先日の夜ことなのですが、スーパーに行った際、車を停めるべく駐車場を低速にて走行しておりましたら、ある部分が気になりました。
どこかと言いますと、お店に向かって一番右端の角の位置に駐車中であった車の運転席側、フロントタイヤのところです。
佐藤がちょうどコーナーを曲がろうとした際、安全確認のためにそちらの車を見た時にたまたま発見したのでした。
何がフロントタイヤところにあったのかと言いますと、それは、袋です。
手のひらサイズの透明なビニールの袋が挟まっており、風に吹かれてピロピロピロピロと揺れておりました。
おそらくホイールか何かに引っかかっていたのだろうと思われたその袋には文字やデザインが描かれているようでしたが、裏側しか見えず、それが何の商品であるのかを確実に把握することはできなかったのです。
その状況を目にした瞬間に頭に浮かんだのは、かつての佐藤の経験でした。
かなり昔のことですが、大きなゴミ袋が道路上を舞っていて、避けることができずに自身の車で踏んでしまったことがあるのです。
袋の姿がバックミラーで確認できずどうしたのかと思っていましたら、なんと車の下に挟まっておりまして、やがて熱で溶けてきて、すごい臭いがするやら張り付いてバサバサバサバサ音が鳴るやらで大変でした。
その時に比べれば今回見つけた袋はごくごく小さなものですけれども、やはりタイヤ付近に何かが挟まっているというのはよろしくないわけでして、心配だったのです。
それと、知りたかったのはその袋の正体でした。
いったい何の商品のものなのか、文字やデザインがはっきり見えずにピラピラピラピラ揺れているのがより気になったのです。
佐藤は駐車し、外に出てから、少し歩いて店内に向かう途中でそちらの車の前を通りました。
ちらりとフロントタイヤの方を見てみますと、先ほどよりも強い風によってヒラッヒラヒラッヒラと袋が揺れています。
車内から見るよりも近くなったこともあり、描かれているものがぼんやりとは見えましたが、それでも何の袋であるかはいまいちはっきりとしません。
しかしながら、運転席にはご高齢の男性の方が乗車中でしたので、あまりじろじろと見るのも失礼ですし、かと言っていきなりお声掛けして袋のことをお伝えするというのもどうなのだろうかと思いました。
気にはなるものの、とりあえずは用事を済ませるべく、佐藤は店内に入って買い物をすることにしたのです。
ただ、その間もどうにも袋のことが浮かんできてしまいます。
なぜあのように挟まったのだろうか。
かつての佐藤のように、走行中に飛んできたためかもしれない。
それか、駐車場に到着してから挟まったという可能性もある。
まさか、わざと付けているということはさすがにないよなぁ。
アクセサリーとして、なわけがないし、実は袋と見せかけて違うものだったりして。
そうなると、何か不思議な物体なのかもしれない。
その袋に近づいた途端に急に巨大化して佐藤を包み込んだかと思えば、キラキラと光り輝く中で袋が少しずつほどけ、なんと、再登場した佐藤は理想の体型になっていた、というのは夢があるものの単なる妄想だから違うよなぁ…。
でも、どちらにしても、やっぱりあの文字が気になるし、どんな商品のものなのかそもそも商品かどうかも含めて事実を知りたいなぁ。
だって、ブログにもなるし…!
