今月のこの雪、風、天候、本当に困りますね。
自然とケンカをしてもどうしようもなく、嘆いたところでどうにかなるものでもなく、粛々とできることをやるしか方法はないのですが、あまりにもひどいものですから、気持ちの整理をつける意味でも、今週の佐藤の状況を少しご紹介したいと思います。
まず、今週の月曜日の朝、佐藤の自宅の玄関前は、風除室のドアが開けられないほどに雪が吹きだまっており、車も出せない状況でしたので出勤前に除雪をしました。
さらに、今年は町内会のゴミステーションの管理当番でもあることから、そちらの前も雪かきをしてから出発したのです。
汗かきの佐藤は、朝から汗が流れる中での勤務開始となりました。
その日の夜、業務終了後、車での帰宅途中のことです。
完全なるホワイトアウト状態となりまして、瞬間的には目の前やすぐ横すらも確認できないほどの視界となりました。
佐藤のすぐ前には大型車両が走っていたため、テールランプが目印になりやすかったことが幸いであったという感じです。
そして、自宅近郊では3台の車が埋まっておりまして、それらを全て救出いたしました。
途中でパトカーもやって来る事態となり、交通整理をしてもらいながらの救出でしたが、誰もケガなどすることなく、車が傷つくこともなく、無事でしたのでよかったです。
ただ、埋まっていた車のドライバーの方がご自宅から持ってきた除雪機は、最終的にキャタピラが外れてしまっておりましたが…。
猛吹雪の中での救出でしたのでコートのフードなどまるで役に立たず、佐藤が自分の車に戻った時には、髪の毛が凍り、バリバリやらびしゃびしゃやら雪やら水やら汗やら何が何だかよくわからない状況のヘアースタイルになってしまいました。
そして、明日は我が身というおそろしさを感じつつも、何とか埋まることなく自宅に辿り着いた佐藤は、衝撃を受けたのです。
自宅では、カーポートの中にまでたくさんの雪が積もっており、さらには玄関前は朝よりもひどく吹きだまりになっていて、リビングの窓も一部が埋もれておりました。
そのままでは車を停めることすらもままならない、雪かき用のスタイルに着替えるために自宅に入ることすら簡単ではない状況に、しばし佐藤は放心状態となりましたが、覚悟を決めて除雪を開始したのです。
加えて、先ほどお伝えしましたようにゴミステーション周辺も再びきれいにいたしました。
結果、自宅の庭の雪山の一番高い場所に登りますと、足元に「止まれ」の標識があるという状況となり、この作品を佐藤は、
『もうすぐ春なのに一度は小さくなったはずなのに再び堂々とそびえている全くもって無用の雪の山~もうこれ以上はいりませんだって積むところなんてほぼないですから~』
と、名付けました。
そんなこんなで、佐藤の腕は車の救出作業も相まってパンパンとなり、近年稀に見る大変な疲労具合となったのです。
翌朝、つまり今週の火曜日、佐藤は天気予報とニュースの入念なチェックにより、かなりの覚悟を持って目覚めました。
そして、出勤前に雪かきスタイルに着替え、早朝5時より除雪を行ったのです。
予想はしておりましたが、それを上回るほどの吹きだまりと雪の量になっており、除雪車は来たのかどうかすらわからない状態であり、雪かきをしなければまず間違いなく佐藤の車を動かすことはできなかったものと思われます。
もし、いつもの出勤時の状態で雪かきをしたとすれば、おそらくスーツは汗を絞れるほどにびしょ濡れになっていたことでしょう。
再々の登場となるゴミステーションの除雪ですが、佐藤、その日の朝には気づかずにスコップを持ったまま通り過ぎてしまいました。
なぜなら、全く、何も、ゴミステーションらしき欠片の一つも、全然見当たらないほどに完璧に埋もれていたからです。
この状態を佐藤は、
『これはクイズなのか宝探しのイベントなのかただの雪山と化したゴミステーションにゴミの収集はあるのか~ご近所さんもこの地に住んでから初めて経験する事態と申しておりました~』
と、名付けました。
佐藤は、お隣の庭にある木の位置、風の流れ、雲の動き、心の中の目、それらを存分に駆使して何とかゴミステーションの位置を探し当て、そこから除雪、いえ、掘り起こしを行ったのでした。
その後の出勤時には、
自宅から大きな通りに出る際には道幅が狭過ぎて一度で曲がれず何度か切り返す、
道の真ん中に車が停まっており何とかよけていただく、
僅か数キロを走ったところですでに何台もの埋まっている車を発見する、
いつもなら通り抜けられるはずの住宅街は吹きだまりで進めない、
その先には昨晩から立ち往生しているという車が埋まりっぱなし(ドライバーさんは無事)、
お決まりの大渋滞、
歩道が全く機能していないことから列をなして車道を歩く人々、
小学校の周りでは先生方がぞろぞろ出てきて除雪中、
などなど、もはやただ単に大雪という一言で済ませてはいけないレベルの、生粋の道産子佐藤にとっても初めて経験する事態であったのです。
調べてみましたら、火曜日朝の時点では、佐藤の自宅周辺での積雪量はなんと平年の2.2倍、昨年の2.8倍であり、ちびっこの佐藤は埋もれてしまうほどの量にまで達しておりました。
ちなみに、早朝雪かきの後は予想通りの汗だくでしたので、しっかりシャワーを浴びてさっぱりとしてからスーツに着替えたものの、筋肉が温まっているということもありまして、車内では結局汗が流れてきたのが切なかったです…。
そんなわけでとにかく、大きな混乱が起きている今週でありました。
おそらく、佐藤以上にご苦労された方々も多くいらっしゃるかと思います。
体調を崩すことのないよう栄養と睡眠をしっかりとり、身体を温め、ご自愛ください。
今日以降は一転、急に気温が上昇するそうですので、今度は落雪への注意が必要ですし、路面状況によっては再びあちこちでスタックが発生するかもしれません。
ぜひ、お近くの方々で声をかけ合って注意喚起をしながら、安全運転で、協力して残り僅かな冬を乗り切りましょう。
佐藤は腕の筋肉痛があることからかなりぎこちない動きになっておりますが、心から応援している北海道コンサドーレ札幌とコラボした栄養ドリンクなども時折飲みながら、ポジティブにがんばろうと思います。
腕の筋肉痛に対しての有益な情報、疲労回復につながる食材の差し入れ、マッサージなどはいつでも大歓迎でお待ちしておりますので、ぜひともご一報ください。
それでは。