皆様は、あるドリルをご存知でしょうか。
ある、という書き方をしたのは、それそのままにストレートに綴ってしまいますと、いくらありのままにそのままにを基本スタンスとしているブログとは言え、ちょっとなぁ…、と思うからです。
そのドリルというのは、けっこう前にかなりのブームになったと記憶しており、現在では定番のものとして書店などでもたくさんのラインナップを見かけます。
対象年齢も様々、教科も色々でありまして、表紙からしておもしろいのですが、実際に問題を見ますとこれがもう、本当に、笑いを堪えきれない内容になっているのです。
一つお伝えするならば、と具体的に書きたいのですが、佐藤的に自粛しておりますので、まずヒントを記しますと、そのドリルのネーミングの最初には「う」がつきます。
あとは皆様のご想像にお任せして、ですとあまりにヒントが少ないかと思いますので、さらに綴りますと、真ん中の文字は「ん」ですね。
ここまできたら全て書いてしまおうとも思うものの、やはりつなげて記すのはいかがなものかと感じていることから、続く言葉のみをお伝えしますと、最後の文字は「こ」となるのです。
あとはぜひ、皆様それぞれに言葉を紡いでいただければと思います。
そしてですね、この「○○○ドリル」ですが、その内容は「う」で始まる言葉に溢れています。
たとえば、算数などですと、次のような問題が普通に出てくるのです。
「今日、○○○を10個持って出かけたら途中で3個落としてしまった。それから友達に会ったので、5個の○○○をプレゼントした。今持っている○○○は全部でいくつでしょう」
というような感じですね。
それ、プレゼントするのだろうかと思いますが、本当にそのような問題が多々あります。
国語であれば、次のような文章です。
「あそこで○○○を頭に乗せてジョギングしているのが僕の父です」
「たくさんの○○○が空から降ってきた」
「大きな○○○をリュックに入れて、小さな○○○をお弁当箱に詰めて遠足に出かけよう」
というようなもので、読みやら書きやらの問題があります。
とにかく、全てが「う」から始まるあの言葉に直結しており、まずありえないシチュエーションがたくさん登場するのですが、特に子ども達からすればものすごく笑える楽しい問題の数々であり、それが学習効果の向上に役立っているようなのです。
普通であれば、そのような言葉を連発しながら学習するなんてと思いがちですが、記憶の定着や興味を持って取り組むという意味では、非常によく考えられた秀逸なドリルだと佐藤は個人的に感じております。
さて、このような楽しいドリルに接する中で、佐藤はあることを思いました。
それは、これ、佐藤Ver.も作りたいなぁ、ということです。
あ、あの、もちろん、佐藤と○○○のお話しではありませんよ。
そういうことではなく、佐藤ドリルを作りたいなと思ったのです。
つまり、全てが佐藤だらけの問題の数々ということになります。
え~、読んでいるだけでお腹がいっぱいですという方がいらっしゃいましたら、どうかこの先は読み飛ばしてください。
でも、できれば最後まで読んでいただきたいです(笑)。
では、早速ですけれども、佐藤ドリルの国語の問題からいきます。
下線が引いてあるひらがなの部分を漢字にしてください。
問題は全部で10問あります。
① 佐藤に高級なシャインマスカットを差し入れたら、くるくる回りながらかんきしていた。
② ねっしょうしているのはGLAYかと思ったら佐藤だったようだ。
③ 佐藤は虫とは仲良くなれませんが、蒸したカキなら大好きです。
④ 誰ですか?佐藤のブログを読んでじぶんでもすぐに書けそうだと言ったのは。
⑤ どうにもこうにもブログが書けない時はくうしょうじょうほうにしようと佐藤は思った。
⑥ 前の問題の内容はじょうだんです、と佐藤は慌てて言いました。
