実質値上げのその先は。~シュリンクフレーション~

2023年1月24日火曜日

t f B! P L
こんにちは。佐藤です。

ここ最近、「実質値上げ」に関するニュースなどを見る機会が多くありました。

実質値上げというと、堂々と宣言されていることもあれば、なんとな~く、そろりそろりと行われているケースもあるように感じておりまして、

「あれ?なんか、この商品以前より小さくなったような…」とか、

「むむっ!?この個数…、前はもっと入っていたよな…」とか、

知らずに買って気づいた時などは、なんとも切なく、少しだけですが、損をしてしまったような気分にもなってしまいます。

昨年見たニュースでは、5個入りのあるパンが4個になるということが報じられておりました。

とてもわかりやすい実質値上げです。

ここまでくると、かなり潔いなと思います。

僅かに減ったとかそんなレベルではなく、丸ごと1つなくなるわけですから、これはもう非常にわかりやすいのです。

しずか~に一回り小さくなったとか、微妙に中のクリームが減ったとかよりはよっぽど諦めがつくのは佐藤だけでしょうか。

ただ、日頃からこのパンを食べている方からすると、これまでは10回買えば全部で50個になったものが今後は40個と10個も少なくなってしまうわけですから、とんでもない事態と言えるのだと思います。

景気の動向や原材料費の高騰等々を考えますと、このままどこまでも実質値上げは続いてしまうのでしょうか。

ご紹介したパンにしても、4個の次は3個になり、2個になり、やがてはついに1個入りになるという時代がやってきてしまうのかもしれません。

また、お菓子などにおいても、70g入りであったスナックが65gになり、60gになりと徐々に減っていき、将来的にはグラムではなく「3枚入りです」のように極めて少ない量、というか枚数になってしまうとかなり切ないです。

ペットボトルの飲み物についても、1本が500mlではなく50mlになってしまったら、暑がりで汗かきの佐藤からしますと、いつも身の回りには小さなペットボトルを大量に置いておくという事態になると思います。

ここまでの極端な予想はさておき、今回のブログを書くにあたり、たまたま「シュリンクフレーション」という言葉を目にしました。

これは実質値上げを意味しているそうですが、佐藤は初めてこの言葉を知ったのです。

シュリンクフレーション、という言葉だけを聞いても、それが実質値上げのことだとはなかなか想像ができません。

すぐにいくつか思い浮かんだのは、次のようなものです。


シュリンクフレーション、それはバーチャル空間で体験できる極上のひと時。忙しい貴方に。こんな時代だからこそ自宅で楽しみたい方に。誰もが憧れる環境、そして優雅な時間をお届けします。今月に限り入会費は無料。シュリンクフレーションで癒されてみませんか?

とか、

「あ~っと!DFの佐藤がユニフォームのパンツを引っ張ってしまったぁ!ファールです!しかもシュリンクフレーションを取られました!イエローカードが出されます!解説の佐藤さん、これはしょうがなかったですかね?」

「そうですね。シュリンクフレーションは選手のズボンが脱げてしまうわけですから、厳しめに取るのは当然だと思います」

とか、

舞い上がる炎を自在に操り、絶妙の香ばしさを素材にまとわせつつ一瞬でその香りを閉じ込める匠の技、それがシュリンクフレーション。

だとか、

「アリーナー!スタンドー!札幌ドーーム!!次は新曲です!シュリンクフレーション!!」

だとか、

タピオカ、マリトッツォ、カヌレ、シュリンクフレーション。

だったり、

雨上がりと気温の高さ、一定以上の光と湿度、そして僅かに塩分を含んだ風が吹きそこに再び多少の雨が混じることにより、その後に晴れた空でごく稀に現れるトルネード状の虹、それがシュリンクフレーション。

だったり、

1990年代のファッションに自然をモチーフにしたアクセサリーを合わせ、どこかノスタルジックでありながらも新しい風を感じる令和スタイル、そう、それがシュリンクフレーション。

というものもあれば、

抜群の耐震性能、そして高度な断熱性と気密性、さらには雪国に特化した寒さへの強さ、全てを兼ね備えた安心住宅、そう、それはシュリンクフレーション。

というものもあり、

画家、シュリンクは自らだけが持つ独自の表現方法を徹底的に模索し、一つの結論に達しました。絵具に頼らず、筆すら持たず、心の声をキャンバスに描く。そう、それこそがシュリンクフレーションなのです。

などなどが浮かんできまして、とにかく、佐藤の中ではシュリンクフレーションという言葉のイメージは実質値上げとはまるで違うものばかりでした。

佐藤個人的には、今回ご紹介したシュリンクフレーションの数々も、何となくの雰囲気では合っているような気がして好きなのですが、皆様はどのように感じられましたでしょうか。

佐藤は今回初めてシュリンクフレーションという言葉を知り、大変勉強になりました。

実質値上げも、ストレートな値上げも、消費者側からすると本当に困ってしまいますが、学びがあり、一つのブログが完成した点は良かったです。

値上げがあるにしても、その分、何か特典があるとおもしろいのになと個人的には思います。

たとえば、パンの例でいきますと、個数が5個から4個に減る分、毎年抽選で選ばれた方の好きな味のパンを作っていただけるとか、オリジナルラベルを作っていただけるとか、そんな取り組みがあるとこの値上げの日々をもう少し前向きに捉えられそうな気がするのです。

すでに取り組まれているメーカーさんなどもあるのかもしれませんが、そう費用が大きくかからない方法で、値上げ分を埋める経験や価値を提供していただければと思いますので、ぜひともご検討をお願いいたします。

ブログをご覧の皆様におかれましては、値上げや実質値上げで困ったこと、シュリンクフレーションのようなあまり聞きなれない言葉を知っている、などなどがもしもありましたら、ぜひお話しをお聞かせください。

札幌ドームで披露するイメージが湧いてきた新曲、シュリンクフレーションの歌詞や曲を提供してくださる方がいらっしゃいましたら、そちらも大歓迎です。

それでは。

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