本日は先月に続き、『むーたん写真館』の第2回目をお届けいたします。
桜がとてもきれいで、春の訪れがますます待ち遠しくなるような写真ですよね。
こちらは昨年の春に、むーたんが西区にある農試公園で撮影したものとなっております。
むーたんによりますと、「桜と、走ってきた電車を同時に捉えた一枚」とのことです。
この写真を見ますと、佐藤の頭の中にはまさに「さくら」がタイトルになっているあの曲のイントロが流れてきて、こうして文章を綴りながらも足では軽くリズムを刻んでしまっております。
実は、こちらの写真はあるフォトコンテストで『さんかくやまベェ賞』を受賞した作品なのです。
写真家の方などが審査員を務める中で選ばれた一枚ですから、やはり素晴らしいのも当然ですし、素直にすごいなぁと思います。
佐藤は写真を見るのも撮るのも(iPhoneでですが)好きなものの、腕の方はさっぱりです。
ただ、そんな佐藤が独自にこの作品にコメントするとすれば、次のようになります。
「桜の葉の淡いピンク、空の青、雲の白、そして芝生の緑の調和が実に素晴らしい。自然の持つ美しさ、雄大さ、そして優しさが見事に表現されている。素晴らしいバランスですよ。これはもう、プライスレスですね」
とか、
「桜の間を走っている電車のポジショニング、これが全てだと思います。シャッターを押すのがあと1秒、いや0.5秒、早くても遅くてもこの作品は完成しなかったでしょうし、ここまでの世界観は出なかったことでしょう。撮影者がこの一瞬にかけた思い、情熱、姿勢、膝の角度、肘の向き、脇の締め具合、指先の感覚、爪の長さ、息づかい、ヘアースタイル、その日の朝食とその後のランチ、それら全てが集約されて完成した一枚だと思います」
だとか、
「この作品は桜や電車そのものに意識を向けてしまいがちなのですが、撮影者の本当の意図は別にあると私は思いますね。電車に乗っている人々、電車の前を走る車、反対方向に向かっている車、各々がそれぞれの思いを持って違う道を歩み始めている、そんな人生の一場面を切り取ったのではないでしょうか。線路の向こう側にある住宅にはどんな人が暮らし、何を考え、どこに向かおうとしているのか、右側に写っている会社ではどのような人達がどのような気持ちでどんな仕事をしているのか、それらを考えさせるために実に緻密に計算された構図です。写真を通して様々な事柄が透けて見える、言わばラジエーション的な一枚と言えるのです」
などなど、むーたんの意図とはまるで違うかもしれない上に、佐藤には何の知識もないことから、それっぽい雰囲気が漂うような気がする感覚的な想像と妄想によるコメントにしかなりませんでしたが、写真が素晴らしいことだけは間違いありません。
本日は、早く本格的な春になってほしい、春に向かう速度がますます加速してほしいとの思いを込めてこの写真をご紹介いたしました。
これからも、むーたんが撮影した様々な写真をブログ内でご紹介することで皆様に楽しんでいただければと思いますし、佐藤自身も楽しみたいと考えております。
ちなみに、写真に対するコメントの中には、むーたんの職種に関するヒントが隠れております。
もしやこれかもとひらめいた方がいらっしゃいましたら、ぜひ佐藤までお気軽にご一報ください。
残念ながら素敵なプレゼントなどはありませんが、佐藤を通じて皆様が希望する写真の撮影をむーたんに依頼するということはできる、かもしれません。
むーたんに撮影してもらえば、この佐藤であっても、もしかしたらもう少しかっこよく写るのではとの淡い期待を持ちましたが、顔を加工するわけにもいきませんし、何よりお腹が出ていることは写真の腕でどうにかなるものでもありませんので、依頼するのはやめておきます。
春がやって来るのを楽しみに待ちましょう。
それでは。