⑦ 佐藤に鼻炎がなければせんさいな味もわかるから、海原雄山といい勝負になるだろう。
⑧ 佐藤は走る。お腹の脂肪を揺らしてけんめいに走る。でも、実際には歩く速度だ。
⑨ 佐藤が先週から落ち着かないのは、職員健診のさいけつが来週に迫っているからに違いない。
⑩ 新しいしゅみはダイエットにしよう。佐藤はビールを飲みながら決意した。
いかがでしょうか。
続きまして、算数にいきます。
問題は全部で5問です。
【第1問】
佐藤はゴールデンウィーク中に「カール・レイモンのサラミを1本」、「カプリコを2本」、「ワインを2本」、記憶が確かならば「缶ビールを8本」飲みました。佐藤が食べたり飲んだりしたものの合計の本数を答えてください。
式: 答え:
【第2問】
中学1年生の時の佐藤は100m走を12.90秒で駆け抜けましたが、現在の佐藤は同じ距離を走った場合、1分12秒かかりそうです。当時と現在の佐藤のタイムの平均は約何秒でしょうか。小数点以下を四捨五入して答えましょう。
式: 答え:
【第3問】
かつての佐藤はキャリアハイの体重から15kgのダイエットに成功しましたが、その後、長い年月をかけて一昨年までに13kg分が戻りました。
一昨年、昨年と、なぜか春頃になると焦って2kgの減量を行うものの、毎年夏には結局2.5kgずつ体重が増えています。
今年に入った直後の佐藤の体重はキャリアハイの時と比べて何kg減っているでしょうか。
式: 答え:
【第4問】
ゲームセンターに出かけた佐藤は5000円札全てを100円硬貨に両替し、1回100円のクレーンゲームに23回挑戦して、すごく欲しいかと言われればそうではないものの、どうしてもという周囲からの声に応えるために超ビッグなぬいぐるみをゲットしました。
その後、同じく1回100円のゲームでチョコパイ4個とおっとっと5個を獲得した時点で、佐藤の財布の中には100円硬貨が3枚しか残っておらず、このままでは鮭の珍味をゲットできないかもしれないのでさらに両替するべきかどうかを迷いました。
佐藤がチョコパイとおっとっとを獲得するのにかかった金額は何円か答えてください。
式: 答え:
【第5問】
佐藤の自宅では今年もすでにたくさんの草達が元気いっぱいに生えてきており、草むしりのことや今シーズンの北海道コンサドーレ札幌の成績を考えて何とも言えない気持ちになっています。
草むしりが必要な範囲は、縦8m横2mの長方形が2か所分、底辺3m高さ4mの二等辺三角形の部分が3か所分、上底2m下底5m高さ3mの台形が1か所分です。
佐藤が汗だくになり虫から逃げながら草むしりを行う面積の合計を求めましょう。
式: 答え:
と、いうことで、佐藤ドリルの中から国語と算数についていくつか出題してみましたが、いかがでしたでしょうか。
それぞれに配点をして正解を記そうかとも考えたものの、問題自体はおそらくブログをご覧の皆様であればすぐに解けたり、調べるとわかるものが多いかと思いますので、あえて綴らないことにいたしました。
答えがどうかというよりも、問題そのもので楽しんでいただけたのであれば幸いです。
なお、特に算数におきましてはきちんとした問題として成立しているかどうかはやや不安ですし、内容的には一部フィクションもありますのでご了承ください。
大人になるとドリルや公式やテストなどからは離れてしまうことがほとんどですが、自身の中の記憶の整理や頭の活性化という意味では、時折それらに触れるのも良いものだなと思います。
色々と書いているうちに、佐藤自身が楽しくなってきましたので、もしもご覧の皆様からのご好評の声がありましたら第二弾を書き上げたり、理科や社会や英語のVer.も作るかもしれません。
皆様が解いてみたい佐藤に関する問題(お腹が出ているなどではなく設問)がありましたら、ぜひご意見をお聞かせください。
それでは。