少し前のことになりますが、佐藤、テレビを見ていた際にたまたま「ヴァポーレ」という言葉を目にしました。

皆様は、ヴァポーレとは何のことかご存知でしょうか。

ヴァポーレという言葉はイタリア語で「蒸気」を意味しており、「蒸し料理」のことをこのように呼ぶそうです。

イタリア料理は好きな佐藤ではありますが、これまでには全く聞いたことがなく、また食べる機会もありませんでした。

【ヴァポーレ】

サッカーチーム、「ヴァポーレ札幌」のこと。

J１昇格初年度にいきなりリーグ優勝という快挙を達成すると、翌年には連覇を成し遂げると共にルヴァンカップと天皇杯も制して見事に三冠王者となった。

その立役者はエースストライカーの佐藤であり、タイトルを獲得した全ての大会において得点王とMVPに輝いている。

オフシーズンには佐藤のもとに国内外のビッグクラブより破格のオファーが多数舞い込んだものの、「自分の心と体は常にヴァポーレとある。生涯ヴァポーレと共に戦います」と発言し残留、サポーターを歓喜させた。

【ヴァポーレ】

ゲーム中に登場する呪文。

ヴァポーレを唱えると、敵味方関係なく全員が陽気になり打ち解けるという効果がある。

これにより攻撃を受けることがなくなり、回復時間の確保などにターンを使える上、約５０％の確率で仲良くなった敵が味方になるケースが発生する。

主人公のみが習得できる呪文であり、そのレベルによって、「ヴァ⇒誰か１人のみを陽気にする」、「ヴァポ⇒一つのグループ全員を陽気にする」、「ヴァポーレ⇒敵味方全員を陽気にする」と効果が向上していく。

最上級呪文である「ヴァポレズン」を覚えると、全員を陽気にした上で９５％の確率にて敵が味方になり、さらにはレアアイテムである「オミヤゲ」をもらうことができる。

【ヴァポーレ】

料理研究家である「ヴァポーレ・ガルガワ」氏が確立した熟成技術のこと。

真空状態、無重力、高速回転による遠心力、これらを同時に発生させることにより、約３年間の熟成期間を僅か１時間に短縮できる。

そのため、食材の鮮度やフレッシュさを保ったまま非常に濃縮された深い味わいに仕上げることが可能となり、世界の料理界に大きな革命を起こした。

ガルガワ氏とゆかりのある札幌市手稲区では「カキとウニとイクラのヴァポーレ」を名物料理として提供している飲食店が多く存在し、新鮮でありながらもこれまでに感じたことのない濃厚な海鮮の旨味を堪能できると評判で、地元住民、観光客問わず大人気となっている。

【ヴァポーレ】

素晴らしい、特別な、という意味であるが、特に「人間性や性格」を強調する際に使われる。

「アモーレ！ヴァポーレ！ブラボー！」など。

推理小説でミリオンセラーを記録した「マエダの事件簿」の主人公である「マエダ・ロクジョウ」のセリフ、「この事件、解決できたのはあなたのヴァポーレのおかげですよ」が有名。

【ヴァポーレ】

非常に強力に雑草を枯らすと同時に、高い虫除け効果も発揮する除草剤の商品名。

原液を１０倍に希釈して使用すると、１度散布することで約５年間は一切の草木が生えてこない。

また、ありとあらゆる虫を寄せ付けず、その効果も１年間持続する。

アイドルグループを起用したＣＭでの歌いながらのダンス、「ヴァポーレでNo草むしり！ヴァポーレあれば虫こない！まいてまいてまいてまいてhappy！まいてまいてまいてまいてhappiness！腰痛ない！虫さされない！はい、ヴァポーレ！！」が話題となり、SNS上では踊ってみた動画の投稿が急増した。

【ヴァポーレ】

２０２４年に考案された新競技のこと。

７人１チームで対戦し、１０セットマッチで勝負を決する。

先攻側が「ヴァ！」と叫びながらおもしろいポーズをとり、それに対して後攻側は「ポーレ！」言いながら同じくおもしろいポーズする。

その際に笑ってしまった方は負けとなり、相手に１ポイントが入る。

全てのセットを通算して１チーム３回まではSV（S：静かなる V：ヴァ）を行使でき、その時には受ける側のプレイヤーは微動だにせず、制止しなければならない。

静かなるヴァに対して僅かでも動いてしまった場合、相手には３ポイントが与えられる。

また、全てのセットの中で合計３回まではPP（P：ぷんぷん P：ポーレ）を使うことができ、その際には受ける側のプレイヤーは最大限の怒りをポーズのみで表現しなければならない。

ぷんぷんポーレに対して怒りの表現が不足していると審判が判断した際には、相手に３ポイントが与えられる。

全セット内で１度のみ、チーム７人全員が揃って「ヴァポーレ！」と叫びながら同じポーズをとることができれば１５ポイントが加算される。

これを「ヴァポーレポーズ」と呼び、左手は腰に、右手は手のひらを上に向けながら小指と薬指をやや曲げつつ腕を真っすぐ前に伸ばし、左足はかかとを立て、右足はつま先を立てた状態を保ちながら視線はやや右斜め上に向けることが成功の条件である。

指やつま先の角度、視線がどこを向いているかなど、細かな点を審判がチェックして成功か否かが判断される。

判断が難しい場合はVAR（V：ヴァポーレ A：合っているか R：レフェリー）の介入による画像チェックを行う。

将来的なオリンピックの正式種目入りを目指しており、現在は全都道府県においてヴァポーレ普及協会が発足、学校や町内会における健康増進目的での大会の実施の他、社会人リーグの活性化によるプロリーグ設立に向けた動きなどが本格的に始まっている。

と、いうことで、佐藤的に浮かんできたヴァポーレのイメージを綴ってみましたが、いかがでしたでしょうか。

正しい意味は冒頭にお伝えした通りでして、全ては佐藤による想像と妄想によるフィクションですが、実際にそうなら楽しいなぁ、いいなぁ、と思いながら書いてみました。

本物のヴァポーレを食べたり、また作ったりする機会はそうないのかもしれませんが、蒸し料理ということでおそらくは比較的ヘルシーなのではないかと思いますので、今後は注目していきたいと考えております。

ちなみに、食べることはほぼなく、特に深い理由はないものの、佐藤が好きなイタリア語は「アクアパッツァ」です。

昔から何となくこの響きが好きなのですが、なぜなのかは佐藤自身にもわかりません。

もしかすると今後、その気持ちを深掘りしてみてからブログにするかもしれませんので、その際にはぜひお付き合いいただけますと幸いです。

ある日、いきなりブログの始まりで、

こんにちは。アクアパッツァ佐藤です。

などとスタートしましたら、深く追求してブログに仕上げようとしているか、ただ響きを楽しみたかっただけなのか、ペンネームを名乗ることにしたかのどれかですので、気になった際にはお気軽にご質問ください。

それでは。