佐藤的な二十四節気。

2022年11月15日火曜日

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こんにちは。佐藤です。

二十四節気という言葉がありますが、これは春夏秋冬の四季をさらに細かく6つに分けたものであり、「春分」や「秋分」、「夏至」や「冬至」といったよく見たり聞いたりするものの他に、「大寒」や「立夏」などのようにニュースや天気予報で使われることが多いものもあります。

皆様はその全てをご存知でしょうか。

二十四節気の全てと意味を記しますと、以下のようになります。


【春】

『立春』(りっしゅん)「寒さも峠を越え、春の気配が感じられる」

『雨水』(うすい)  「雪や氷が溶けて水になり、雪が雨に変わる」

『啓蟄』(けいちつ) 「冬ごもりしていた地中の虫が目覚めて動き出す」

『春分』(しゅんぶん)「太陽が真東から昇って真西に沈み、昼夜が等しくなる」

『清明』(せいめい) 「全てのものが生き生きとして清らかに見える」

『穀雨』(こくう)  「穀物を潤す春雨が降る」


【夏】

『立夏』(りっか)  「夏になる頃」

『小満』(しょうまん)「気温や湿度が高まって草木が茂る」

『芒種』(ぼうしゅ) 「稲など(芒のある)穀物を植える」

『夏至』(げし)   「昼の長さが最も長くなる」

『小暑』(しょうしょ)「梅雨が明け本格的に暑くなり出す」

『大暑』(たいしょ) 「夏の暑さが最も極まる頃」


【秋】

『立秋』(りっしゅう)「秋の気配が感じられる」

『処暑』(しょしょ) 「暑さが収まる頃」

『白露』(はくろ)  「秋めいて白露が草に宿る」

『秋分』(しゅうぶん)「秋の彼岸の中日、昼夜がほぼ等しくなる」

『寒露』(かんろ)  「秋が深まり野草に冷たい露が結ぶ」

『霜降』(そうこう) 「霜が降りる頃」


【冬】

『立冬』(りっとう) 「冬になる頃」

『小雪』(しょうせつ)「寒くなって雨が雪になる」

『大雪』(たいせつ) 「雪が降り積もってくる」

『冬至』(とうじ)  「昼の時間が一番短くなる」

『小寒』(しょうかん)「本格的に寒気が増してくる」

『大寒』(だいかん) 「冷気が極まって、最も寒さが厳しくなる」


24個の中には、佐藤としましては馴染みのないものや、読むのが少し大変であったものもありましたし、意味については初めて知るものもけっこうありました。

これらはこれらで趣きがありますし、うまく季節を表しているなぁと感じます。

ただ、中には現代であればもう少し違った表現の方がいいのかもと思われる点があったり、特にここ北海道の四季という意味では特殊な部分もありますので、より今にマッチして地域性を考慮したものにできないものかと思いました。

そこで、佐藤なりの感覚で二十四節気を考えてみましたので、ぜひご覧ください。


【春】

『春解』(しゅんかい)「暖かくなり雪解けが進む」

『春鼻』(しゅんび) 「春の鼻炎が大変になる」

『鼻流』(びりゅう) 「春の鼻炎がひどくなり鼻水が滝のように流れてくる」

『運楽』(うんらく) 「道路状況が良くなり運転が楽になる」

『虫離』(ちゅうり) 「虫が増えてくるので距離を取ることが必要」

『春汗』(しゅんかん)「春なのに佐藤にとっては暑過ぎる日もあり大量の汗が出る」


【夏】

『夏昇』(かしょう) 「どんどん気温が上昇してくる頃」

『腹夏』(ふくか)  「冷たいものを食べ飲みし過ぎてお腹を壊す心配が増える」

『麦美』(ばくび)  「麦芽とホップで作られた飲み物がとてつもなく美味しく感じられる」

『超夏』(ちょうなつ)「超絶暑い季節」

『鬼夏』(おになつ) 「鬼のように暑い季節」

『極夏』(ごくなつ) 「極めて暑く極限まで室内を冷やして過ごしたい季節」


【秋】

『秋夏』(しゅうか) 「秋なのに佐藤にとっては夏のような時期」

『驚暑』(きょうしょ)「秋とはいえ驚きの暑さとなって佐藤の汗が止まらない頃」

『秋鼻』(しゅんび) 「秋の鼻炎が大変になって鼻づまりから味覚が鈍くなる」

『過味』(かみ)   「鼻炎が収まり食べ物が美味しくて食べ過ぎてしまう季節」

『霜防』(そうぼう) 「霜が降りるのを気合いで食い止めている頃」

『瓜装』(かそう)  「カボチャの仮装をして楽しむ時期」


【冬】

『激冬』(げきとう) 「冬との闘いが始まる」

『爆雪』(ばくゆき) 「雪がどんどん降り積もり困る頃」

『転冬』(てんとう) 「道が凍って転倒する可能性が高まる」

『冬肥』(とうひ)  「冬の運動不足と年末年始で肥えてしまう」

『疲除』(ひじょ)  「除雪と冬道運転で疲労が蓄積する」

『冬限』(とうげん) 「冬対応は限界だが春も限りなく近いので冬限定味を食べて乗り切る頃」


佐藤が感じるままに四季をさらに細かく表現してみましたが、いかがでしたでしょうか。

これらが広く認知されることにより、お手紙やお礼状での季節のご挨拶、天気予報やニュースなどにおきまして、

「超夏の候、ますますご清祥のこととお慶び申し上げます」とか、

「いよいよ春鼻となりましたので、暦の上では春となりますね」だとか、

「今日からは疲除ということで、寒さと除雪で疲労がたまっている方も多いのではないでしょうか。そんな中、明日からはさらに低気圧がやってきてしまいます」だったり、

「来週からはついに麦美へと突入いたしますのでとにかくビールの美味しい季節となりますが、今週中は腹夏であることを忘れず、皆さんお腹の冷え過ぎ、冷やし過ぎには十分気を付けてお過ごしください」とか、

そんな感じで使われるようになれば、佐藤としてはとても嬉しいです。

まぁ、浸透はしないでしょうが…。

季節というのは、その時期により良い時も厳しい時もあるものですが、その時その瞬間ならではの素晴らしさはどの時期にもあるかと思いますので、佐藤としましては春夏秋冬、そして今回ご紹介した佐藤的な二十四節気全てにおいて、ポジィティブに楽しんでいきたいと考えております。

皆様ならではの二十四節気や今回お伝えした中でいいなと思えるものがありましたら、ぜひお会いした際にはお聞かせください。

なお、佐藤としましては、これからの季節を考えましても、そういう時期だからしょうがないよね感が漂って安心する、「冬肥」がお気に入りです。

それでは。

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