帰省時の珍しい行動から湧き出た純情な感情。

2025年8月19日火曜日

t f B! P L
こんにちは。佐藤です。

先日、佐藤は数日お休みをいただきまして、帰省してまいりました。

毎年のようにそうなのですが、それまでは比較的涼しく経過していた地元が、佐藤が帰った途端に急激に暑くなるという不思議な現象があります。

事前に調べていた情報によると高温になる天気予報はありませんでしたので、今回は比較的楽に過ごせるかなと考えていたのですが、はい、えぇ、そのようにうまくはいきませんで、帰省翌日にはしっかり暑くなりました…。

大変残念なことに、また近年の暑さの中ではリスクがあることは承知しておりますが、佐藤の実家にはエアコンが設置されておりません。

そのため、普段の生活以上に暑い暑いを連呼して過ごしておりました。

佐藤、基本的に、帰省時にはゆっくりのんびりと、そしてのんびりゆっくりと、あるいはのほほんでゆったりとまったりとして過ごしたい派、なものですから、外出は最低限に留めております。

ところが、今年のこの暑さには大変困りまして、2台の扇風機やサーキュレーターや冷風機に囲まれながらアイスを食べていてもちっとも快適ではありませんでしたので、佐藤にしてはかなり珍しく、「外に行こう!外に!」と周囲の者達を促し、自らの運転でドライブに出かけました。

車内は実に涼しく、過ごしやすかったです。

少し冷え過ぎではないか、との感想も一部聞かれましたが、冷風を浴びに浴び続けまして、快適でありました。

そんな中、佐藤はラーメンを食べたいと思ったのです。

ブログでは冷やしラーメンのことを少し前に綴りましたが、この日に食べたかったのは普通の熱々ラーメンとなります。

そんなに暑がっていたのにラーメン!?

と、驚かれた方もいらっしゃることでしょう。

周囲からの意見も同様でありました。

しかし、佐藤は地元で暮らしていた際によく訪れていたラーメン店に行きたいと数年前から思っていたものの、なかなかそのような機会がありませんでしたので、ここは一つ、この暑さの中でチャレンジしてでもぜひ食べたいと考えたのです。

ところが、そんな時に限って、まさかの、まさかの定休日でありました…。

行けるチャンスなのに定休日、これは、無理をして暑い中で熱いラーメンを食べるべきではない、そういう意味なのだろうとポジティブに考えまして、それならばと今度は思い出の蕎麦屋さんに行こうとしたのです。

いえ、そうしようとしただけで、実際には変更できませんでした…。

なぜなら、すっかりラーメンモードになった者の意見がどんどん出てきて、蕎麦よりラーメンじゃないとイヤだ!というように、クレーンゲームでこのぬいぐるみを取るまでは帰らない!負けられない戦いがそこにはある!的な、そんな決意の声が聞こえてきたのです。

もともとラーメンを食べたい気分でおりましたので、それならばと蕎麦に傾きかけていた気持ちを抑えまして、当初行こうとしていたお店ではないものの、佐藤は久々に食したい一杯がある別のお店に向かうことにしました。

さて、ラーメン自体はですね、大変に美味しくいただきましたけれども、佐藤がどうなったのかというところにつきましては、皆様ご想像の通りとなっております。

はい、汗だくですね。

いえ、汗だくの汗だくでしたね。

そちらのお店は2店舗あるものの、佐藤的な勘によって、より開店時期が新しくてエアコンがばっちり効いていそうな方を選びましたが、全くもって予想は外れました。

入店直後から暑く、ラーメンを待つ間にもじんわりと汗をかくほどでしたので、なるべくささっと、スープを飲み過ぎないようにさらっと食べたつもりですが、それでもやはり汗だくとなり、涼むためにドライブに出かけたはずがかえって体全体が熱くなり、前後半の90分どころか延長戦も含めてサッカーの試合にフル出場したくらいの状態になったのです。

