当院の職員食堂は大変美味しく、また厨房スタッフの皆さんの心配りも素晴らしく、さらにはリクエストに応えていただける場合もあるということなど、これまでのブログでお伝えしてきました。(『職員食堂のご紹介』・『職員食堂。~リクエストのあのメニュー~』)
そんな中、先日、当院の事務長と昼食をとっていた際に、あるメニューを食べたいねという会話になったのです。
佐藤もぜひ、という思いでいたところ、事務長は厨房スタッフの調理師さんにその場でリクエストをいたしました。
すると、「お楽しみメニューではなく、通常のメニューとして提供が可能ですよ」というとても素敵な回答が返ってきたのです。
お楽しみメニューとは月に1度訪れる特別献立の日でありまして、これまでには「厨房にて打ち立てのそばと天ぷら」であったり、「ドリアとフライドチキンとケーキ」であったり、「エスカロップ」や「タコライス」や「海鮮ちらし寿司」など、実に様々な美味しい料理が登場しております。
通常メニューでも美味しいものばかりですが、お楽しみメニューの日はその名の通りにスタッフはとても楽しみにしているのです。
それが、今回については、リクエストのメニューはそのまま通常のものとして提供していただき、さらにはお楽しみメニューの日もあるわけですから、食べるのが大好きな佐藤としましてはこれまで以上にランチが楽しみになりまして、その月を心待ちにしておりました。
そしてつい先日のことです、昼食の際に、厨房の調理師さんが事務長と佐藤にこう言いました。
「来週、ジャージャー麵の日ありますからね!」と。
佐藤、最初は特に何も気が付きませんでして、あぁそうなんだなぁ、それは楽しみだなぁ、などと思っておりました。
ただ、その直後に、すぐ横で事務長が厨房のスタッフ多少のやりとりをしていたのです。
そして、事務長が佐藤の隣の席に座った後、こんな会話になりました。
事務長:「ジャージャー麵って、肉味噌がのっていて、汁のない、あれだよね?」
佐藤:「そうですね。きゅうりものってたりして、汁のない、あれですね」
事務長:「……。リクエスト、担々麺って言ったんだけどなぁ…」
佐藤、飲み始めていた冷たい麦茶を噴き出しそうになりました。
確かに、食べたいねとの会話からリクエストしたのは担々麺です。
しかし、それがなぜがジャージャー麵に変わっておりました。
佐藤、ただ単にジャージャー麵の日があるよと調理師さんが教えてくれたのかと思っていたのですが、そうではなく、リクエストのメニューですよというお知らせだったのです。
ただ、その時点ではまだわかりません。
もしかすると、担々麺のつもりで調理師さんがジャージャー麵と口にした可能性もあるのです。
佐藤と事務長は、来週の献立が完成してきた時にどうかだね、などという話をしながらその日のランチを終えました。
そして、その翌週のことです。
事務長が佐藤のデスクにやってきて言いました。
「今週、ジャージャー麵です!」と(笑)。
そんなわけで、献立表上でもジャージャー麵が確定となりまして、担々麺のリクエストは消えてしまいました。
でも、いいのです。
時に、このようなこともあります。
担々麺もジャージャー麺も同じ麺ですから。
本場の発音でいけば「ダンダンミェン」であり、漢字で書けば「炸醤麺」の両者ですが、共に麺でありミェンなのですから。
そして何より、提供されたジャージャー麺は大変美味しかったのです。
普段、なかなか口にする機会のないジャージャー麺でありますが、肉味噌の味はこれが職員食堂で出てくるレベルなのかと思うほどに旨味と甘味と辛味のバランスが絶妙でして、とても暑かったその日のランチを楽しむことができました。
やはり当院の厨房スタッフ、そして調理師さんの料理の腕は素晴らしいです。
今回は今回でジャージャー麺を大変美味しくいただきましたが、やはり事務長も佐藤も担々麺を食べたいとの気持ちは持ち続けております。
事務長的には、「今度は担々麺をお願いできますか」とさらりとリクエストしてみようかなと言っておりました。
佐藤としましても、
「ぜひ担々麺を食べたいのでお願いします。ピリ辛で、ラー油の感じが全体的に出ていて、ひき肉がのっていて、花に椒と書いてホワジャオって言うんですよね、あのスパイシーさも感じる、そう、担々麺、本場発音だとダンダンミェン、食べたいです!」
と、リクエストしてみようかなと考えております。
今回はたまたまこのようなことがありましたが、担々麺であれジャージャー麺であれ、院内にいながらにして日々美味しい食事をいただける(しかも安価に)というのは大変ありがたいことです。
暑い中で懸命に料理をしてくださる厨房スタッフの皆さんのがんばりにお応えするためにも、佐藤は美味しい食事でエネルギーをしっかり充電し、自身が持っているものを最大限に発揮して毎日の業務に取り組んでいきたいと考えております。
職員食堂の話題につきましては今後も書かせていただく機会があるかと思いますので、その際はぜひお付き合いください。
担々麺を食べることができたのかどうかその後が気になるという方、担々麺の美味しいお店を知っているという方、自らが料理してぜひ佐藤にごちそうしたいという方、などなどがいらっしゃいましたらいつでもご一報いただければと思います。
それでは。