つい先日の夜、佐藤の自宅の中で、こんな声が聞こえてきました。
「誕生日のケーキにフーッてした後みたいな匂いするね」
その日の佐藤はなかなかの疲弊具合であり、また鼻炎による鼻詰まりもありましたので、その言葉に対し、「えっ?そう?まぁ~、そうかもね!」とかなりテキトーな返答をしたのです。
そうしましたら、その数分後のことでした。
「えっ!?なんで!?何これっ!!」
というような声が響いたのです。
佐藤は近くにおりましたので、そちらに目を向けようとした時から、何とも言えない臭いが漂ってくるのを感じ、次の瞬間には白煙が上がっているのがすぐ視界に入りました。
自宅内のどこでそのような状態になっていたのかと言いますと、それは、電子レンジです。
本来、袋から中身を出してレンジアップする商品を、ある者が説明をよく読まず、そのまま加熱したのでした。
それにより、商品の外袋はふにゃふにゃやら穴だらけやら溶けたりやら容器に張り付いたりやらになっており、レンジの扉を開けた瞬間から何とも言えないかなり不快で且つおそらくは有害と思われる臭いと煙が充満していたのです。
かなり驚き、また焦りましたが、幸いにして火が出ているわけではありませんでしたので、家中の換気扇を回すなどした上で、その商品を取り出しました。
ただ、残念なことに全くもって食べられる状態ではなく、またものすごい臭いを放っておりましたので、厳重に袋に入れて廃棄となってしまったのです。
故意ではなく不注意とは言え、食べ物を無駄にしてしまったことについては深く反省をしなければなりません。
そして、まずは何よりも大きな事態にはならず、ほっといたしました。
しかしながらですね、煙と臭い問題は残りまして、何とかしてそれらをなくそうと換気を試みていたところ、ある機器が自動で動き出したのです。
それは、エアコンでありました。
設定上、室内の空気の汚れを感知することで、自動で運転が始まるようにしてあるのです。
日常の中で空気洗浄のためにエアコンが作動することはほとんどなく、これまでにも数回動いた程度ですので、かなり珍しいケースと言えます。
しかも、動くだけではなくその状況を示すランプも最上位のものになっており、且つ長い時間運転が続いておりましたので、いかに今回の事態が大変であったかがよくわかりました。
さて、実は、本日の本題はここからなのです。
今お伝えしましたエアコンですが、佐藤、昨年の秋頃に、今シーズンはもう使わないだろうということでしっかりと清掃を行っております。
それ以降は一度もスイッチを入れることはありませんでしたが、エアコン自体に何らかの影響が及ぶような行動なども当然ありませんでしたので、ただただ再び活躍する時を待っているものだと佐藤は思っておりました。
ところがですね、騒動により運転を開始したエアコンから、おかしな音が聞こえてきたのです。
それは、ギシギシ、と言いますか、どちらかと言うと、ギコギコ、に近いような音でして、ず~っとそれが鳴り響いておりました。
そのままにというわけにもいきませんので、佐藤は踏み台を使用して状況を確認してみたところ、上下に動くルーバーの最下段のものから音が鳴っているようでした。
左右に動くルーバー、上下に動くルーバーの中で上側に付いているもの、それらは手を触れるなどして確認をしても、異常はなさそうであり、ギコギコ音は鳴り続いていたのです。
音のもとではないかと予想したルーバーの動きを手で止めると、同時にギコギコも止まりました。
しかし、おおよその場所、部品が特定できたところで、実際にどこをどうすればそれを直せるのかはわかりません。
自宅内には何とも言えない臭いが漂う中で、疲労を感じていた日の夜に、さらなる課題が発生してしまいました。
それでも、何もせずにそのまま寝るというのは佐藤の性格上大変気になることですので、眠いのに…!とか、チョコをバリバリ食べたい…!とか、最近復活させたゲームをしたいのに…!とか、そのような気持ちを全て抑えまして、あれこれと調べたのです。
結果的にはですね、いくつかの原因が考えられそうであり、さっと調べた中で出てきたのは、「該当のルーバー自体の老朽化」、「何らかの原因によるルーバーの接続不良」、「ルーバーを動かす部分の動きが鈍くなっている」、「小型モーターの故障」、でありました。
正直なところ、老朽化するほどの年数や使用頻度かと言いますとそのようなことはありません。
接続不良については僅かに可能性があるものの、昨年の秋に清掃をした際には何も感じませんでしたのでおそらくは違うと思われます。
モーターの故障は最も修理の手間や費用がかかりそうであり、どうかこれだけではありませんようにと願うばかりですが、音の質的に違うのではと思い、いえ、信じているところです。
そうなりますと、一番可能性が高いのは稼働部分の動きの鈍さでして、これは使用しているうちに埃がたまったり、乾燥により潤滑油がその役割を果たせなくなったりしてギコギコにつながっているという不具合でありました。
