皆様は、500年後の未来、と聞くと何を想像しますでしょうか。
何の前置きもなく、佐藤はどうしたのだろうと驚いたかも知れませんが、ぜひ考えてみていただければと思います。
500年って、当たり前ですけれども、ものすごい、とてつもない未来ですよね。
今から500年前というと1500年代なわけですが、これは室町時代となりまして、鉄砲伝来があったり、織田信長がリアルに活躍していた頃になるのです。
佐藤、歴史を苦手としておりますので、正しいでしょうか…。
とにかく、当時の方々からすると、今のようにネットが発展して世界中の情報が簡単に手に入るですとか、子ども達ですらもiPhoneを持って色々なことができたり、Switchで懐かしいファミコンゲームを遊んだり、空を飛んで旅行したり、デコポンというとっても美味しいフルーツが食べられる、などは全く想像すらできなかったのではないかと思います。
そんなことはまずあり得ないという何かが、遠い未来では実現している可能性が高いわけでして、佐藤的に予想してみましたら、次のようなものが浮かんできました。
①『テレビやネットを通じて香りを伝えられるようになっている』
これは、500年先までいかずとも実現しているような気もします。
画面を見て美味しそうと思った食べ物や飲み物の良い香りが、自宅にいながらにして漂ってくるのが当たり前の世界が存在しているはずです。
また、もしかすると、直接的に脳に作用して食べた感覚を作り出すとか何とかという技術が開発されて、テレビ越しにちょっとした味見も可能になるのかもしれません。
②『動物や魚や虫と普通に会話ができるようになっている』
佐藤は唯一好きな動物は柴犬だけですので、色々な生物と会話ができたらいいなぁ、と思うことはあまりないのですが、この状況になっているとかなり便利で安全ですよね。
クマやシカとも、話し合いによって平和的に問題を解決できるはずです。
そのような時代であれば、佐藤なら自宅周りに飛んでくるハチと対話を重ね、「では、ハチミツのもとになる花を提供するということで、よろしいかな?」と、なるべく遠い場所に移動してもらう交渉をすることでしょう。
③『何でも極小サイズのカプセルに収納できるようになっている』
車だろうと家だろうと、ホイッ!としたらぼわわ~ん!となって小さなカプセルに収納できてしまい、好きなところに持ち運んでポイッ!とすればびよよ~ん!と元に戻るという、そんな時代かもしれません。
何かどこかで見たようなと感じられる方もいらっしゃるかもしれませんが、引越しも片付けも、全てが楽になりますね。
きっと、この時代には他にも夢のような道具がたくさん完成しているでしょうから、
「さて、シャンパーニュ地方にでも行って最高のシュワシュワを仕入れてこようかな」
「ガチャ」
「よし、着いた。最近のどこにでも行けちゃうドアは精度が高いから助かるわぁ」
「ポイッ!びよよ~ん!」
「机の中でずっと眠ってたレトロな車、今日はドライブがてらこれに乗ってメゾンに向かおう。え~と、燃料の…、酸素はオッケーだな。じゃあ、あとはよろしく!ポチッ!」
などというようなことが、当たり前になっているのではと思うのです。
④『占いや姓名判断が完全に解明されている』
運勢だとか運命だとか運気だとか適性だとか、今では星占いや画数によって何とかそれらを掴もうとしておりますが、500年後にはそれらの仕組みが全て解明され分析が完了しているはずです。
運の要素などが科学的に説明がつく時代になっている、ということですね。
「大昔は占いというものがあって、当時を生きていた人々は自分の運勢を何とか知るために参考にしていたんだ。占い師という職業も存在していて、今で言うところの『Life管理士』に近いようなお仕事をしていたんだよ」
などと、学校の先生が子ども達に教えている未来も予想してしまいます。
⑤『地球が複数個存在している上に他の惑星に簡単に行けてしまう』
おそらく、500年も先になると、宇宙にいる地球人以外の方々とは普通にコンタクトを取っている時代が訪れていると佐藤は思います。
今の海外旅行くらいの感じで、他の惑星に行くことができているのではないでしょうか。
しかも、それらは火星や金星などではなく、「310星」とか「5310星」とか、現代社会では何だか馴染みがあるような聞き覚えがあるような名称が、新しい惑星の呼び名になっているかもしれず、そこに遊びに行ったり仕事で赴任する日々があるのかもしれません。
また、地球は1つでは足りなくなり、環境面を守る意味でも複製が必要になって、現在では想像できないようなテクノロジーによって2つや3つ作ってしまい、移住したりしつつ安全で安心に人々が暮らしているものと予想します。
と、いうことでいくつか想像してみました。
が、実は、本日の本題はここからなのです。
前置き、と言うにはずいぶん長くなってしまいました…。
なぜ、本日のブログの冒頭でいきなり500年後に関する話題を出したのかと言いますと、佐藤、先日あるニュースを目にしたからです。
その内容はこちらとなります。
『約500年後には、日本人全員の名字が佐藤になる』
と、いうものです。
ある大学によって試算されたものでして、現在日本で一番人数が多く、国民の約1.5%を占めている佐藤さんが結婚や出産により毎年少しずつ増えていく単純計算をしたところ、500年後には全員の名字が佐藤になるとのこと。
いかがですか?
