夏が、終わろうとしていますね。

いえ、この言い方だとちょっと寂しいので、夏も終盤ですね、の方がよいのかもしれません。

……。

ほとんど同じですね…。

夏も後半戦、との表現でもよいかと一瞬は思いましたが、それだともはやその時期は過ぎた感がありますので、佐藤的には今のこの日々を「夏のアディショナルタイム」と表すことにいたします。

その方が何か、まだまだいける！追いつける！ここが集中だぞ！という感じがしてよいのではないかと思うからです。

さて佐藤、もともと小さな頃から鼻炎持ちであり、鼻が詰まっていることも多いのですが、季節の変化については敏感に匂いで感じます。

春、夏、秋、冬、それぞれに、どのような何の匂いというわけではないのですが、その季節が来たことを感じる香り、いえ、かほりを敏感に捉えるのです。

佐藤的季節レーダーによりますと、実は先週の朝の時点ですでに秋のかほりを感じておりました。

出勤時に外に出た瞬間の風のかほりで、

「あっ、秋だ…」

「いやいやそんな、まだ８月なのに」

「でもなぁ、このかほり、風の冷たさ、空気感、これは秋そのものだよなぁ」

「いや待て、秋を認めるにはまだ早い。夏の終わりでいいじゃないか」

「終わりって寂しいよなぁ。後半戦。いや、ロスタイム。いやいや、今であればアディショナルタイムが正しいか」

「そう、アディショナルタイムだよ。まだ夏が終わったわけじゃない。まだまだいけるさ」

「そう思うことにしよう。だってまだまだ暑い時間帯はあるし、自分の服装だって公私共に夏仕様なんだから」

「ただなぁ、アディショナルタイムで思い出したけど、北海道コンサドーレ札幌の現状、厳しいよなぁ。まさか残留争いするとはなぁ」

「でも、自分達にできることは選手と監督を信じて応援すること。それが真のサポーター。そう、今週の試合からは９月だけど、熱い気持ちで応援するしかない！」

「よし、秋のかほりは感じたけど、佐藤的には夏のアディショナルタイムを楽しむぞ！」

と、いうような感じで、車に乗り込む前の佐藤は自宅の庭にて空を見上げて深呼吸をしながら思ったのでした。

今書いたのは誰かとの会話ではなく、ただ単に佐藤の頭の中で自分自身と繰り広げられていたやりとりです。

ご近所の皆様からすれば、佐藤が朝からぼ～っとしていただけに映ったことでしょう。

ついつい最近の佐藤の一番の悩み事であるコンサドーレのことにまで想像は発展していきましたが、とにかく、紛れもない事実としましては秋のかほりを感じた、いえ、感じてしまったのです。

しかしながら佐藤、かつてのように粘ろうという気持ちはあまりありません。

今までは佐藤独自の「夏日を記録しているうちは夏理論」により、９月だろうと１０月だろうと「夏だ夏だ今はまだ夏だ」を連呼していたのですが、今年はそのようなことはないのです。

おそらく、これまで以上に自然体で、そしてありのままを楽しもうという気持ちになっているからかもしれません。

夏には夏の良さがあるように、秋には秋の素晴らしさがあるのです。

秋だからこその楽しみというのも、近年は徐々にわかり始めております。

かつては、世間は秋真っ只中であり場合によっては冬すらも意識している中でも、佐藤一人だけがハーパンTシャツで過ごし、「寒くないの…？」と聞かれても、「全然！暑いし！まだ夏だし！」とやや意地になることで大好きな夏を終わらせまいとしておりましたが、今はそのような状態にはならないのです。

まして、小学生と張り合い、「どっちが先に半袖をやめるか勝負じゃあ！」というような気持ちもありません。

何だかこう書いてきますと、まるで佐藤がかなり年老いたかのようにも思えてきて切ないのですが、決してそうではないと（自分では）思っております。

夏がまだ続いていると思いたい時には思えばいい。

秋が来たと思えば秋を楽しめばいい。

どんな季節だって考え方一つで満喫できるはず。

そんな気持ちに、自然となっているのです。

本日は８月３０日。

８月も今日と明日だけですが、それをあまりに寂しいと思うのではなく、これからの主役である秋の楽しみに目を向けながらポジティブに日々を過ごしたいと思います。

秋になると涼しくなりますので、ダイエッター佐藤からしますと運動量を上げられることからもその点は最高です。

本格的な夏における、「夏だから、暑いからいいよね」という理由が使えなくなるのはキツイ、いえ、少々大変ではありますが、これからの季節と気候を存分に活用して、スリム佐藤を実現したいと思います。

ブログをご覧の皆様が秋を感じる瞬間はどのような時でしょうか。

もっと前からすでに秋を感じていた方、まだの方、これからも夏だという方、様々かと思いますが、どの場合においても、今この時期の楽しみ方やおすすめの過ごし方などがありましたらぜひお聞かせください。

秋のかほりを感じた佐藤ではありますが、ちょっと動いただけですぐに汗が流れてくるのは真夏と変わりません。

それはアディショナルタイムとはいえまだ夏だからなのか、佐藤が太っているせいなのかわかりませんが、この件に関してだけは「いや、だってまだ夏だしね」との思いを貫き通し、ダイエットが順調だと信じて秋の陣に向かいたいと考えております。

それでは。