人事異動。

2025年3月11日火曜日

t f B! P L
こんにちは。佐藤です。

本日のタイトルは「人事異動」となっております。

実は、

佐藤、

この度…、


などと綴ってみましたが、佐藤が転勤するわけではありません。

法人としましては佐藤が今ブログを綴っているデスクのある「ていね泌尿器科」の本院と、手稲駅前にありますサテライトクリニックの「ていね駅前泌尿器科」、2つの医療機関で構成されているものの、辞令によって異動するということはないのです。

ではなぜ今回のタイトルにしたのかと言いますと、3月に入り、かつての人事異動のことがふと思い出されたためとなっております。

かつてのと綴りましたが、前職のことではありません。

佐藤が大学卒業後に初めて社会人として働いた、金融機関時代のお話しとなります。

もう、かなり昔のことですが、当時は3月の後半に人事異動の辞令が出ておりました。

今では違うのかもしれませんが、若かりし頃の佐藤が在籍していた時は、札幌市内にあった20店舗以上の支店に本店からのFAXが何枚も流れてきて、そこにずらずらっと職員の名前が書かれていたのを覚えております。

確か、左半分には現職の情報、右側に異動先の支店名や部署や役職が書かれていたはずです。

入職した年や翌年であればそこまで深いことは何も思わず、自分にはほぼ関係のないものとして見ておりましたが、3年目くらいになると異動の対象になってくるため毎年3月はドキドキでした。

上層部の方の場合はどうだったのかわかりませんが、当時の異動については何らかの打診や話が事前にあるわけでは全くなく、辞令をもっての発表、そして決定であったと記憶しております。

FAXが届くのは決まって夕方であり、窓口業務は終了してその日の締め作業などを行っている中で情報が流れてくるのです。

グループとしては全国的な組織ではありましたが、基本的には札幌市内のみの異動であり、転勤による引越しを伴うケースは稀であったものの、やはり支店ごとの特徴が全く異なりますし、自宅から離れた場所に通うというのは大変ですので、毎年辞令が出る日は職場のメンバー全員がどこか落ち着かない中で過ごしておりました。

そしていざ辞令が送られてくると、

「え~!私、○○支店!?あそこめちゃくちゃ忙しいんだよなぁ…」とか、

「おれ、ま、まさかの□□支店って…。家から遠っ!冬とか何時に起きて通勤すればいいんだ??」とか、

「△△さん、うちに来るんだ~。久々に一緒に働くから楽しみ~」とか、

「今度来る○○支店長って、どんな方なんだろうね…。厳しい方ってウワサを聞いたことがあるような…」とか、

「同期の□□が係長だって!めっちゃスピード出世だよ!」とか、

「わぁ~!△△支店長、○○支店の統括支店長に昇進!ご栄転おめでとうございます!!」とか、

一斉に異動となるためけっこうな人数の動きがありますから、みんなでその辞令を見ながら一喜一憂するのが恒例であったのです。

ある年などは、辞令のFAXを上から順番に確認していたところ、佐藤が在籍している支店名が登場してしかも部署がまさにという状況でしたので、

「うええぇ~!」

とドキッとしたものの、そこには先輩の名前があり、

「な、なんだぁ、先輩かぁ…。って、えぇっ!?転勤しちゃうんですか…」

と、別の驚きに変わり、プリセプターとして色々なことを教えてくださった方がいなくなる寂しさがありました。

一方で、新たな職員が着任することでまた違った学びにつながったり、人間関係構築における勉強にもなっていたと感じます。

当時の佐藤は厚別区在住で白石区の支店に通うという生活でありましたが、何かの時に人事異動の最終決定者である専務とお会いした際には、「転勤する時は、いっちばん遠いところな!」と言われたことがありましたので、南区やら手稲区やらの支店だろうかと恐れていた頃が懐かしいです。

特に、ルーキーイヤーの研修中には支店視察で手稲区に行きましたので、なおさら可能性が高いのではと感じておりました。

こちらの専務については過去のブログで綴ったことがありまして、金融機関時代の佐藤の外勤担当エリアにお住まいでしたから、奥様との交渉のもとで「あとは印鑑押すだけです状態」の書類を諸々と本店にお送りし、契約をしていただいたという優しい方となっております。

そのため、一番遠いところに異動させるとのお言葉はもちろん冗談であったと思いますし、佐藤、実際に転勤はしておりません。

そう、転勤自体、一度もしておりません。

はい、え~とですね、そうなんです、異動辞令の当時の状況を色々と綴ってきましたが、実は、佐藤、転勤する前に退職したのです。

その時の勤務先では、なぜか短いスパンで転勤を繰り返す職員と、一つの支店に長くいる職員とに分かれておりました。

佐藤はそこまで長期にというわけではありませんでしたが、おそらくは後者組であったと思われ、今年か今年かと言われている中でも転勤にはならず、やがて新たなチャレンジのために退職を決めたのです。

ちなみに、その頃の業務上の成果という意味でいきますと、こう見えて佐藤、個人成績はなかなかの状態でありまして、表彰を受けるなどしておりましたし、支店長からは早い段階で「異動の際に役職につけるように」とのお言葉があり、等級を引き上げていただいたという思い出があります。

