クレーンゲームと店員さん。

2024年6月18日火曜日

t f B! P L
こんにちは。佐藤です。

何度かブログ内において佐藤とクレーンゲームについて綴ってまいりましたが、現在におきましても、ピークの時ほど頻繁にではないにせよ、技術を向上させながら楽しむことがあります。

これまでに様々なゲームコーナーやゲームセンターに足を運んだことにより、色々な店員さんとお話しをする機会が多くありました。

以前はほぼありませんでしたが、クレーンゲームをたくさんプレイするようになるとけっこうな頻度で店員さんと会話を交わすケースがあるのです。

狙っている景品が奥に行ってしまいアームが届かなくなった場合にはもともと置いてあった位置に戻してもらうことがありますし、500円で6プレイにしていた際に早い段階で獲得できれば残りの回数を他の機器に振り替えてもらったりもします。

また、ぬいぐるみの色違いが機器の中にディスプレイされていた時にはそちらとチェンジしてもらったり、どなたかがゲットして景品が空の状態であれば出してもらったり、アームに引っかかってしまって取り出し口に落ちてこない場合にも店員さんを呼んで対応していただくのです。

そんなわけで、これまで佐藤は様々な店員さんに出会いましたので、本日は特に印象的な何名かの方やパターンについてご紹介してみたいと思います。

では早速。



①【優しい店員さん】

何回もチャレンジしているものの景品が取れず、アームが届かなくなって初期位置への戻しを何度かお願いしていると、「少し取りやすくしておきますね」と置き場所を調整してくれる店員さん。

これはとても素晴らしく、優しいなぁと嬉しくなります。

ただ、僅かに、ごくごく僅かに、稀に登場する基本的に負けず嫌い佐藤が、「普通の位置でも取りますから…!」と心の中で囁く時もあるのですが、やはり100円硬貨を際限なく消費するわけにもいきませんので、ご厚意には素直に甘えているのが実際です。

まぁ、そのような優しさ溢れる位置に景品を移動していただいたにもかかわらずゲットできなかった時ほどカッコ悪いものはないのですが…。



②【優しいどころか激甘な店員さん】

やはり何度も挑戦している中で店員さんが取りやすくしてくださるケースですが、優しいどころか「えっ、それいいんですか!?」とびっくりするような素晴らしい位置に景品を置いていただける場合もあるのです。

ある時などはシールド部分にぬいぐるみを乗せ、その後に店員さんが機器の扉を閉めようとすると、その段階で取り出し口に落ちてきそうになりました。

店員さんは再び扉を開け、位置を微妙に調整したのですが、ぬいぐるみはゆらゆらと動いて今にも落ちそうです。

そ~っとバランスを取り、そろりそろりと扉を閉める店員さん。

佐藤は、「ここまでのご配慮をしていただけるとは優しいなぁ。先ほどから佐藤があまりに両替ばかりをしているから、助けてくれたのだろうなぁ。でも、これ、佐藤が一度この場でジャンプしたらその振動だけでゲットできるかも…」などと思ってしまったほどです。

もちろん、そのようなことはせず、しっかり100円を投じましたが、万が一、これで落とせなかったらどうしようというプレッシャーはかつてないほど大きなものでありました。



③【ものすごく謝る店員さん】

アームの届かない位置に景品が転がってしまい、初期位置への戻しをお願いすると「すいませぇ~ん」となぜか謝る店員さん。

その後、何度かチャレンジするもゲットならず、やがてポジションがいまいちな気がしてきまして、申し訳ないなと思いつつも再度位置を戻すことを依頼すると、「なんか、取りにくくてすいませぇ~ん」とまたも謝る店員さん。

いや、あの、むしろこちらの方こそ、技術が足りずに何度もすいませんという気持ちになりつつ、以前ご紹介した「さし込み」の技を使い、ぬいぐるみの腕や帽子の隙間にアームを入れて獲得を試みる佐藤。

そちらが功を奏し、アームがしっかりとささったまま取り出し口の上までぬいぐるみが運ばれてきたものの、今度はそのまま抜けない状況に。

店員さんを呼ぶと、「あぁ~、すいませぇ~ん。おめでとうございます~」と言いながら扉を開け、アームからぬいぐるみを外して渡してくださいました。

でも、これ、佐藤的には狙ってやっておりますので…、あえてアームが抜けないところに入れておりますので…、という気持ちなのですが、なぜか店員さんは謝っていたのです。

ちなみに、その店員さんが取りやすい位置に景品を移動してくれたおかげでゲットできたと思われるお客さんが感謝を伝えている場面を見たのですが、やはりその時にも何かしら謝っている様子でありました…。



