探しました。
痒さと戦いつつ、ライトであちこちを照らして見回りをしたのです。
すると、冷蔵庫の下の隙間辺りで、黒っぽい小さな何かを発見しました。
静かに近づきます。
「こ、これは…」
緊張感が高まりました。
「ゴ、ゴミか…」
結局、それは虫ではなく、なんだかよくわからないゴミを見つけただけだったのです。
さらに部屋の中を静かに歩く佐藤。
そうしましたら、床に何かがあるのを見つけました。
「あっ…!これは!」
ライトを向け、確認します。
「むぅ…、き、傷か…。こんなところに、こんな傷がついているなんて…」
それは、佐藤が全く気がついていないどこかの時点で、何者かが何かを落としてついたと思われる床の傷だったのです。
気を取り直して自宅内を探す佐藤。
次に見たのは、パネルヒーターの裏側でした。
こんな場所こそ怪しいのです。
どうだっ!と、ばかりに素早くのぞき込む佐藤。
「……。う~ん、ほこりがすごいな…」
そこには、虫ではなく、手の届きにくい場所であるがためにたまりにたまったほこりだけが見えておりました。
その後もあちこちをライトで照らしながら見て歩く佐藤。
「あっ、気づけば鏡がけっこう汚れているな…」
明るいと気がつきにくい汚れも、静かで暗い中、ライトで照らして見ると細かなところまでよくわかります。
「えっ、換気口がこんなに…」
お手入れ時期を知らせるランプが点滅していることは知っておりましたが、想像していた以上に換気口にほこりが詰まっています。
「うっ…。たっ、体重計…」
収納場所を変更してやや目につきにくくなってしまった体重計が、佐藤に早く測定を再開するように促してきます。
「うわ~っ!じ、自分か…」
ライトを点灯させながらリビングのカーテンを開けましたら、窓に自分の姿が反射しておりまして、大変驚きました。
「手垢もなかなかだな…」
リビングの窓には色々な場所に、手垢がついています。
「ソファの下は…、やめておくか…」
もはや蚊を見つけ出すというよりも、これ以上にほこりや汚れを発見したくない気持ちになりつつあったのが正直なところです。
ただ、念のため、虫がいればわかりやすいと思われる部屋の壁もしっかりと確認をしておいた方が良いだろうと考えまして、あちこちにライトを向けてみました。
「むぅ…、壁のクロスが微妙に傷ついて剥がれているな…。もう、やめておこう…」
と、いうわけで、結果的に見つけたのは、ゴミ、ほこり、床の傷、壁のクロスの剥がれ、窓に映る佐藤自身のぽにゃぽにゃの姿、くらいなものでして、目的としていた虫さされの原因は何一つわからないままでありました。
あえて見なければそのまま過ぎたのにと考えるか、今この段階で発見したので良かったと思うのかは佐藤自身の気持ち次第ではありますが、家の中を動いて身体が温まり、より痒くなったわりには虫さされの謎は謎のままでしたので、何の解決にもなっておりません。
このブログを書いている今も、虫にさされた部分をかいていた先ほども、どうしてこんなにも右脚だけが時間差で日々さされたのか、どこに蚊がいたのか、それはわからないままなのです。
これ以上の自宅内の捜索は、自身の休暇時間にも影響しかねない案件を多々発見してしまいそうですので、翌日以降も行わないことにいたしました。
今後は、自身の目の届く範囲にて虫が近づいてきていないかをよく確認し、また寝る直前などにも周囲をチェックした上で就寝したいと考えております。
たかが虫さされ、と思う方も多いのかもしれませんが、腫れたり痒かったり、痒かったり痒かったり、あと、痒いことや痒いことは非常に大変なものです。
暑くなってくるこの時期、肌を露出する機会も増えるでしょうし、また万が一にでも虫にさされた場合には気温と痒さとが相まって体温が上がり、よりケアが難しくなってくるように思います。
ぜひ、皆様におかれましても、くれぐれも虫さされにはお気をつけください。
ここ最近はただひたすらに痒いと思い、痒いという言葉を口にし、謎に向き合っていた佐藤ではありますが、このブログの中でありのままに発信したことにより幾分は気持ちが軽くなったように感じております。
まぁ、痒いものは痒いのですが…。
また今年も虫さされのブログかぁ、などと思わず最後まで読んでくださった皆様、ありがとうございました。
虫よけ、そして虫にさされた後のケアについて何か良い方法などをご存知の方がいらっしゃいましたら、ぜひとも情報をお寄せいただけますと幸いです。
来週以降に予定している第1回草むしりの際には、心して、草にも虫にも腰痛にも負けない気持ちで取り組みたいと思います。
それでは。