もし、それが原因なのだとすれば、何らかのグリスを塗布するとか、何らかのスプレーを使うとか、何らかの潤滑剤が有効なのだそうです。
でも、でもですね、その何らかが難しい問題となります。
やはりエアコンからは風が人に向かって出てきますから、人体にとってよろしくない潤滑剤などを使用するのは良くないのです。
また、調べる中で出てきたのは、種類によっては本体を痛めるですとか、すぐに効果が薄れるですとか、粘度によっては逆に埃がたまりやすくなってしまうなどもあり、一体何がベストで何がいけないのだろうとかなり迷っております。
そもそも本当に上下のルーバーの最下段が原因かどうかも確実ではありませんし…。
そんなわけで、実はこのブログを書いている時点でエアコンギコギコ問題は解決しておりません。
煙もくもくとなったその日はお伝えしましたような佐藤のコンディションでもありましたので、もうそれ以上は当日中に何かを進めようとしても効率的ではないと判断しまして、体重や体脂肪のことを考えながら白ワインを少しだけいただき、ベッドに入りました。
その時点では先ほどお伝えしたある旧型のゲームの続きが気になっておりましたが、そちらにつきましても我慢をしております。
コンサドーレ情報を確認してから眠りにつこうかと思いきや、見ながら寝てしまい自身のiPhoneがおでこに落ちてきて一度は目覚めましたが、その後はすぐに就寝となったのです。
佐藤、この後の展開につきましては現段階でもさてどうしようかと考えております。
やはりまずはより詳細にギコギコ部分を特定し、さらに調べ、もしかするとメーカーに問い合わせるなどして対処しようか、などとも思っているところです。
本格的な暑さはまだもうちょっと先とは思いながらも、少し気温が上がればすぐにエアコンのスイッチに手が伸びる佐藤ですので、早い段階でギコギコを解消しておかなければ今年の夏は常にギコギコと付き合っていくことになります。
歌番組を見ていたり、YouTubeで音楽を聴いている最中にもまるで演奏のようにギコギコ。
佐藤自身が熱唱している際には合いの手のようにギコギコ。
食事中にはほぼ箸しか使っていないのにまるでナイフの使い方に慣れていないようにギコギコ。
静かに読書をして知識を蓄えている、と思いきやこれ美味しそうと思いながら「美味しんぼ」を読んでいるだけでも何だか気になるギコギコ。
最近大変興味を持っているソムリエの方の動画を見ながらワインのテイスティング、的なことをあくまでも佐藤的に行って楽しんでいる最中にもギコギコ。
うたた寝していたってギコギコ。
お腹が痛い時だってもちろんギコギコ。
先日お伝えした○○○ドリルを使いながら勉強を教えている時にもギコギコ。
まぁ、このような生活では困りますよね…。
寝室のエアコンを活用してそちらで過ごすという方法もありますが、根本解決にはつながらないですし、いつでもぐぅ、と寝てしまっても大変ですから、やはりギコギコを何とかするしか方法はないのです。
そうでなければ、ブログを書いていても、
こんにちは。佐藤ですギコギコ。
と、気づかぬうちに綴ってしまう可能性があります。
また、皆様とお会いしてお話しをしている最中にも、
そうなんですよね、ギコギコ、私は見た目の通りにギコギコ、暑がりなものでギコギコ、夏なんかはちょっとギコギコ、動いただけでギコギコ、汗だくで困ってしまいますよギコギコ。
などと呟くようになったら、かなりご心配をおかけしてしまうことでしょう。
まぁ、これらは冗談ですので、いくら音が続いていたとしてもこのような状況にはならないでしょうが、それでもギコギコ、あっ…、今すでに先ほどからの癖でギコギコを綴ってしまいました…。
などというのも、もちろん佐藤的ジョークですので本当にそのようなことにはならないとは思うものの、とにかく自宅のエアコンを何とかしなければならないのは確かなのです。
佐藤なりにあれこれと調べて対処をしていくつもりでおりますが、もし、ブログをご覧の皆様において同様の事態になったことがあるですとか、対応策をご存知の方がいらっしゃいましたら、ぜひともご一報をいただければと思います。
なお、レンジの中ですごいことになってしまった商品はどのような種類のものなのか、気になる方はお気軽に佐藤までご質問ください。
そちらの商品、長いこと冷凍庫の中で保管されており、そろそろ食べたらと何度となく伝える中でついにその日を迎えたにもかかわらずお伝えした結果ですから、何とも言えない微妙さですね。
まずまずの大きさのものでしたので、ただただ、長きにわたり冷凍庫内で場所を取っていただけという結果になっております…。
それと、最初に聞こえてきた声、誕生日のケーキにフーッ…、についてですが、どんな意見であっても誰の発言であっても自身のコンディションがいまいちでも、しっかり耳を傾けなければいけないな、と強く感じております。
エアコンについては続報をお伝えするかもしれません。
それでは。