などなど、色々なことを考えながら買い物をしておりましたら、自宅内にて2回にわたってそれぞれ別の人物により佐藤が冷蔵庫に保管しておいたチョコを食べられたことから今回こそは自分でとの強い思いものとで購入しようと思っていたチョコを買い忘れるところでした。
考え事をしながらというのは、いけませんね。
佐藤は保険をかけ、チョコを2つ購入しました。
1つはダミーとして、食べられたとしてもよい用です。
決して、佐藤が2つとも食べようとしていたわけではありませんよ。
気づかれる可能性が極めて高いものの、万が一にでも誰かが発見しなければそれはそれで両方食べちゃおうとか、そのようなわけではありません。
あくまでも、リスク管理の上での2枚買いなのです。
さて、そのようにして買い物を終えた佐藤はお店の外に出ました。
すると、先ほどの車がまだ同じ場所に駐車してあるのを見つけたのです。
佐藤は、やはりあの袋が気になりました。
やや離れたところから確認しましたら、ゆらゆらと袋は揺れているものの、変わらずタイヤに挟まったままです。
向きや角度に変化はありませんでしたので、このままいけば、結局のところその袋がなんであったのかがわからないままということになります。
しかし、えいっ!と袋を踏んづけてこちらに引き寄せ、挟まっているところから助け出すというのもまた、見ず知らずの方の車に関することですので、できるはずもありません。
佐藤は徐々に袋に近づき、目線を下に落として注目いたしました。
何か、何かの絵が見えるけれども、暗いこともあり、どうにもわかりません。
風に揺れる角度によってはもう少しヒントが出てきそうなものですが、そんな時に限って無風状態で、佐藤がお店に訪れた時のようなバサバサ状態ではないのです。
いよいよ、袋がすぐそばに迫ってきました。
袋の体勢は変わりません。
むしろ、角度的にはより何の袋であるかがわからない状態となっていました。
間もなく袋の横を通り過ぎる、あぁ、やっぱりよくわからない、そう思った瞬間でした。
僅かな風が吹いたのです。
そして、袋が一瞬浮いて、ひらりと佐藤の目の前に落ちてきました。
それほどまでに強い風でもなかったのに、ちょうど良いタイミングで、袋は車のタイヤからきれいに外れたのです。
あっ!と思った直後に袋はひっくり返りまして、しっかりとその文字もデザインも確認することができました。
その数秒後、再び吹いた風により、袋は車の下に潜り込んでしまったのです。
ごくごく僅かな時間の出来事でありましたが、佐藤eyeはしっかりと確認いたしました。
佐藤が目にしたビニールの袋、それは、それはですね、はい、何かと言いますと、
「つぶあんぱん」
のものであったのです(笑)。
すっきりしたのと同時に、このタイミングが奇跡的だなと思いました。
ほんのちょっとの時間しか、つぶあんぱんの文字と絵を確認できるチャンスはなかったわけですから、佐藤はかなりついていると言えるのです。
まぁ、だからと言って何かと言われれば、全くもって何もありませんけども…。
その後の袋がどうなったかはわからないものの、サイズ的にはかつての佐藤のように車の底に張り付いてしまう可能性は低いと思われますし、ゴミが街に置き去りという環境的な面はさておき、ホイールやタイヤへの影響が出る事態を避けられたのも安心材料ではあります。
また、何よりも佐藤的には大変気になっていたことから、つぶあんぱんという正体が明らかになって良かったです。
挟まったままでしたらブログにはなりませんでしたので、この点も佐藤としてはラッキーでした。
なお、最近では買い物をした際の合計金額が777円であったり、1111円であったりということがちょこちょことありまして、何かこう、なんとなく何らかでなにかしらの運気が高まっているのではないかと感じております。
今回ご紹介した件も含め、何かと運が良いな、おもしろいな、すごく良いタイミングだなと感じつつ過ごす方がポジティブかと思いますし、そうすることでやがてとってもHappyな展開に発展してくれないものかと心から願っているところです。
皆様は本日のブログをご覧になり、袋の正体は何であると想像されておりましたでしょうか。
同じような形状の袋は多々あるものの、やはりこれがつぶあんぱんであったというところが、佐藤的には何とも微笑ましくおもしろいなと思いました。
これがモヤシの袋であったならばちょっと渋過ぎるような気がしますし、キャラメルデニッシュなどであればお洒落過ぎますし、かと言ってただの透明な袋ですと正体がわかった際にはあまりインパクトがありませんしね。
今後も同じようなケースが起こることは稀かと思いますが、もしもまた機会がありましたらご報告するかもしれません。
ちなみに、佐藤はこしあんの方が好きです。
それでは。