④【親身に見守る店員さん】

景品移動や交換、または補充など、何らかの方法で店員さんをお呼びして対応していただいた後、こちらの動向を見守る店員さん。

手にはモップを持ち、お掃除の途中と思われるものの、気が付けばやや距離を取った斜め後ろ辺りから見守っている様子。

アームが届かない位置に景品が転がってしまい、後ろを振り向くとすぐに気が付いて直しにきてくれたものの、その後も再びお仕事をしながらこちらを見守りつつ、佐藤がちょっとしたアクションをすればすぐに駆け付けてくれます。

ありがたいような、すごく親身なような、でも落ち着かない気持ちもありつつ、もしかしたら店員さんもその景品が欲しいのかもしれないし、まぁ、これ、もう、「あの~、一緒にやります?」と声をかけてしまいそうでもありました。

率直な思いといたしましては、店員さんはほどよい距離にて、声をかけやすいところにいてくださるのがベストかなと佐藤的は思います。

まぁ、もしかすると、親身とか見守るとかではなく、「どうせこのおじさんまた僕のことすぐ呼ぶだろうからなぁ~」と思いながら近くにいただけかもしれませんが…。



⑤【あまりに不慣れな店員さん】

こちらはある商業施設内のゲームコーナーにいた店員さんです。

ゲームコーナーは2つあったのですが、その内の1つはごく小規模なものであり、店員さんも常駐ではなく近くの売場の方が兼務しているという状況でありました。

最初は、クレーンゲームではなくカプセルトイの機械の不具合で店員さんをお呼びしたのですが、「あれ!?おっかしぃなぁ…」というようなことを呟きつつ修理に苦戦されている様子でしたので、佐藤は辺りを見て歩いていたのです。

そうしましたら、気になるクレーンゲームを発見したことから100円を入れてみましたら、なんと硬貨が詰まってしまいました。

そこで、カプセルトイの対応を終えたばかりの店員さんにお声掛けをしたところ、手に持っていたいくつもの鍵の中からあれかこれかと探し始めたのです。

一般的には、ゲームセンターの店員さんを呼んだ時にはさらっと操作盤や扉を開けて色々な対応をしてくださることが多いものですから、佐藤としましてもやはり本職の持ち場ではない方なのでわからないことも多いのだろうな、と推察しつつ待っておりました。

やがて対応している鍵を見つけ、無事に機器の内部に辿り着いた店員さんでしたが、今度は詰まった硬貨を取り出すことができずに困っているのです。

こちらも、これまでに佐藤が見てきた店員さんであれば、かちゃかちゃと内部のユニットを動かすことで硬貨の詰まりを解消したり、とりあえずはそのままにして何らかのボタンを押し、まず1度プレイできるようにしてくれる場面が多かったのですが、この日はそうではありません。

店員さんは詰まっている部分をチョンチョンと突いてみたり、ユサユサと揺さぶってみたりしていたのですが、やがてバン!バン!バンバンバン!と機械を力強く叩いて硬貨を下に落とそうとしていたのです。

さすがにここまできましたら、笑ってはいけないと思いつつも堪えるのが大変になってきまして、思わず「平成すらもレトロと言われるこの令和の時代、バンバン叩く昭和式の直し方はちょっとマズイのでは?」と口に出してしまいそうになりました。

結局100円はうまく機械の中には落ちていかず、不慣れな店員さんが探し出したボタンによって佐藤は1回のプレイができたのですが、その後にしばらくしてゲームコーナーの前を通りましたら驚きの光景が待っていたのです。

まず、カプセルトイについては修理が完了したかと思いきや、調整中の紙が貼られて使用不可になっておりました。

また、100円硬貨が詰まった機器においては照明が消えて使用中止になっていたのですが、なぜだか隣のクレーンゲームと景品が入れ替わっていたのです。

つまり、佐藤がほしかったぬいぐるみは隣にある正常運転中のクレーンゲームに移動していたためプレイしようと思えばチャレンジできる状況でしたが、本来普通に動いていた機器に入っていた景品は硬貨が詰まった方に入れられておりました。

こ、これはいったいどういう判断なのか…。

佐藤は不思議に思いました。

もしかすると佐藤が戻ってきて再び挑戦するかもしれないと思い景品を移動させた可能性もありますが、その分、もう一方のクレーンゲームに入っていたぬいぐるみはそもそも狙うことすらできなくなっています。

実際に、「あれっ!?さっきまでこっちにあったのに…」という声が周囲から聞こえてくる場面もあったほどです。

佐藤としましては、普段はどんなトラブルがあっても、実にスムーズに様々な対応をしていただけているのはありがたいことなのだなぁとしみじみ感じました。

同時に、このままの体制では、一つ、また一つと使用不可の機器が増えてしまうのではないかと心配にもなりましたが、こちらはまた後日、状況を確認してみようと考えております。



