目立たないポスター。

2022年8月5日金曜日

t f B! P L
こんにちは。佐藤です。

先日、外を歩いておりましたら、あるスーパーの窓に貼ってあるポスターが目に入りました。

内容としましては、「○○募集」と書かれていましたので、何らかのメンバーやスタッフを集めるための案内であったと思われます。

ただ、そのポスター、全くもって目立たない場所に貼られておりました…。

お客さんが出入りするような場所ではなく、かと言って従業員の方々が使うのかと言えばそうでもない、店舗の裏側の窓にポスターは貼られていたのです。

佐藤は、たまたま住宅街を歩いている中でそこを通り、偶然にもそちらに目を向けたことから発見いたしましたが、おそらく、通常であれば極めて気づきにくい場所なのではないかと思います。

加えて、そのポスターの内容を全て知るためには、もう少し大きなサイズにするか、目の前で見ることができる位置にしなければいけないような状態でもあったのです。

そんなわけで、両目共に裸眼視力が2.0の佐藤eyeを駆使しましても、何かの募集のポスターであるというところまでしかわかりませんでした。

はたして、このポスターを掲示した方は、どのような思い、どんな意図でその場所に貼ることにしたのでしょうか。

他に貼る場所がなかったのか。

そこにしか掲示の許可をもらえなかったのか。

佐藤がわからないだけで、その場所にこだわるべき何らかの理由があるのか。

ポスターそのものには全くもって意味がなく、その場所に貼っていることそれ自体が何かの隠れメッセージなのか。

実は、気づいた人にだけ素敵なプレゼントがもらえるという企画なのか。

ポスターを解読しようとしている佐藤を撮影している方がおり、「見えにくい掲示物を発見したおっさんの行動を観察してみた!」と、YouTubeにアップする予定なのか。

すでにあちらこちらと目立つ場所には貼ってあり、もっともっとまだまだとの強い思いがありそのような場所にすら貼ったのか。

真実は何もわからないのですが、考えてみると、一番最後に書いた理由は佐藤にも少しだけ通じるものがあるなと気づいたのです。

佐藤が以前、別の医療機関で勤務していた時には、様々なイベントの企画運営や広報活動も業務の一つでありました。

現在の社会情勢となる前には、院内で開催したお祭りには大勢の方々が来てくださり、盛大な行事となっておりましたが、佐藤が携わり始めた頃の動員数はものすごく少ないもので、実に規模の小さなイベントだったのです。

もう何年も前のことになりますが、佐藤は当時のその状況をどうにかしたいと考え、様々なアイディアを出して一つずつ実行していった際に、お祭りのポスターを院内のあちらこちらに掲示した経験があります。

正面玄関、

外来ホール、

外来待合室、

図書コーナー、

廊下、

レントゲン室前、

廊下の掲示板、

地域医療連携室前、

医療相談室の中、

全病棟の掲示板、

リハビリ室前、

会議室、

食堂、

全てのエレベーターの中、

全てのエレベーターの前、

エレベーター前の壁の東側、

エレベーター前の壁の西側、

売店前、

売店前の柱の東側と西側と南側と北側、

職員玄関、

地下の職員玄関、

などなど、とにかくまずはイベントの存在を知っていただきたくて、色々なアイディアと多くの方々にご協力いただいた結晶を見ていただきたくて、とにかくあちらにもこちらにもポスターを貼りまくったのです。

その当時、

「さすがにねぇ、何でもかんでも貼ればいいってものではない気がするけども…。いや、まぁ、確かにどこに行っても目には入るし目立ってはいるけどね、ここまでいっちゃうと、どうかなぁ…、う~ん…、貼り過ぎじゃない?」

とのご意見、ご感想もいただきましたが、時折登場する信念を曲げない佐藤が現れまして、

「いえ、当院をもっと知っていただき、身近に感じていただき、お祭りを成功させるためには、このくらいしないとだめです」

と、お伝えし、さらに枚数を増やしてPRしたのでした。

ただ、その結果、自分でもどこに貼ったのかがわからなくなりまして、お祭り終了後には剥がすのを忘れそうになった場所もありましたが(笑)。

地下に貼ったポスターなどは、ごく少数の院内スタッフが目にするだけですので、PR効果としては相当に薄かったなと今でも思うのですが、当時は誰であれとにかくイベントの存在を知ってもらいたい、職員が誰かに伝えてくれればいい、との強い気持ちだけで掲示した記憶があります。

そんなわけで、佐藤が発見したスーパーの裏側にあった目立たないポスターは、もしかするとどなたかのあふれ出す情熱が、あの場所への掲示につながったのかもしれないなと思ったのでした。

まぁ、完全なる佐藤の想像ですが(笑)。

ただ、おそらくは貼った方もその場所ではほぼ見る方はいないであろうことは予測できたでしょうから、そんな中で数少ない閲覧者に佐藤がなれたのであれば、少しはその情熱に対してお応えできたのかもしれません。

何を募集しているポスターかはわかりませんでしたけれども(笑)。

こうして書いてきますと、せっかくならばしっかりとポスターの内容を把握したい気持ちになってまいりましたので、近いうちにまたその場所を訪れる機会がありましたら、より接近して確認してみる予定です。

皆様におかれましては、人通りの少ない店舗の裏側でウロウロしている佐藤を見かけましても、決して通報などはなさらぬよう、切にお願い申し上げます。

また、万が一、皆様がYouTubeを閲覧中に、ポスターにやたらと接近しているぽっちゃりおじさんの動画に出会いましたら、それは佐藤の可能性が高いことからぜひご一報いただくと共に、自ら望んでの投稿ではないとはいえ、とりあえずは「いいねボタン」を押してみてください。

あるいは、その目立たない場所にある窓の前で何らかのアイテムを掲げると、ポスターがひらりと剥がれ落ちてきて光り輝く扉が登場し、その中に吸い込まれるように入ると現実世界とは全てが左右逆の別世界へと行くことができ、それこそがラスボスを倒すための唯一の手段である、というような、ドラゴンで且つクエスト的なものであるという情報をお持ちでしたら、佐藤までご連絡いただけますと幸いです。

皆様が発見したおもしろい掲示物などについても情報提供いただけましたら、ブログの中でご紹介いたしますのでぜひご一報をお願いいたします。

それでは。

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