こうなりますと、すぐに実家に戻ってさらに暑くなるわけにもいきません。

佐藤はラーメン店を出た後もエアコン全力運転でドライブを続けることにしたものの、何のあてもなく車を走らせるのもなと思いつつ、自然と向かっていたのは佐藤の母校や当時の通学路の付近でありました。

帰省の際に近くを通ることはあっても、実際に母校が見える場所まで行く機会はあまりありませんし、特に通学路だったところを車で走るなどはもう何年もなかったのです。

佐藤が通っていた高校は、校舎をぱっと見た感じでは当時と何も変わらず、かつてと同じ姿でその場所にありました。

校内や敷地に入ってみるなどはしませんでしたので、長い期間で色々な変化があったとしてもそこはわかりませんが、グラウンドも、近くの道路も、歩道も、その近郊にある建物などもそのままだったので懐かしかったです。

ただ、ふと当時の先生方のことが浮かんできて、佐藤は思いました。

卒業からの年数を考えると、その頃にかなりお若かった先生であっても、今ではもう定年が近くなっているのだろうな、と。

ベテランの先生であれば、もう定年されてからしばらく経っているということになるな、と。

何だか、その事実は驚きと言いますか、当たり前のことなのですが、自身の今の立ち位置や年齢のことも再認識してしまいまして、少し複雑な気持ちになりました。

近年よくあるのが、サッカーや野球で、かつて選手として活躍していた方が軒並み監督になっているのを見て、思わず「え~、この人もあの選手も今や監督かぁ…」と言ってしまうことです。

この時も、時間の流れや年月の経過を感じます。

何とも表現しにくい、そんな気分になるのです。

涼みながらのドライブで車を進めていくと、佐藤の同級生の家や実家がいくつか見えてきました。

これもまた、懐かしい光景です。

稼業が変わらずに続いている様子を見て、長い間続いているのはすごいなと今のこの立場になったからこそより感じる思いがありましたし、なぜか本業とは別のお店を始めていた同級生の家もあって驚いたり、当時友人の家に泊まりに行ったことを思い出したりしまして、実に色々な感情が湧き出てきました。

母の話によれば、佐藤の母校の近くにあったあるお店は移転後も人気店として続いていたものの、今ではおそらく跡継ぎの問題などもあったのか、閉店してしまったとのこと。

高校生だった頃にはよく訪れ、その後も何度かはお店に行ったことがありますが、その時の店長の言葉なども思い出すと、何とも切なかったです。

今回通った道は、高校生の時だけではなく、中学時代の通学路でもありました。

中学生の時の佐藤、高校生の時の佐藤、共に、体型を除けば根幹となる部分は大きくは変わっていないような気がします。

こちらは何とも言えませんが、まぁ、まぁまぁ、正直に言えば身長もその当時からほぼ同じです。

あの頃はこんなことがあったなぁとか、あんなことを考えながらここを歩いていたよなぁとか、そのようなことを思い出しつつ運転しておりました。

基本的には、佐藤の中にあるコアな佐藤は変わっていない、それは事実であり偽りのないものなのですが、その中心部分に肉付けされて蓄積されたものはたくさんあります。

あの、脂肪という意味ではありませんよ。

それはそれで正解ではありますが、ここでいう蓄積は頭や心の中にある経験ということです。

大人になり、それもなかなかのおじさんになったわけですから、積み重ねてきたものがあるのは当然なのですが、佐藤自身としましては、昔に比べれば自身の心理的なコントロールがある程度はできており、そして何より学生だった当時には考えもしなかったことや発想が出てくるよなぁ、と冷静に分析すると思います。

その当時は当時で楽しいこともそうではないこともあったものの、それらとはまた違う部分において、どこかで僅かに感じる閉塞感や不安もあったように思うのですが、何と言いましょうか、今の方がやっぱりいくらかは心に余裕があり、何よりもこう、ある意味では弾けているよなぁ、とも感じるのです。

