皆様は、日頃カップラーメンは食べますでしょうか。
佐藤、たまに食べます。
若かりし頃に比べれば食べる頻度は少なくなっているとは言え、新商品が出ていると気になったり、時折無性に昔からある定番のカップラーメンが食べたくなる時もあるのです。
さて、そんなカップラーメンですが、かつては販売されていたものの残念ながらその後は見かけることがなくなってしまったというものもあります。
本日は、思い出に残る、佐藤が好きだったけれども今では見かけないカップラーメンベスト3を発表いたしますので、できれば共に懐かしい気持ちになりながら読んでいただけますと幸いです。
それでは、順番に発表いたします。
【第3位】
〈餅入りラーメン〉
こちらは、名前の通りに餅が入っているラーメンとなります。
商品名は確か、「もちもちラーメン」であったような気がするのですが、表記も含めて記憶が定かではありません。
うどんに餅であればたまに見ますけれども、ラーメンに入っているというのは珍しいですよね。
佐藤、実は餅そのものはそこまで好んで食べるわけではなく、お雑煮などもむしろ具や汁の方が好きなのですが、このラーメンはなぜかよく食べておりました。
胡椒的なスパイスが付いておりまして、それがまた味を引き締めてくれて美味しさが増していた記憶があります。
そう言えば、中学生か高校生くらいの時にこのカップラーメンを一人で作って食べたことがあったのですが、食べ終わる頃になってテーブルのすぐそばに「真空パックに入った付属の餅」がポツンと置かれているのを発見したという思い出がよみがえってきました。
こうなると、ただの餅なし醤油ラーメン、ですね。
【第2位】
〈中華系のすっごくとろみのついたラーメン〉
こちらにつきましても、正式な商品名などはわかりません。
いわゆる縦型ではなく、丼タイプのカップラーメンでして、けっこうな量のとろみの素(粉)がありまして、それをどばっと入れて食べるというものでした。
多少の酸味があり、中華系のあっさり醤油風味がとても美味しく、かなり好きなラーメンだったのですが、もう相当な昔に食べてからは全く見かけておりません。
これまでには類似した商品を発見して食べてみたこともあるものの、やはり、こう、なんでしょう、味そのものもそうですし、やっぱりとろみ加減ですかね、これが全然違いました。
佐藤の思い出の中にあるカップラーメンのとろみと言いましたら、それはもうすごいものだったと記憶しており、そこが特に良かったのです。
かなり曖昧な記憶ですが、醤油だけではなく塩味もあったような気がします。
佐藤が好きなのは醤油系の方でしたね。
とろみの素の中には、長ねぎを細かくしたものが入っていたはずです。
パッケージは赤色っぽい感じで、フタの部分には「とろみ」を強調する言葉が綴られていたイメージがあります。
麺はツルツルでした。
あとは、それ以上は思い出せませんね…。
具にはどんなものがあったのか、それもちょっと出てきません。
当時としてはかなり珍しく、完成までの時間が3分ではなく4分だったような気がしなくもないのですが、微妙な記憶です。
でも、とにかく好きでした。
【第1位】
〈どこかのホテルのシェフが監修した黒酢担々麺〉
これは、佐藤、ものすごく美味しかった記憶があります。
現行で販売されているかどうかを問わず、佐藤が食べたことのある全てのカップラーメンの中でも間違いなくトップクラスです。
食べたのは社会人になってからそう年数の経過していない、かなり若かりし頃であったのは間違いありません。
当時の職場の近くにあったコンビニにて購入した記憶があり、今で言いますとラーメンの有名店が監修している商品のように大きめの丼タイプの容器でありました。
フタの部分には「○○○○ホテルのシェフ監修」の文字があったはずで、その方も写っていたと覚えています。
そして、確か、ホテルは札幌市内のものであったはずです。
大きめの袋に入った液体の黒酢がありまして、食べる直前にかけるという作り方でした。
佐藤、担々麺を食べるという機会はあまりなく、一般的なラーメン以外で好きなのは酸辣湯麺くらいなものですから、当時なぜそのカップラーメンを買ったのかは記憶が定かではありません。
ただ、食べた瞬間に「うまいっ!!」と思いまして、胡麻のコクと共に黒酢の鮮烈且つ熟成感のある酸味のハーモニーが最高で、そこに加えてピリッとした辛味もあるという、それはもう、これがカップラーメンなのだろうかという完成度であったのです。