⑥【あっさり諦める店員さん】

ある時、クレーンゲームをしようとしたその瞬間に100円硬貨を落としてしまい、機械の下に入ってしまったということがありました。

そこで、近くにいた店員さんに声をかけましたら、ちらっと機械の下に目線を向けた直後に、「奥に入っちゃったみたいですね。どうぞ」と言って操作盤を開けて1回プレイできるようにしてくださったのです。

佐藤、当然ではありますが、落としていない100円を落としたなどと言うわけもないものの、こんなにあっさりと1回できるようにしてしまってよいのだろうか、などと思いました。

もしかすると、「これ、なかなかとれなくて…、はい、100円です」と店員さんにお渡ししたら、「そうですか、どうぞ」と扉を開けて景品をダイレクトに取り出してOKにしてくれそうな気配すら感じたほどです。

まぁ、そうなるとゲームの要素は全くなくなってしまうのですが…。



⑦【なかなか諦めない店員さん】

前述しましたお店にて、再び100円硬貨を落下させ、機械の下に入れてしまった佐藤。

今度は自身で床すれすれまで近づき確認してみましたが、全くもって硬貨の存在は見えません。

これは先ほどと同じ対応になりそうだな、と思いつつ店員さんにご相談しましたら、違う方であったためか、機械の下をよく観察した上で「少々お待ちください」とその場を離れました。

少しすると、すんごく長い棒の先にガムテープをぐるぐる巻きにした道具を持参されまして、そちらを用いて100円硬貨の救出作戦を決行したのです。

「あ~、あれっ?おっ、いやぁ~、え~と~」などと言いながら、惜しいところまできているのに完全にはガムテープ部分にくっつかず、なかなか出てこない佐藤の100円と格闘する店員さん。

他のお客さんの目線もやや気になりつつ、店員さんにも申し訳ないなと感じていたところで、なんと、無事に救出してくださったのです。

この店員さんの諦めない姿勢、粘り強さを見て、佐藤もなかなか取れない景品があっても簡単に撤退してはいけないな、取れるまでは何度だってチャレンジし続けなければ…!と力強く思いましたが、自身の決意とは正反対で、周囲には見事なストッパーがおりますので何とか過度な浪費は避けられました。



⑧【すごく謙虚な店員さん】

なかなかぬいぐるみが取れずに困っておりましたら、店員さんが位置をずらして取りやすくしてくださいました。

その際には、こう言っていたのです。

「横向きに置いてもよろしいでしょうか?」

横向きにしますね、ではなく、よろしいでしょうかと実に謙虚にお話しをする店員さん。

それまでは縦方向に置かれていたぬいぐるみを、アームでつかみやすいように向きを変えてくださったのですが、佐藤はそれでも取れません。

さて、そこで、店員さんから佐藤に向けてのさらなる声掛け、こちらが実に見事でありました。

「あの、少しだけ、お手伝いさせていただいてもよろしいでしょうか?」

なんと謙虚なのでしょう。

しかも、いい感じにゲーム性も残した上でさらに取りやすい位置に移動してくださり、「こちらの部分を持つようして、てこの原理を使っていただくとより取りやすいと思います」というかなり詳細なアドバイスもいただいたのです。

何ともつつましい一連の対応に、なぜだか佐藤は「かたじけない…!」と武士のような言葉でお礼を言うところでした。

まぁ、その後に無事ゲットしたぬいぐるみは、もふもふでキラキラしたハートがついているピンクのクマのぬいぐるみでしたので、武士とは程遠いのですが…。



⑨【とても察知能力が高いけどもやや高過ぎる感じがする店員さん】

佐藤がクレーンゲームの景品を見ていると、「奥にあるもの、動かしましょうか?」とでも言いたげな表情にて近くに来てくださる店員さん。

佐藤的には見ていただけのため、静かに会釈しその場を離れました。

その後、別の機械の近くを通った際にたまたま同じ店員さんが前からやってきまして、目線と表情と軽めのジェスチャーで「景品、移動しますよ?」的な反応をしてくださいましたが、佐藤はただ歩いていただけでしたので、小声で「あ…、大丈夫ですよ」と呟きその場を去ったのです。

さらには、また違うタイミングにてその店員さんが「ハッ…!」と何かに気がついた様子でこちらを見ておりましたが、佐藤的には「え~と…、もう、帰るところなので…」という状況であり、そもそも目の前にあるクレーンゲームはプレイしたこともプレイする予定もありませんでした。

