皆様は、「長ねぎ」はお好きでしょうか。
佐藤は、好きな野菜の中でもかなりの上位にきておりまして、焼いても、煮ても、そのまま生で薬味にしても、どれもが美味しいなと思います。
佐藤の親族には、基本的に好きではないけれど串鳥の焼鳥にある長ねぎなら美味しく食べられる、という方がおり、確かにあれは特にいいよなぁと妙に納得してしまいました。
さて、そんな長ねぎですが、その名前の通りにまさに長い野菜ですよね。
そして、この長さがあるために愉快だなと感じることがあります。
それは、「長ねぎがぴょんと飛び出ていれば、どんな方であれ何だか和やかになる」という佐藤的な説です。
たとえば、ご家族で買い物をしている主婦の方のエコバッグから長ねぎがぴょんと飛び出ていたとしたら、それはごく自然なことであり、
「何かの料理に使うのだろうなぁ」
という程度でありますが、温かな家庭の雰囲気を感じます。
ところが、若い学生っぽい感じのお兄さんが手に持っているビニールの買い物袋から長ねぎがぴょんと出ていた場合であっても、
「自炊、がんばってね!」
というような気持ちになってくるのです。
めっちゃ金髪ですっごくセットされていて、全身ブラックを基調としたファッションでギターケースを肩にかけているいかにもバンドマン的な男性のリュックから長ねぎがぴょんと出ていたら、
「ロックで、なんかいいですね。まさかその長ねぎでドラムを叩くわけではないのでしょうけど、マイクにすることもないのでしょうが、いいですね。もちろんピックとして使うわけもないとは思いますが、もしかしてそういうデザインのギターだったりして…」
と思ったりします。
モデルさんのような女性で、何だか近くにいても話しかけにくいようなオーラすら漂う方が、美しく優雅に歩いている中で手にしているお洒落なバッグから長ねぎがぴょんと飛び出ていたら、
「その長ねぎを手に持ちながらランウェイを歩いたら、ファッションショーを見にきた方々も驚くでしょうね」
と一声かけたくなるのです。
ちょっとコワイ系のいかつい男性の方が手にしている、お惣菜やお酒などの間から長ねぎがぴょんと飛び出していたら、
「おつまみにもなりますよね!長ねぎ!」
と言ってみようかなという思いも出てくるかもしれません。
高価なブランドの品々で身を包んだマダムの方の、実に高級そうなバッグの中から長ねぎがぴょんと出ていたら、
「血統書付きのネコちゃんを撫でながらいただくお料理はフレンチかもしれませんが、長ねぎは和食にも中華にも合いますよ」
と心の中で呟いてしまいます。
強風の中、スーツ姿で自転車をこいでいるご年配のサラリーマンの方のリュックから長ねぎがぴょんと飛び出ていたら、
「奥様に頼まれたのかご自身で使われるのかはわかりませんが、明日もがんばりましょう!佐藤もがんばります!」
とエールを送りたくなるのです。
あとは、ぴょんと飛び出るではありませんが、「マジで~!うぜぇ~!」とか何とか言いながら買い物をしている男子高校生が手にコーラと長ねぎを持っていたら、何とも微笑ましくもあり、
「お使いは素晴らしいことですね。お母さんも一緒の時はぜひ荷物を持ってあげてください。あと、勉強がんばって!」
と拍手を送り励ましたくもなります。
そんなわけで、あくまでも佐藤的な感覚かもしれませんが、長ねぎがぴょんは心を穏やかにし和やかな雰囲気を作り出す、と感じているのです。
いたるところで、皆さんが長ねぎをぴょんぴょんぴょんぴょん出していたら、それだけで何か楽しくなるのかもしれません。
長ねぎほどではありませんが、大根の葉っぱの部分が飛び出ている時も、何だか落ち着くと言いますか、平和を感じます。
もちろん、それがごぼうであっても同じような感覚になりますが、やはり一番はお伝えしたように長ねぎですね。
寒くなってきまして、鍋が美味しい季節になりましたので、長ねぎが活躍する場面は多くなるのではないでしょうか。
佐藤は鍋系の料理であれば特にしゃぶしゃぶが好きですが、ありのままにそのままにお伝えしますと、お肉を食べているのか長ねぎを食べているのかどっちなんだというくらいに、大量のねぎを食べるのです。
もちろんお肉も大好きでありますが、いつもブログをご覧になっている皆様からすると日々の佐藤のことを何となく察しておられるのではと思いますので、意外に感じられるかもしれませんね。
佐藤、こう見えてヘルシーな時はヘルシーなのです。
お伝えしたしゃぶしゃぶの時には、ポン酢やごまだれの中にものすごい量の小ねぎを入れ、そこに長ねぎをどんどん入れて食べるという、「ねぎでねぎを食す状態」がかなり続きます。
かなりあっさりしているためお肉を食べ過ぎた後半戦でもまだまだいけますし、栄養素的にもねぎは風邪予防に良いとされているそうですので、これからの時期には特におすすめです。
実際にあるのかどうかは調べたことがありませんが、ねぎが主役でねぎの美味しさを引き立たせる「ねぎ鍋」なるものがあるようでしたらぜひ食べてみたいですし、佐藤自身が工夫によってよりねぎを楽しめる鍋料理を作ってみたいなとも思います。
さて、皆様は長ねぎにはどのような印象を持たれ、どのように食べますでしょうか。
一般的な長ねぎというのはかなりの長さがあるのが普通ですし、小分けにして切られているものよりもそのままの方がお値段的にも鮮度的にも良いかと思いますので、その持ち運びには多少なりとも苦労するという方は多いのではないかと思います。
時に、他の食材等々とのバランス的にバッグの中から長ねぎだけが倒れてきたりなど、困る場面もあるのでしょうが、飛び出た見た目は和やかな雰囲気につながりますので、ぜひ、皆様、これからもどんどん長ねぎはぴょんと出していきましょう。
ちなみに、このように書いている中ではありますが、佐藤の母は、その、長ねぎを購入した直後に、短くしておりました…。
そうです、ボキッと、それはもう豪快にボキッ!と、長ねぎを折っていたのです…。
聞いたところによると、いつもそのようにしているそうでありまして、さすがに佐藤、「いや、長ねぎっていうのはさ、この長さとぴょんと飛び出ているところがいいんじゃない」とは言いませんでしたが…。
そもそも、長ねぎ購入後のある会話の中でいきなりボキーッ!の長ねぎ汁がブシュー!でしたので、かなり笑ってしまいました。
まぁ、この辺りは個人差と言いますか、持ち運びについては様々なご意見があろうかと思います。
佐藤としましては、お伝えしたような思いがあり、また正直なところ長ねぎの水分が出てくるのもなかなかにその後が大変な気もしますから、やはり飛び出たままが一番であり、それが難しい場合にはごく自然に手に持って歩きたいと考えているところです。
佐藤が長ねぎを持つとまるで指揮者のタクトのように見えてくるですとか、自然と指し棒に思えてきてこれから講義でもするのではとか、そのような雰囲気を醸し出したいものですが、おそらくはただの長ねぎおじさんにしか見えないことでしょう。
もし、ブログをご覧の皆様が佐藤がたまたま長ねぎをぴょんと出しながら歩いているシーンを見かけることがありましたら、どのような印象を抱いたかを聞かせていただけますと幸いです。
それでは。