先日、手稲区の山口地区では35.1℃の猛暑日を記録しました。
その翌日には市内で36.3℃を記録し、札幌市における観測史上最高気温を更新するというとてつもない暑さとなりました。
さらに、北海道における連続真夏日の記録は史上最長となっております。
猛暑日となった当日、佐藤が外に出た際には、何かこう、ただ単に暑いというだけではなく、空気が薄いと言いますか、その場の空間全てが熱せられているような、そんな感覚になったのです。
暑いのが夏らしくて良い、最高気温がこんなに上がった、と喜んだり夏を満喫できたのは過去の話であり、もはやここまでくると楽しみなどはまるでなく、危機管理をしっかりと行わなくてはいけないのだと個人的には感じております。
冬の大雪やホワイトアウトのように、台風が直撃した時のように、夏の暑さにもより本格的で真剣な対策と警戒が必要なのではないでしょうか。
少し前にも気温に関するブログを書き、その際には季節や天候に関することばかりを連続で書くのは佐藤的にちょっと…、などと綴ったのですが、あまりにひどい暑さなものですから、あえて今回も気温に関する話題にしております。
札幌においてはなかなか猛暑日となるようなことなく、届きそうで届かない35℃という認識でおりましたが、先日はその領域を突破してしまいました。
これまでの感覚ですと、25℃を超えてくると暑い、30℃になればものすごく暑いという思いでいたのですが、今ですとそれが変わってきております。
ごく当たり前に33℃などを記録するようになり、30℃を下回ればやや過ごしやすいような、今日は少し楽だねというような、そんな感覚なのです。
それはそれで、身体が暑さに慣れたということなのかもしれませんが、そもそもが、根本が、北海道の住民というのは暑さに強いわけではありません。
加えて、エアコンの普及率も高くはないのです。
科学的なこと、医学的なことは詳しくはわかりませんが、佐藤も含めた根っからの道民にとっては、暑さに慣れた感覚でいても身体への負担は相当なものなのではないかと想像いたします。
酷暑の地域で小さな頃から積み重ねてきた暑さへの耐性と、道産子がこの数年や今年の夏だけで獲得した強さとでは、やはりその芯の部分においては違いが存在するのではないか、と佐藤は感じているのです。
何も根拠はなく、佐藤の感覚ですが…。
大変ありがたいことに、佐藤の場合ですと外勤等を除けば冷房の効いた院内で過ごすケースが多いですし、自宅においてもエアコンを稼働させ暑さを乗り切っております。
しかしながら、お仕事によっては、ご自宅の環境によっては、とてつもない暑さの中で過ごすという方も多々いらっしゃるのです。
また、小学校などにはエアコンが設置されていないケースがほとんどかと思います。
熱中症の危険性という点でいきますと、様々な環境整備、ルールや決まりの変更、より綿密な注意喚起が必要なのではと思いますし、もはや涼しい北海道ではないとの認識を持つことが大切です。
ニュースなどでも、道外よりいらっしゃった方々が「北海道に来れば涼しいと思っていたのに…、暑いですね」というようなことを話されている場面をよく見ます。
また、佐藤には関西で生まれ育った親族がおりますが、「北海道、暑過ぎ…」とかなり困惑しているほどでしたので、とにかく現状は日本全国全てが猛暑と言えるのです。
これが異常事態などではなく、今後のスタンダードになっていく可能性もありますので、より対策と実行は急務であると思います。
佐藤にできることと言えば、自分自身がまずしっかりと体調管理に気を付けること、そして周囲へと声掛けをしたり、こうしてブログを通じて皆様への注意を促すことくらいです。
大きな力にはなりませんが、一人でも多くの方が、ブログを見た後にあらためて気を付けようですとか、周囲の方々にも広げていこうですとか、そのように思ってくださったり、行動していただければと考えております。
こまめな水分補給や塩分補給、適切な冷房機器の使用など、熱中症対策としてできることは実にシンプルではありますが、これらをしっかりと確実に行っているかどうかが実に大切であると思いますし、何よりも、体調の変化などに対して無理をせず、そして声に出して誰かを頼るという点も非常に重要です。
これくらいは大丈夫だろうですとか、こんなことで周りに迷惑をかけられないとか、そのような考えはこの猛暑の中ではやめましょう。
今日は休みます、少し休憩します、早めに休んでね、急だけれども中止しましょう、このような時に勇気がいる発言や行動や声掛けが、実は熱中症予防にもつながるのかもしれません。
幸い、徐々に最高気温は下がりつつありますが、猛暑の中で身体は疲弊していると思いますので、ぜひとも、皆様それぞれが体調を気遣い、健康的に残りの夏を過ごしましょう。
佐藤もまずは体調ファーストとしまして、しんどいなぁと感じる時には、「今日のお昼休みはパッとごはんを食べてエアコンじゃんじゃん効かせてぐぅと少しお昼寝します!アイスかシャインマスカットを差し入れてくださる場合のみ起こしてOKです!」と宣言したいと思います。
それでは。