取りやすい位置に移動していただけるのは大変ありがたいことではあるものの、あまりに店員さんの察知能力が敏感過ぎますと、せっかくだからと全てのクレーンゲームに挑戦する事態になりかねませんので、注意が必要と感じております。

もしかすると、ご紹介した店員さんは察知能力というよりも営業力が高いのかもしれません…。



⑩【なかなかの勘違いな店員さん】

クレーンゲームには比較的小型で、1つの機械の中が上と下の2つに分かれており、それぞれに別の景品が配置されているというものがあります。

ある時、そのようなマシンの上の方に「ミニ知恵の輪」が、下には「何と表現してよいのかわからない筋肉がすごくて青色の鳥人間のフィギュア」が配置されておりました。

好きな方には大変申し訳ないのですが、佐藤、フィギュアなどには全く興味がなく、また下の方に入っていた「筋肉モリモリ系の青い鳥人間」は、まぁ、なんと言いますか、その、正直なところ、ちょっとキモチワルイ系のものであり、これは一体何なのだろうと思っていたほどです。

そんな中、上に置かれているミニ知恵の輪はぜひともゲットしたかったものですから、プレイをしようと思ったものの、すでにかなり微妙な位置に傾いて置かれておりましたので、多少の移動をお願いしようと店員さんに声をかけました。

ちなみに、「マッチョで何だかコワイ青い鳥人間」は機械の中にびっしりと置かれており、何もしなくても簡単に取れてしまいそうな位置と状況になっています。

「すいません。こちら、アームが届かないかもしれないので、少し移動していただけますか?」

佐藤は機械の上の方を指差して言いました。

ところが、クレーンゲームの扉を開けるためにしゃがんでいてあまりこちらを見ていなかった様子の店員さん。

扉を開けた後、店員さんはこう言いました。

「はい、こちらですね。え~と…。うぅ~ん…」

上の知恵の輪は全く見ず、「名前のわからない青い筋肉盛り上がり鳥人間」をどう動かすか、店員さんは悩んでいたのです。

佐藤は、このままではまずいと思い、言いました。

「あの、すいません、こっちですね。その、おかしな…、いえ、気持ちがわる…、いや、そのアオイヤツ、ではなくて、上にある知恵の輪の移動をお願いします」

「あっ!?あぁ~、すいませんっ!こちらですね!いや~、申し訳ないです!」

実に爽やかに対応してくださった店員さんではありましたが、心の中では、

「佐藤、そんなにこの青筋肉鳥人間がほしそうに見えましたかね…」との思いでおりましたし、

「そちらの鳥人間青筋肉は移動していただかなくてもたぶんすぐ取れちゃいますよね…」との気持ちもありましたし、

「まさか、佐藤がこの鳥か人間かわからない青くて筋肉が隆々のキャラのグッズを集めていて、自宅のソファに座り、ワインレッドのバスローブに身を包んでブランデーグラスをゆっくりと回しながら猫を撫でつつ大理石の棚に目を向け、ふむ、これでまたワシのコレクションが一つ増えたな、わっはっは、と笑ったかと思えば、よく見ると膝の上にいたのは猫ではなくて筋肉が見事な青い鳥人間だった」とでも想像されているのだろうか、

などなど、色々なことを考えてしまいました。

ちょっと、最後の部分は自分で想像していても何ともコワイ映像が浮かんでまいりましたが…。

なお、佐藤は日頃バスローブは着用しておりませんし、大理石の棚もなければ猫もおりません。

ワイングラスを傾けることはありますがブランデーを飲む機会はありませんし、普段着ているのはあまり皆様にお見せできないような状態の部屋着であるブルーのTシャツです。

話しが逸れてしまいましたが、景品の移動、ディスプレイされているものとのチェンジなどの際には明確に、店員さんが確実にわかるようにお伝えすることをおすすめします。



と、いうわけで、気が付けば10名の店員さんとそれぞれのケースをご紹介し、かなり長くなってしまいました…。

皆様はクレーンゲームやゲームセンターなどにかかわらず、おもしろかったり特徴のある店員さんに出会ったということはありますでしょうか。

佐藤としましては、今後も目的としている景品をゲットすることやゲーム自体を楽しむだけではなく、店員さんとのコミュニケーションも大切にしていきたいと考えております。

また何か楽しいエピソードや店員さんとのやりとりがありましたら、ブログ内でご紹介することもあるかもしれませんので、その際はぜひお付き合いいただけますと幸いです。

なお、ここのお店にはすごい店員さんがいる、めちゃくちゃ取りやすいクレーンゲームがある、自分が店員なので佐藤に自由に何度でもプレイさせることが可能、などの情報がありましたらぜひともご一報ください。

それでは。

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