びっくりですよね…。
佐藤としましてはこのニュースを見た際、正直なところ、嬉しいとか楽しいとか仲間が増えるとかそんな気持ちよりも、「うわぁ~、つまんないなぁ…」と思いました。
佐藤という名字を心から愛している皆様、大変申し訳ありません。
佐藤としましては、ありのままにそのままにお伝えすれば、あまりにありふれていて量産型過ぎる佐藤という名字はあまり好きではないのです。
個性があり、アーティスティックで珍しい名字には憧れます。
シンプルに、かっこいいですよね。
あとは、「あの佐藤さんがね~」という会話があっても、
「えっ?どこの?あの男性の?太っていてダイエットがなかなか進まないけれど気持ちだけはアスリートの佐藤さん?」とか、
「車内で熱唱するくらいに歌が好きで、自宅に到着してからも歌い続けていたら車のすぐ横に回覧板を持ってきたお隣さんが登場して急に恥ずかしくなった佐藤さんの方かな?」とか、
「もしかして、ビールを控える代わりにコーラを飲んじゃったり、油分を控えめにしているのにその分チョコをぱくぱく食べちゃったり、平日に抑えたカロリーをただ単に週末にまとめて摂取しているだけの、あの佐藤さんだったりする?」とか、
何かと、佐藤の名字がたくさんいることでわかりにくい案件が増えてしまうのは困るのです。
また、初めてお会いする方に「佐藤です。よろしくお願いいたします」とご挨拶しても、もしかすると対面した方は心の中で、「あちゃ~、また佐藤かぁ。名字以外の特徴で覚えないとなぁ…」などと思っているのではないかと考えてしまいます。
佐藤が珍しい名字の方とお会いする時には、こんなおじさんではありますが、目をキラキラと輝かせて、「お名前、こ、このように読むんですか…!なっ、なるほどぉ~、いやぁ~、いいですねぇ~!素晴らしい!珍しい!羨ましい~!」となるのが楽しいのです。
なのに、あちらもこちらも佐藤さんになるなんて、何とも微妙だなと思います。
それでなくとも昔から色々な佐藤さんに囲まれてきたのに、これ以上佐藤さんが増えに増えて全員になれば、色々とわけがわからなくなるのです。
もしも本当にそのようなったならば、やがてミドルネームも必要になるのかもしれませんね…。
佐藤・コンサ・一郎です。
佐藤・グレイ・二郎です。
佐藤・レイモン・三郎です。
佐藤・ていぬ・四郎です。
佐藤・しお・五郎です。
などなど、何かしらの対策をしないと日常生活でも困ることでしょう。
学校における出席番号なども、おそらくはやや前半にポジショニングするであろうというこれまでの認識が変わり、クラスメイトの名前次第で順番が決まるため気が抜けません。
過去のブログの中では、「佐藤だらけのPK対決」や「佐藤だらけのクイズ大会」、「佐藤だらけのベストアルバム」に「佐藤だらけの映画のエンドロール」などを綴ってきましたが、500年後にはそれらがリアルになるかもしれないのです。
佐藤以外の名字の方がいなくなってしまう瞬間というのは、大きな話題になりそうですね…。
まぁ、あくまでも試算ですので、確実にその通りになるわけではありませんし、500年も先になると相当な変化と革新が起きているでしょうから、そもそも名字自体がどうなっているのかもわかりませんが…。
佐藤、この名字があまり好きではないと書きましたが、それでも、やはり佐藤としてこれまでの日々を過ごしてきましたから、誇りは持っております。
本当は佐藤という名字よりも親しく名前を呼んでもらうのが一番ではあるものの、全ての方にそうしていただくわけにもいきませんし、ペンネームや芸名を使うということにもなりません。
佐藤さん人口がすでに国内で最も多い現在においても、遠い未来に佐藤さん祭になろうとも、佐藤は佐藤らしく今を過ごしていくだけなのです。
皆様は、500年後の未来をどのように想像されましたでしょうか。
そして、ブログをご覧の佐藤さんはご紹介した試算を見て何を感じ、佐藤さん以外の名字の方は何を思われましたでしょうか。
お会いした際など、ぜひ感想を聞かせていただければと思いますし、「いやいや、500年後に全員同じになるなら鈴木だろう!」とか、「それを言うなら高橋でしょうが!」とか、「田中だって負けませんよ!」とか、「伊藤もがんばります!」などの思いがありましたら、大変おもしろいのでぜひお話しさせてください。
ちなみに、本院とサテライトクリニックにおいてパートさんも含めた全ての当院所属スタッフを見てみても、なんと、佐藤の名字はこのブログを書いている佐藤たった一人のみとなります。
オンリーワンで、なんだかいい感じです(笑)。
それでは。