これはぜひともリピートしなければ思った佐藤はその直後に再び購入して食べまして、「やっぱり美味しい…!!」と楽しんだものの、それ以降はなかなか口にする機会がありませんでした。
その当時の佐藤のお仕事中のランチと言いましたら、外勤途中に飲食店で食べたり、担当しているお客様が「若いんだから食べていきな!」とカレーやらお雑煮やら焼き魚やらケーキやらを出してくださったり、時にお寿司をご馳走になったりでしたので、職場内で食べる機会はそれほど多くはなかったのです。
しかも、今後のためにストックしておこうと思いましたが、スーパーなどでは見かけなかった記憶があります。
また、大きく「限定」などと書かれていたわけでもありませんでしたので、佐藤の心の中ではいつでも買えるなとの思いでいたのでした。
ところが、いざ購入しようと思った時には売場のどこにも見当たらず、違う店舗や他のコンビニも探したものの、全くもって発見できなかったのです。
いつかどこかでまた見つけられるのでは、再販売されるはず、と強く願いつつも、それからはかなりの年月が経過してしまいました。
そんなわけで、特にこの第1位のカップラーメンにつきましては、佐藤の中では伝説的な美味しさで記憶に残っており、もっと食べておけばよかったとの後悔もある商品となっております。
3つのカップラーメンをご紹介いたしましたが、ブログをご覧の皆様はどれか1つでも食べたことがあったり、見かけた記憶などはありますでしょうか。
皆様のご年齢によっては、全く見覚えがないとか、そもそも物心つく前の商品ということもあるかもしれませんね…。
もし、もしもですが、復刻版が出ていたり、ここのお店には置いているとか、北海道以外であれば販売中とか、そのような情報がありましたらぜひご一報いただきたいです。
それにしてもですね、本日ご紹介したのはカップラーメンでしたが、それ以外の食べ物や飲み物でも、佐藤がすごく好きだったのになぜかなくなってしまった商品というのはいくつかあります。
それを自宅でポツリと呟きましたら、すぐそばからは「他の人があまり食べたり飲んだりしないものが好きということなんじゃないの…」との声が聞こえてきましたが、佐藤としましては決して自身が特殊だとは感じておりません。
そのため、
「時代が佐藤に追いついていないだけなのでは」と、やや無理をして余裕を見せてみたり、
「真に美味しいものは手間やコストがかかる。本物を本物のままで存続させるのがいかに難しいことであるかを物語っているのであろう」と、何となく大物っぽさを出して発言してみたり、
「そんなこと言ったってそういうのが美味しくて好きだったんだから、また食べたいし飲みたいんだよ~!ムキーッ!メーカーに問い合わせる!」と、ちょっとだけ取り乱したりしておりました。
しかしながらですね、まぁ、でも、心のどこかでは、佐藤が美味しいと感じているものでも周囲の方々からすると、「これ…、どこかおいしいんだろうね…。佐藤の舌、味覚、やばいよね…」と思われていたらどうしようとの一抹の不安はあります…。
ちなみに、近年知ったパン屋さんの大変美味しいクロワッサンがありまして以前ブログでも少しだけご紹介しましたが、先日購入して食べたところ味の変化を感じました。
その日の天候による焼き加減の影響なのかもと思ったり、また佐藤自身の味覚のコンディションのせいかもとも考えましたが、どうにもこうにもバターが違うような気がしてならないのです。
今後再び訪れた際には、何度もレジでお見かけしている店員さんに聞いてみようかなという気持ちも多少はあるものの、「ぷっ…!何も変わっていませんけども…」と笑われたら恥ずかしいので迷っております。
話題を戻しますと、本日は佐藤がかつて食べたものの今では見かけないカップラーメンについて綴ってまいりました。
そのどれもが、あくまでも佐藤の記憶に基づくものでありますので、実際の商品と異なっておりましたらどうかご容赦ください。
もし、関係者の方がこちらのブログをご覧になっておりましたら、どうか、販売終了となった経緯や復刻の可能性などを教えていただければと思います。
第1位のカップラーメンを監修したシェフの方が見てくださっているようでしたら、モデルとなった黒酢担々麺をぜひとも食べさせていただきたいと強く願っているところですので、ご連絡いただけましたら大変幸いです。
それでは。