現在の佐藤、帽子を探しております。

いえ、少し違いました。

佐藤、けっこう前から帽子を探しておりますが、良いものが見つからずに困っております。

ここで言う帽子とは、バイザー部分のあるキャップのことです。

プライベートにおける佐藤、外出時にはこのキャップをかぶるケースが多くなっております。

なぜかと言いますと、顔を隠すため、というようなスターめいた理由などではなく、防寒とか日よけとかお洒落とかでもなく、単に寝癖対策としてです（笑）。

佐藤、朝目覚めると、９７.2%くらいの確率でスーパーサイヤ人か実験に失敗した方のようなヘアスタイルが完成しております。

そこまで寝相が悪いわけではないと（自分では）思っておりますが、毎朝とてつもない髪になっているのです。

ごく稀に、まるで整髪料を使ってセットしたかのようにしっかりきまっている場合もありますが、よく見ると後ろの部分が微妙にぴょんぴょんはねていたりしますので、やはりそのままで出かけることはできません。

出勤する場合には、その寝癖をなおすために必ずシャワーを浴びるのですが、休日に出かける時にもそのようにするのは面倒ですから、そうなりますと帽子が非常に重要になってくるのです。

しかしながら、現在使用しているキャップは経年劣化でかなり色がくすんきております。

新しいものを買いたいなと思い昨年からあちこち探しているのですが、これだという帽子には出会えておりません。

佐藤、特段に変わった帽子を求めているわけではないものの、それでも、あまりにありきたりなデザインというのもおもしろくないなと感じてしまいます。

さらに、カラーにつきましても、黒がメインだとシンプル過ぎるため避けたいところでありまして、そうなるとなかなか難しいのです。

ネットで探してみようかなとも検討中なのですが、実物を見てみないと微妙に色合いが違ったりするのではないかと思って決断できずにおります。

ちなみに、佐藤が望んでいるキャップの条件は以下の通りです。

①スポーツチームのものではないこと。

②あまりにシンプル過ぎるデザインではないこと。

③若干のポップさやロックさを感じるとベスト。

④カラーはブルーやレッド、ネイビーなどが好きだがそれ以外の色もＯＫ。

⑤あまりに派手過ぎたり、ドクロが付いていたり、ジャラジャラ色々ついているのは避けたい。

⑥バイザー部分がストレートなのは嫌で、湾曲しているものが良い。

⑦布製のふにゃふにゃしたものは不可。

⑧ムタンデには採用しているものの、キャップにおいてはキャラクターものは無し。

⑨あまり高価過ぎないこと。

⑩ちょっとした珍しさがあること。

と、まぁ、こんなところなのですが、え～と、これ、やっぱり…、難しいですかね…。

ただの寝癖隠しならなんでもいいでしょうが、とのお声も聞こえてきそうでありますし、そもそも佐藤は服装自体も全くこだわりがないわけですが、それでも、装着する機会が多いことを考えますと、やはり理想の帽子がほしいなと思うのです。

これまでの歴代のキャップは記した条件を見事に満たしておりまして（キラキラのドクロがついている時代もありましたが…）、発見した瞬間はどれも「おぉ～！これ！いい！！」とすぐに感じたことから、その再現をぜひともと願っております。

ちなみに、佐藤の場合、ハンチング帽は特に似合わず、かぶると、何かこう、通常表舞台に出てこない情報を握っていそうな雰囲気のおじさんになりますので、まず購入することはありません。

また、日々ジェントルマンは目指しているものの、シルクハットをかぶるわけいもいきませんし、鼻の下のヒゲを左右にくるんと長く伸ばしたりもしない上に、そこからハトを出すというマジックもできませんので、選択肢からは外れます。

あとは、懐かしき紅白帽という存在もありますが、佐藤が装着をしてその辺りを歩いていたら町内の皆様から通報されてしまうかもしれませんのでまずかぶることはないでしょう。

そんなわけで、やはりキャップなのです。

ただ、苦戦が続いておりますので、理想を追い求めつつも、どこかである程度の妥協が必要なのかもという気持ちはあります。

なぜなら、現在使用中の帽子のくすみがどんどん進んでいるため、いよいよ恥ずかしさすら感じておりますので…。

心の中ではあえてのダメージ加工と言い聞かすことでメンタルの状態を保っておりますが、チラリと周りの方からの目線を感じた場合には、「あっ…。すっごく色あせた帽子をかぶってるよと思われたかな…」とも考えてしまいます。

それならば毎回寝癖なおしでシャワーに入ろうかとか、とりあえずは一時的に理想とは違うキャップを購入しようかとか、そんなことも思いますが、今のところはまだ何とか現在の帽子で耐えていく予定です。

皆様におかれましては、帽子を売っているお店などでおすすめはありますでしょうか。

また、まさにお伝えした条件に当てはまるキャップを知っている、見たことがあるという方はいらっしゃいませんでしょうか。

これだというお店や帽子の情報をいただけましたら見に行ってみたいと思いますので、ぜひご協力をお願いいたします。

なお、帽子のくすみはお恥ずかしい限りですが、私服もかなりテキトウであり堂々とお見せできるものではないため、万が一、プライベートの佐藤を発見してもそっとしておいていただくか、あまり服装には注目しないでいただけますと幸いです。

もし、もしも、デコポンを買ってほしくて駄々をこねている佐藤を見つけた際には、どうかそのまま静かにその場を離れていただければと心からお願いいたします。

それでは。