うまく表現するのが難しいのですが、中学と高校時代を経てからの大学生の時に勢いとセンスだけでコワイものなどない状態でテンションが上がっていた弾け具合とはまた違う何か、という感じでしょうか。

感覚的にそのままに表すとすれば、ブワーッ!イェーイ!!ホッホホーイ!!というようなことではなく、それらは学生当時の状況であり、今ですとパーン!ヨーシッ!!ワッショーイ!!というような感じですね。

え~、大変わかりにくくて申し訳ありません…。

でも、とにかく、佐藤が通学路をリアルな毎日として使っていた頃に感じていた嬉しさとか悩みとかそれらに伴う感情の波とは全く異なるもの、それは日々の心の揺れ動きやポジティブやネガティブなどを全て巻き込んでミックスしてそれでもなお、うん!いける!これで大丈夫!!という感覚があるのは確かな事実なのです。

10代の頃に比べれば体力も筋力も低下に低下を続けておりますし、もちろんこの先に続く未来というのも当時よりも少なくなっているのは認めなければなりません。

しかし、それでもなお、今の、現在における佐藤の方がずいぶんと視界はクリアな気がしますし、発想や想像も次々に浮かんできますし、問題課題が出てきた中で時に立ち止まったとしても必ず解決できるはず、というような気持ちがあるのです。

それだけ年齢を重ね経験を積んだということなのかなぁ、とも思いますし、佐藤の中ではある時期が一つのきっかけとなって、ドラゴンボール的に言えば最長老様に潜在能力を引き出してもらったような、そんな感覚もあります。

そんなわけで、久々に目にした母校や通学路近郊で見た風景から色々なことを思い出し、また今の状況も踏まえてあれこれと考えてみました。

通常の帰省時にはお酒を飲んでだらだらするだけの佐藤にしては、かなりレアな過ごし方でありましたが、それにより懐かしさを感じたり、お伝えしたような気持ちをあらためて自分の中で確認することにもつながりましたので、有意義であったなと感じているところです。

なお、当時の同級生の実家や家の近くは通ったものの、本人達の姿は全く見ておりません。

相当な長い年月において、一度も会っていない友人達はたくさんいるため、今どこで何をしているのか、どうなっているのかはわからないのです。

あの頃とはかなり変わっているのか、そのままなのか、変わらない部分と変わった部分があるのか、進化しているのかそうでもないのか、気になるところではあります。

しかしながら、まぁ積極的に連絡を取ろうかなとか、そのようなアクションを起こすとすれば、あと10年後くらいですかね(笑)。

たいした根拠はありませんが、そのくらいが一番良いような気がします。

もしかすると、どこかで、同級生の誰かがこのブログを見てくれているということもあるのかもしれません。

何も知らずに当院を受診している、などもあるかもしれません。

お互い気づかずにすれ違っているのかもしれません。

みんながみんな、それぞれに自分や自分と家族の道を進んでいるものと思いますが、あの頃に同じ教室にいたメンバーの一人として、どこかでまた縁があればつながることでしょう。

そんなわけで、今年の帰省に関連した色々な思いについて本日は綴ってみました。

今回は全ての行程が車でありましたが、今度は実際に歩いてみるのもよいのかもしれないと思っております。

そうなると、本当にかなりの年数振りとなりますので、そこで感じる風や匂いや雰囲気などから、また違った思いが込み上げてくるのかもしれません。

今こうしてブログを書きながらも、そういえば高校の近くにあったあれはどうなっていたのだろうと思い出したこともありますので、そう遠くないうちに地元の街歩きを実行したい気持ちにもなっております。

そのような機会がありましたら、またブログ内でもご報告する予定です。

帰省をし、お盆も終わり、いつも通りの日常がまた始まった今、さらなる進化と成長を続けながら毎日をポジティブにがんばります。

それでは。

QooQ