もし、そのまま働き続けていたらどうなっていたのだろうか。

そんなことをごくたまにですが、少しだけ考えたりもします。

社会人1年目の頃から互いに切磋琢磨し、仲良しであった佐藤の同期の一部とは現在もつながりがあり、ブログ内で記したこともありますが、今はかなり責任のある立場として活躍中です。

ぜひとも、このままがんばってもらいたいなと思います。

もしも転職しなかったらと頭に浮かぶことはあるものの、佐藤としましては、全く未経験で異業種で学生時代に何も学んだことはなくても、今のように医療業界への挑戦をして正解だったな、楽しくやりがいを持って日々を過ごせているなと感じているところです。

話が逸れてしまいました。

が、そのついでにさらにお伝えしますと、佐藤、前職の医療機関に勤務していた時にも転勤はしておりません。

前職では北海道内の一部と関東などには特に施設が多いという医療グループでしたが、転勤はせず、いえ、する前に、いや、したかと思いきやそうではなく、というような状態でありました。

このあたり、ブログをご覧の皆様の中には諸事情をご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、ここではあえて触れませんので、どうかご了承ください。

かつて、当時の活動成果を認めていただき、関東への異動のお話しも2度ほどほんのりとあったものの、様々な方のご尽力もあり、ここ札幌に留まったというのが実際でありました。

この点も含め、詳細を知りたいという方がもしもいらっしゃいましたら、いつでも佐藤までご連絡いただければと思います。

さて、ようやくお話しを戻しますけれども、本日は佐藤の懐かしき時代の異動辞令についてたまたたま思い出したこともあり、綴ってまいりました。

まぁ、佐藤は、いつも通りにありのままにそのままに綴りますと、転勤はしたくない派、となっております。

これにつきましては、企業やその方個人の考え方、これが色々と複雑であれこれとあって、一概にどれが良くてどれがそうではないとか、そのようなことは言えないのが実際です。

確かに、異動によって様々なスキルが向上し、人脈が広がり、経験値が上がるという点は間違いなくあることでしょう。

一方で、転勤をしてしまうことによって、積み上げてきたものや熟成しつつあったものがまた振り出しに戻ってしまうという点もあるのではと佐藤は個人的に思うのです。

異動に伴う新たな視点や発想がプラスに働くこともあれば、長年のチームワークだからこそ成せる偉業もあります。

難しいですね。

ただ、佐藤はですね、いつもこんなことを思います。

どんなに通い慣れた道であっても、視点を変えたり時間を変えたり乗り物を変更するだけで、すごく新鮮な発見がある、と。

あの、視点を変える時などは、特によそ見にはくれぐれもご注意いただくようお願いいたします。

それで、はい、佐藤はそのように思うものですから、完成したかのように見えてそうではない、成熟したと感じていても実は違う、そんなことが当たり前にあると考えているのです。

どの段階で成功、完了とするかは、業種によっても職種によってもその施設の置かれている状況によっても違いますから、どれがどうでここが完成形と一律に決めるのは難しく、転勤や異動に伴うあれやこれやをどう判断するかは大変だとは思います。

でも、お伝えしたように、佐藤としては転勤は避けたいです。

腰を据えて取り組み、足りなくなりそうな新鮮さやスパイスめいたものは自ら積極的に取り込み、前に進んでいきたいと考えております。

佐藤の父は、北海道内をどこでも異動するというお仕事をしておりましたので、小さな頃から引越しやら転校やら単身赴任の時期やらがあり、それらに伴う苦労も感じてきたことから、お伝えしたような思いにもなるのかもしれません。

現在の佐藤は、この3月になりましても異動の辞令にドキドキすることはなく、関東のような遠い場所に転勤することもないためHappyです。

若かりし頃の佐藤が厚別区からは遠いので異動になったらどうしようと思っていたり、研修時代に訪れた手稲区で、今、地域の皆様や医療機関の方々のご協力のもとで業務に取り組めているというのは不思議な縁を感じます。

近年では、各企業においても個人の異動に関する希望や要望をしっかり聞いたり、家族背景に配慮したり、引越しを伴うような転勤をしない職種があったりということもあるようです。

人材不足があり、働き方改革が進む昨今ですから、それぞれのスタッフに気持ちよくハイパフォーマンスを発揮してもらうという観点からも、問答無用での辞令ではなく寄り添う姿勢の方が大切なのではと個人的には思います。

ブログをご覧の皆様におかれましては、もしかすると今回転勤となるかもしれない、異動の辞令を受け取るかもと思われている方もいらっしゃるかもしれません。

どうか、どのような異動になったとしても、心身共に健康面には十分にご留意され、大切な人達との時間としっかり向き合いながら、ご活躍されることを願っております。

または、思い切った転職も経験上おすすめです!

なお、これまでもこれからも転勤のない佐藤、ノー転勤マンとも言えるわけでして、それはとても嬉しいことで恵まれていて幸せなのですが、大きな声で何度もこれを言いますと、ノーテンキマンにも聞こえかねないことから気を付けたいと思います。

ある意味、そのスタイルも日々を楽しく過ごす中ではとても重要ではありますが…。

それでは。

QooQ