新紙幣と浮かんできた懐かしい思い出。

2024年7月23日火曜日

t f B! P L
こんにちは。佐藤です。

新紙幣の発行から早くも3週間ほどが経過しておりますが、皆様は実際に新しいお札を手にしたり使ったりしましたでしょうか。

佐藤はと言いますと、え~、これがまた、ただの一度も、本当に全くもって、使うどころか見かけてすらおりません…。

目にするのはお札そのものではなく、「新紙幣対応」という機器などに貼られた案内くらいです。

もしかして、懐かしき二千円札と同じ状況になるのではと心配になってしまいます。

本当に流通しているのだろうか、との疑問すら出てくるほどです。

しかしながら世の中に出回っているのは間違いないわけでして、やがて佐藤のもとにも新紙幣がやってくることがあるのだと思います。

と、書いていて、根本的なことに気が付きました。

佐藤、そもそも普段は現金をほぼ使わないのです。

現金を使う場面と言いましたら、クレジットカード払いに対応していない飲食店か、あとは最も多いのがゲームセンターとなります。

クレーンゲームのことは何度かブログ内でもお伝えしましたが、この時ばかりは実際の紙幣を両替して硬貨でプレイするしかありません。(電子マネーに対応しているマシンも一部ありますが)

そうしますと、現時点で佐藤が新紙幣を手にする可能性が最も高いのは、一万円札か五千円札を硬貨と紙幣に両替した瞬間ということになります。

ただ、千円札から硬貨であればまだしも、五千円札や特に一万円札をゲームのために両替する際にはなぜか佐藤の周りにはレフェリーがおりまして、いつでもイエローカードやレッドカードを出す準備をしているのです。

そのため、なかなか新紙幣に出会える日は来ないのではないかと感じております。

また、両替をしたところで一万円札の新紙幣を手にすることにはつながりません。

このままいきますと、佐藤自身のお金ではなく、業務関連で目にするのが一番早く訪れる瞬間のような気もします。

新しい紙幣は気になるものの、そのためにわざわざATMを利用したり金融機関に行くのもなぁ、と思いますしね…。

そういえば、ATMで思い出したことがあります。

佐藤が大学卒業後に初めて働いたのは金融機関なのですが、当時は月に1度ほどATM当番というものが存在しておりました。

それは、朝に出勤しATMを起動させ、午後の終了時刻になったら停止させてから機械の中のお金を集計して帰るという当番です。

当時の佐藤が勤務していたのは札幌市内の中でも小規模であり、収支状況自体は良かったもののお客様の人数としては比較的少ない、そんな支店でした。

ある当番日のことです。

佐藤は、直属の上司である主任と共に勤務をしておりました。

ATMの終了時刻となりましたので、佐藤は機械を停止し、お金の集計と共にその日の利用データを確認したところ、驚きの事実が判明したのです。


佐藤:「あの~、主任、これ、やばいですよ」

主任:「んっ!?なんかあったか?」

佐藤:「いえ、ATMは大丈夫なんですけど、これ、この人数見てください」

主任:「うわ~、利用人数たったの3人か…」

佐藤:「しかも、そのうちの1人、僕ですからね」

主任:「……。実はおれもさっき使ったけどな…」

二人:「本日の利用人数、1人か…」


と、いうことで、本当に当番で出勤している意味があるのかどうかなどと若かりし頃の佐藤は思った記憶があります。

知る限りの情報では、現在ではこのような当番はなくなり、全てが自動になっているそうです。

ちなみに、最新のATMはどうかわかりませんが、当時は機械の中の紙幣の量が一定数以下になると、補充を促すアラームが鳴り知らせてくれるという機能がありました。

佐藤自身が職場のATMを利用した際、たった1枚の紙幣しか引き出していなくても、たまたまそこで基準値を下回った場合には支店内にアラームが鳴り響くことになりますので、デスクに戻った瞬間に職員の皆さんから「佐藤君、ごちそうになりま~す!」と言われたのは懐かしい思い出です。

もうほぼネタという感じで、誰に対してでもアラームが鳴るタイミングに当たった方には言っておりましたね。

当時のそちらの支店のメンバーはなかなかに愉快な方々が集合しておりましたので、色々なエピソードがあります。

ある夏の日などは、職員全員が朝から夏の甲子園に夢中になっており、休憩室のテレビで高校野球の応援をしておりましたら、ある声と物音が聞こえたのです。


「おーい!おーい!」

ドンドン!ドンドン!

「おーい!!こらっ!おーい!!」

ドンドンドン!!ドンドンドン!!


なんだなんだと思い行ってみると、そこには専務がおりまして、窓口の営業開始時間こそまだだったものの、すでにATMの稼働開始時刻はとっくに過ぎているのにドアが施錠状態だったために呼びかけていたのでした。

お金を引き出しにきた専務からは、「高校野球に夢中になって誰も鍵を開けないなんて、どうもならん支店だなっ!」とかなり怒られましたが、なぜかその直後に全員にヤクルトを配ってくださいまして、大きな責任のないポジションにいた当時の佐藤からしますと、ただただおもしろかったことを覚えております。

なお、専務のご自宅は佐藤が担当するエリアにあったことから、よく奥様とはお話しをする機会があり大変お世話になりました。

金融機関ですがいわゆる保険商品も扱っておりましたので、時に専務の奥様にご契約いただくケースもあった佐藤でしたが、それだけでは目標に届かず、あるお願いをしたことがあります。

そうしましたら、奥様は、「あとは直接夫に言ってほしい」とのことでしたので、当時のまだルーキーに近い佐藤としましては恐い気もしたもののまぁいいかとの思いもあり、契約書をそっと本店の専務宛に送ってみたのです。

すると、数日後に、なんと…、サインと捺印の上で契約書を返送してくださいました。

素直に喜んでいた佐藤でしたが、先ほど登場した主任などは契約書を見て、「えぇっ!?これ専務の契約?いいのか…」となぜか心配していたのです。

佐藤は、「職場は本店だけど自宅はここのエリアだから問題ないですよ!何よりこれで目標達成に近づきましたし!」と力強く宣言しておきました。

まぁ、その後、別の機会で専務にお会いした時には、「なんでもかんでもうちにきて契約しようとするなよ…」とおっしゃっておりましたが(笑)。

この他にもあれこれおもしろい出来事が多々ありましたので、機会があればまたブログ内でも綴ることがあるかもしれません。

焼肉店で主任の心配をあっさり振り切って佐藤が高級部位の盛り合わせを頼みに頼み、お会計時には持参した親睦会費では全く足りず、係長が焦りながら自身の財布より不足分を仮払いし、支店長が金額を見て愕然としていた件、なども当時をありのままにお伝えするという意味ではよいのかもと考えております。

新紙幣についての話題のはずが、佐藤の懐かしい思い出のウェイトが大きくなってしまいました。

さて、佐藤が新しいお札を見たり手にするのはいつになるのでしょうか。

気長にその時が訪れるのを待つつもりでおりますが、新紙幣を見せてくださるという方がいらっしゃいましたらぜひお願いしたいです。

そして、せっかくの機会ですからそのまま新紙幣を使う場面にも同行させていただき、たくさんのアイスを購入した場合には、この暑さへの対策として溶ける前に2つか3つほどをその場で佐藤が食べる形でご協力させていただきます。

それでは。

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